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2013年3月19日 (火)

とんび 第10話 最終回

公式サイト

原作未読です。

クズの孫を助けて怪我をし、入院したヤス。
軽いノリの主治医から再検査、と言われて青ざめます。めんどくさいスイッチが入りました(笑)。
駆けつけた旭をやせ我慢して追い返すも、たえ子さんには打ち明けます。

それから検査結果がでるまで思いつめるヤス。
遺言を考えたり・・・酒まで断ってしまいます。
さらにあんなに東京に行くのを拒んでいたのに、死ぬ時は旭のそばがいいかも、とまで思いはじめ、東京の研修センター講師の話を真面目に考えるように。

ヤスのリアクションはいつものようにオーバーだけど、今回はわからないではありません。年も年だし。

一方旭は職場の上司から、お父さんをこちらに呼んだらどうだ、と言われるも、「絶対にこないと思います。」。
親父は生まれた場所で死ぬ人。

しかし、由美はお父さんを呼び寄せて一緒に住もう、と提案します。
まさか由美から言ってもらえると思っていなかった旭は喜びますが、でも、普通じゃ絶対に承知してくれないよね、何か作戦を立てないと・・・と。
由美さん、おめでたみたいです。

「きれいな頭です。」
検査結果は全く問題がありませんでした。
早速東京行きの話を断るヤス。
しかし、会社は話を受けたもんだと思っている。間に立つのがめんどくさくなった所長は直接断ってこい、とヤスを東京に行かせます。

立派な社屋でヤスを出迎えたのは、すっかりえらくなった森本。
ヤスが東京行きを断ろうとするのを何だかんだと制しながら、研修センターまで連れて行きます。
全然なっていない若手たちに、たちまち目を三角にするヤス。
「やっさんはこの会社の誰よりも安全の大切さを知っている。」
その後、森本×旭一家の連携プレーにしてやられたヤスは、旭の家に泊まることに。
わざと掃除をしていないとか、料理をまだ作っていないとか、芸が細かい。そこそこきれいっていうのがミソなんでしょう。
美佐子が生きている時は家事は全てまかせっきりだったろうに。
旭のために、やもめ所帯を蛆も沸かさず切り盛りしてきたヤス。整理整頓が身に沁みてしまっているのに、親としての歴史を感じました。

「こっちで一緒に住まないか。」
その計画がバレた上で、旭は頼みます。
理由は、由美さんに子供が産まれるため。
俺は健介だけでいい、と言ったのだけど、由美は、どうしても親父とお母さんの血をひく子供をつくりたい、と。

そそさくさと帰郷したヤスに、クズが、リストラで今月一杯で会社を辞めることになった、と挨拶します。
ヤスは、自分より若いのに、長い間汗水たらして働いてきたのに、あんな立派な社屋を作っておきながら、信頼できる社員をリストラするとは何事だ、と納得いきません。
リストラの進まないこの職場で、この間の事故をいい口実にされた、仕方がない、となだめるクズ。

こうして、何も変わらないようで、町も変わっていく。

ヤスは迷います。
リストラされずに職場を用意されていて、しかも息子夫婦が一緒に住もうといってくれている。

「じゃあ、行かない理由、ないじゃない。」
ヤスの決心を促してながらも、寂しそうなたえ子さん。

帰り道、たえ子さんは俺が看取るから、と照雲。
ヤスが、身寄りのないたえ子さんを密かに気遣っているのに気がついていました。
あ、身寄りがない、というのは、今までのたえ子さんの佇まいからの推測です。随分前に会いに来てくれた娘さんとはあのまま没交渉だろうし。

「行ってもいいかな、お母さん。」

ついに決意したヤス。
持ち家だったのに、びっくり。

最後に残った荷物は旭の幼い時の玩具でした。
ひとつひとつ手にとってみるヤス。

「親なんだろうなあ、俺。
親しかこんなガラクタ、とっておかないだろう。」

こうしてヤスは、皆に惜しまれつつ、クズが運転するトラックに乗って東京に行きます。
クズ、最後の仕事でもありました。

.

