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2013年2月13日 (水)

とんび 第5話

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原作未読です。

「おまえは、息子にとって最高の反面教師だ。」
入院してもいつもの和尚節は変わらず。
しかし本当はガンがリンパに転移していてもう、長くないらしい。

文中のセリフは全て概略です。エピソードも前後しているかもしれません。
.

父のようだった海雲がもう助からないと知って激しく動揺する安男ですが、「いい人生だった。これ以上望んだらバチがあたる。」と淡々と自分のやるべきことをこなす照雲や、夫の死を穏やかに受け止める妻、頼子の佇まいに、次第に静かに・・・あくまで受け入れていきます。

しかし、納得できないのは旭がお見舞いにいかないこと。

高校2年生になった旭。
「今は部活を休めないし、レギュラーを決める大事な時」と、自分のことで精一杯です。
上手な1年生が入部したのにもカリカリきている様子。

健康な子供にとっては病気も死も、遠い遠いもの。
海雲が死にかもしれない、ということもピンとこないのでしょう。
ましてや死んでいく者の気持ちがわかるわけもなく。
煩い親父に売り言葉に買い言葉で
「今行くほうが辛いんじゃないの」とか「じゃ、言っても行かなくても一緒じゃない。」とか。
どこかであの和尚が死ぬわけない、とも思っていたかもしれません。

自分も中学や高校の時は、身近な死がなかったこともあって、同じような感じだったなあ。
すごく自己中心的というか。

学校や部活が生活の全て。家族から独立して自分の世界が出来る頃です。
普段の会話も、もう小学校の時とは違う。二人で頑張ろう、と言っていたのに、今や父の言葉など馬耳東風、生返事しかしなくなってしまいました。

.

ある日ヤスが野球部の練習を見に行ったら。
何と旭が下級生にバットで制裁を加えているのを目撃。思わず止めます。

何てことをするんだ、というヤスに。

これは伝統なんだ。自分も先輩たちから受けていたこと。それに叩かなかったら。

「俺、ケツ叩かれた分大損だっていうの。みんな叩かれている分、大損だっていうの。」

あまりの情けなさに旭を殴ってしまいます。殴った手が痛そうです。

またまた子育ての壁に激突するヤス。

和尚たちの家族は、そんなヤスの気持ちも、旭の気持ちもわかってくれています。
無理してこなくてもいい、と。
特に元野球部だった照雲はレギュラー争いの厳しさを知っています。
「半日抜けることが命取りに感じられるじゃないかな。」
そして親に殴られるのは子供の権利だからな、俺もよく殴られた、ゲンコで、と。

一方、たえ子はオカンムリ。

「子供にベタベタ甘えさせてやらない親は、親じゃない。」

甘え、というとネガティブな感じになりますが、子供が自分は愛されている、と感じさせない親は親じゃない、ということなのね。

制裁を加えた下級生、山本の母親から抗議の電話がかかってきますが、なおも

「あやまりになんか行かなくてもいい。うちはそういう野球部だから。
それが嫌なら辞めればいい、と、親が体罰に口を出していることにすら腹立たしさを隠さない旭。
下級生の前で殴られてメンツを潰されたことにもあって、父に対していつも以上に反抗的です。

「親は子供が怪我したら、つらいんだよ。」
とヤスが言えば
「じゃ。これは。」
とヤスに殴られた後を見せる旭。
「俺は謝らないぞ」とヤス。
「じゃ、俺も謝らない。」

「おまえ、いつから・・・」
そんな口をきくようになったのかっ

「育て方が悪かったんだろ。」

わあ、言っちゃった。(_ _;;

それを言われたら返す言葉がない、ヤス。
和尚やたえ子たちの助けで、なんとか手探りで子育てしてきたんだもんね・・・。

どうやったら、間違っていることをわかってもらえるのか。
口では、もう、適わない。でも、殴りたくない。

自分の拳で自分の頬を殴り始めました。
さすがに驚き、慌てて止めようとする旭。

驚かすっていうのはいい手かもしれない。
もちろんヤスには「いい手」なんて考える思考も余裕もありませんが。

そこへ山本の父親が訪れます。
野球部を辞めていただく、そうでなければ、しかるべき処置をとらせてもらう、と。
時代は違うとは言え、体罰が明るみに出たら野球部全体に何だかの迷惑がかかるでしょうね・・・

今なら。責任を一生徒にだけ追求することはないでしょう。
「伝統」そのものが問われたはず。
伝統の中に入れば、それが悪いことであっても申し送りされてしまい、事の是非の判断がつかなくなる。
損する、というのも本音でしょう。
.