・・・が、しかし。

東京に着いた途端。
「すまん、旭。おれ、やっぱりここには住めねえ。」
と、旭に頭を下げます。
「こうなるんじゃないかと思ったよ。」
予測していた旭は穏やかに受け入れます。
「田舎のみんなが心配?」

「それもあるけど。
俺は、お前の親だから。
俺がここへ来たら、お前が逃げていく場所がなくなるだろ。」

今は良くても、長い人生、何があるかわからない。お前がケツまくって帰ってくる場所がなくなる。
けど、俺は親父だから。

「寂しくなるからって、ここへ来ちゃいけねえんだよ。遠くから笑ってねえといけないんだよ。」

「そうか。」

早速夕なぎへ戻っていきます。
まさか・・・思わずうろたえるたえ子さん。
何もなかったようにしれっとビールだの、酒だの、食事だの矢継ぎ早に注文するヤスに、ようやく。

「いちいち、いちいち。ここはあんたんちの台所じゃないんだからねっ」

と、いつもの調子で突っ込みますが、半分嬉し泣き。

会社を辞め、講師の座にクズを推薦したんだそうです。

えっと、とんとんと行きます。
1年後。

旭と由美の間に男の子、コウスケが誕生。
二人が産まれたばかりのコウスケにかまいっきりなのが寂しい健介は、少し反抗的になっています。
健介とコウスケを差別しているつもりのない旭は、そんな健介を叱りますが・・・

一方、町では。
ヤスが夕なぎの中で騒がしくバイトをしています。やかましいです(爆)。
たえ子に首にしちゃえ、と常連たち。

「1日1度は考えるんだけどね。」(笑)

そこへ旭から「健介、そちらへ行ってないよね」という電話が入ります。
健介がいなくなってしまった。
あわててヤスが外へ出ると、健介が一人、立っていました。

怒られるかとびくびくしていた健介に
「でかした、一人でここまで来るなんて。」
満面の笑みで受け入れるヤス。
「なんで健ちゃんかきてくれたのに、怒るんだよ。」

ヤスと照雲と健介。三人でお寺に帰っていく道すがら。
あ、家を売っちゃった後、ヤスはお寺に住んでるみたいです。

健介は、コウスケが生まれてから寂しい思いをしていることを話しはじめます。
「やっぱり可愛いよね。顔だってお父さんに似ている。」
「健ちゃん、それは違うよ。」
と、照雲。

「血は繋がってない方がそっくりになっちゃうんだよ。」

父と自分は全然似なくて、ヤスが父そっくりになっちゃった。
同じように毎日毎日怒られて育ったんだよ。

「うちのお父さんはひょっとして、ヤスの方が可愛いんじゃないかな。」

そんなことを思ったことがある、という照雲。

照雲の気持ちを初めて知ったヤスは思わず立ち止まります。
健介の手をとって歩きはじめる照雲。

「今は悩んで良かったと思う。」
一人っ子の僕に兄弟がいるのだから。

「あいつ、おれのもん、横取りするんだよな。」
と、あわてて二人の後を追うヤス。
そうね、旭の野球コーチ、とかね(^^

その晩、旭に電話で報告するヤス。
健介の寂しい気持ちは、伝えませんでした。

.

明くる日、海辺にて。
まだ心を閉ざしている健介に、やっさんが悪いんだ、と頭を下げるヤス。正確には、砂の穴にですが。
お父さんとお母さんはやっさんのために子供を作ってくれんだ。だから健ちゃんに寂しい思いをさせたのはやっさんだ。

そこへ旭たちがやってきます。

健介に駆け寄る旭って、いきなり殴る旭。おっとするも、黙って見ているヤス。

「どれだけ心配したと思っているんだ!」

そして思い切り抱きしめました。
「もう、二度とこんなことすんなよ。」

「たまにはあっちもだっこしてやれ」と、ヤスは由美からコウスケを預かります。
後から健介を抱きしめる由美。

砂の山を作って遊ぶ由美と健介を見ながら、ヤスと旭。

「子育てって難しいね。」

「えらそうに育てようとするから、いけねえんだ。
子供よりちょっと長く生きているだけだ。
自信を思って言うけど、子育てって間違いの連続だ。
大丈夫だ。お前はお前の力で育ったんだ。」