慌てて土下座する旭。
明日はレギュラーを決めるテストのある日だから・・・まだ、自分の何が間違っているかわかっていないのね。

そんなダメなところも全部ひっくるめて、ヤスは息子を守ります。

旭を奥に下がらすヤスに、そうやって甘やかすのか、と詰め寄る山本。
しかしヤスは、親が子供を甘やかさなかったら誰が甘やかすんだ、と。

「てめえはてめえのガキを甘やかす。俺は旭を甘やかす。
どこに文句があるんじゃ。
そんなに大事だったら、二度と怪我しないように箱の中で野球させとけ!」

あらー、ちょっと無茶苦茶ですが(^^;;

山本の父親も唖然。それでも旭の、親としてのヤスの責任を追求しようとしますけれども、ヤスはなおも啖呵を切ります。

「責任より愛のほうが大切だろうがっ」

と、息巻いた後。

「不出来な親で息子も困っています。今後、俺が出なくてもいいようにします。」

山本の父親は、半分あきれ、半分ビビって帰りました。

「これでどうかしている親で、息子も同情してもらえるだろう。山本さんにはあやまっておけ。」

と笑うヤス。
紙一重のやりとりでした。

でも、ヤスにはこの方法しかなかった。啖呵は切ったけれども、窮鼠猫を噛む状態。
世間一般の常識なんか関係ないなりふり構わぬ愛情。

和尚言うところの「バカなヤス」の真骨頂でした。

的外れであっても。
親の愛情を受けた記憶はずっと心に残るのです・・・

.

明くる日。
ついに和尚が危篤を迎えます。
旭を呼びに行くも、レギュラーのテストが始まる直前。
脱線はしたけれども、この日のために頑張ってきたことをわかているヤス。
結局告げれずに病院に行きます。

もう意識のない和尚。
おつとめがあって照雲は来ていません。でも「間に合わなくっても、それも縁だから」と頼子。
今、各自がやるべきことをやる。

「それがお父さんの本懐だから。心の底から望んでいること。」

そこへ旭が駆けつけます。

「和尚、俺、レギュラーとったよ。今度は俺が甲子園、目指すから。」

と、ボールを意識のない和尚の手のひらに乗せます。
と、わずかにボールを握り、何ごとかを・・・「ありがとう」、と旭は聞き取った・・・言葉を呟きました。

.

和尚はヤスに手紙を残していました。

おまえのことを考えると思い浮かぶのはゲンコツだ。
親でもないのに何ともご苦労なことだ、と、わしは自分で自分の徳の高さに恐れ入るばかりだ。
そんなおまえに礼を言う日が来るなどとは、思っても見なかった。

ヤスから旭のことを相談されるのが楽しみだった。
バカなヤスが間違いを繰り返しながら、バカなりに努力を重ねる姿をみるのが好きだった。
その度に成長していく旭をみるのが楽しかった。

「それに関われることが、わしの楽しみだった。

わしがお前に望むことは一つだけだ。

バカでもいい、間違ってもいい、殴ったっていい。
嫌われるかもしれない。

だけどおまえはおまえなりに親であろうとし続けろ。
そしていつか、わしがおまえと旭を見て思ったことを、味わって欲しいと思う。」

親父のゲンコツは震えていた。
思いっきり握りしめて。
言い尽くせないような想いを握りしめて。

.

そんなヤスのゲンコツを思い出している旭。

健介が保育園で殴った子供の父親が、坂本宅に抗議に訪れているのを目の前にして、もう、逃げないと決めます。
殴った原因は旭のことを揶揄されたから。

旭はヤスのように自分を殴り、ヤスがしたように健介を庇います。
プロポーズまでしちゃうのが、ヤスとの違い(^^;;

山本の時と同じくあっけにとられる父親。
フォローしたのは坂本でした。

「ふしだらのどこがいけないんですか。どうも私は常識に外れたところがありまして。
未熟者ゆえ、ご指導、よろしくお願いします。」

・・・ヤスみたい(笑)。

健介から渡されたタオルを見て、事故のことを連想する旭。

あの日、俺が壊してしまったもの、親父から奪ってしまったものを、もう一度見せてやろう。

.

血が繋がっていなくても。
子を育てる親を、そして成長する子を見守る人々。
それを楽しいと思う気持ちが切なかったです。

正直、今まで暑苦しい、という思いのほうが勝ったりしていたのですが(汗)。
今回、ヤス親子の成長を見守る和尚の気持ちに、うるうる。

和尚にとっては息子同然だったろうし・・・なんていう言葉が陳腐なほど、深い想いをヤスに抱いていた。
和尚の「わしがおまえと旭を見て思ったことを、味わって欲しいと思う」という言葉が、ヤスが和尚の年齢、立場になって、はじめて心底から理解できるのかな、と思うと。(涙)

そうやって先人は後に残される人々へ想いを伝えていく。

親のようにがっつりとは関われないけれども、だからこその、いい関係、いい絆というものがあるのだ、ということがひしひしと伝わった回でした。
.

短くしようと思ったのにすっかり長くなってしまいました。

佐藤さんの高校生役、鬘はちょっと気になったりしましたが(汗)、その他は全く無問題でした。まだ23歳だもんね。
そのあと、たまたま東映チャンネルの電王を見て。
今回、それから次回も、の、旭は電王を演じていた佐藤さんとほぼ同い年。
全く変わっていないようで、随分と筋力がついたなぁ、と親のように見てしまいました(^^;;

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