けど。

「親はどうしても子供にしてやらならなきゃいけないことがある。
子供に寂しい思いをさせないことだ。
寂しさっていうのは雪みたいにちろちろ降って、いつの間にか心をガッチガチにさせる。
親は海にならなきゃいけない。
海になって笑ってなきゃいけない。
海には雪は積もらねえから。」

と、かつて和尚から言われたことだ、と旭に話すヤス。
どうしようもならなくなったら、助けてやる。

「俺さ、自分が不幸だと思ったことないんだ。
普通にずっとあったたかったから。
だから、親父は俺の海だったと思うよ。

ありがとう、お父さん。」

これは、とんびと鷹が旅をする物語だ。
人からとんびと呼ばれた父と、人から鷹と呼ばれた息子の物語だ。
本当はどちらがとんびで、どちらが鷹だったんだろう。

「とんびに見える鷹と、鷹に見えるとんびかもよ。」

波打ち際で遊ぶ旭たち一家を見るヤス。
「一人が二人になりました。」
美佐子の言った言葉を思い出します。
もっと増えちまった。

「お母さん、お母さんもポッカポカしとるか。」

正面から堂々と親子の愛情を描いた作品でした。

毎回、ヤスのめんどくささに突っ込みを入れていましたが、終わった後にしみじみ残ったのは、彼の真直ぐでゆるがない愛情でした。
そして親となって、改めてヤスの大きさに気づく旭の、ヤスへの思い。

それからヤスを支え続けた人々。
彼らにもそれぞれの思いがあったことが忘れられません。
ヤスに助けられたクズ、クズの嫁。

いつもとぼけた照雲が、実はやんちゃなヤスに劣等感を抱いたこともあったこと。
子供を望む願いが叶えられなかった幸恵。

大きなお寺に夫婦が二人きり・・・それほど珍しい話ではないのでしょうけれども、そんな夫妻の静かな時を想像すると、ヤスと旭の濃密な親子の時間がまぶしすぎて、ふと切なく感じました。
そして、一人きりのたえ子さん。

ヤス・オン・ステージのようで、いや、だからこそ照雲、幸恵夫妻、たえ子の孤独がひっそりと、しかし、くっきりと描かれていたように感じました。

今は、お寺に居候を決め込んでいるようだし、夕なぎも邪魔・・・じゃない、手伝っているから、賑やかでしょう。
これからは旭一家の里帰り先はお寺になるのかなあ。
ヤスの、照雲たちがいるところ、それが旭の帰ってこれる場所。

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和尚、クズ、クズ嫁・・・キャスティングも手堅かったです。
照雲の野村さんもいい味を出されていました。
たえ子さんの、ヤスへの軽妙で的確な突っ込みも、麻生さんならでは。

内野さんのヤスは、だんだん菅原文太さんに見えてきた(^^;;

佐藤さんの旭。
こういう子だったらみんなから可愛がられるだろうなあ、とすんなり思えました。
素直さやかしこさなど、少しでも嘘っぽく見えたら、ヤス及びドラマ全体が空回りしてしまう、難しい役だったと思います。

今回、健介を叱ったシーン、さっと父親の顔になったのには驚きました。

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正直言って、ベタすぎる、と思う時もあったのですが、毎回、どこかでほろっとさせられました。

最終回も「親しかこんなガラクタ、とっておかないだろう。」に思わず、うるっ。
そうなんですよね、自分でも忘れているものをとっててくれるんです。

自分も母の押入れから小学生の時の習字を見つけた時は・・・今より上手いやん(^^;;

帰っていける場所、というのにも。
年を重ねると、帰る場所はなくなっていく。
その代わり、自分が帰ってこれる場所になる・・・深いです。
なれない人も多いだろうなあ。

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日本映画の伝統の良き部分を感じさせてくれたドラマでした。
何だか昔の作品を見たくなっちゃったです。

キャスト、スタッフの皆さん、ありがとうございましたm(_ _)m

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