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2013年1月12日 (土)

2012年11月の読書

途中まで頑張って感想も書いたのですが、ちょっと時間がない。(汗)
記録として残しておきます。

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※読書順、敬称略です。緑色のタイトルが新読、茶色のタイトルが再読です。

○読書<新読>   

鴎外の坂 著:森 まゆみ((中公文庫))
三浦老人昔話―岡本綺堂物語集(一) 著:岡本綺堂(中公文庫)
青蛙堂鬼談―岡本綺堂物語集(ニ) 著:岡本綺堂(中公文庫)

○読書<再読> 

開化異国助っ人奮戦記 著:荒俣 宏(小学館ライブラリー)

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「開化異国助っ人奮戦記」

文明開化期、いろんな分野で活躍した、“お雇い外国人たち”は、本当に日本の味方だったのだろうか?著者独特の文明史観で彼等を分析。その足跡を追った興味津々の異色レポート。  (「BOOK」データベースより)

1991年発行。

再読したのは、来年の大河の登場人物、新島襄の若き日のプロフィルが少しですが、書かれているのを思い出したためです。
少しエキセントリックな人物のように感じましたが、どうなんでしょう。

評伝には、一人一人の人生を個別にピックアップする縦タイプと、同時代に活躍した人々を時とともに平行移動させ、交友関係を交えて描く横タイプがあります。
本作品は二つのタイプが混在しています。

縦タイプの章では日本でどんな活動をしたのかを描くのが目的とは言え、もう少し“お雇い外国人たち”それぞれの全体像が知りたくなるし、横タイプの章ではポイントを絞ってもっと絡ませて欲しい、と思ってしまう。
扱った時代がピンポイントなので、横タイプに絞った方が良かったような気がします。

再読して、改めて著者の博学を充分に生かせなかった企画のように感じました。

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「鴎外の坂」

団子坂、無縁坂、暗闇坂…。明治の文豪が暮らした坂のある町。その足どりを丹念に辿りながら、創作の軌跡と家族の肖像をたずねる。森鴎外の素顔と六〇年の起伏に富んだ生涯を、追慕を込めて描き出す渾身の評伝。芸術選奨文部大臣新人賞受賞作。  (「BOOK」データベースより)

最初の結婚後すぐに鴎外が住んだ根岸の家は線路ぎわにあって、庭先を汽車が地響きを立てて走ったそうです。見通しが悪いため、事故もしばしばあったそうで・・・
夜の街中を疾走する汽車。想像すると、結構怖い。

鴎外を巡る女性たちを描いて、徹頭徹尾男性目線の評伝「闘う家長」と好対照。
中でも鴎外の母、峰と、不幸な生涯を送った先妻、登志子への眼差しは女性ならではでしょう。
峰の頭の良さ、そしてお姫様育ちの登志子が諸芸一般、人並み以上に秀でた女性であったことを資料を元に証明しています。
また、離婚の原因が鴎外の面食いである、と断定しているのが面白かったです。
後妻のしげは美人で個性的だけれども、姑だけでなく同性には好かれないタイプだったのかも。

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「三浦老人昔話―岡本綺堂物語集(一)」

死んでもかまわないから背中に刺青を入れてくれと懇願する若者、下屋敷に招じられたまま姿を消した女形、美しい顔に傷をもつ矢場の美女の因縁話など、しみじみとした哀話からぞくりとする怪談まで、岡っ引き半七の友人、三浦老人が語る奇譚十二篇に、附録として短篇二篇を添える。 (「BOOK」データベースより)

恥ずかしながら、初・綺堂です。
短編の名手ですので、怪談のアンソロジーでは何作も読んではいたのですが、一冊丸々は初めて。

今まで読まなかった理由は。
最初に読んだミステリーのアンソロジーが大正時代に創刊され、日本の推理小説に都会的モダニズムをもたらした雑誌「新青年」から組まれたものだったので、それ以前にデビューした作家の作品は古めかしい、という先入観を抱いてしまったためです。

当時は古めかしさにこだわる、大事にする世界を知らなかったんです。

怪奇アンソロジーで見かける度に、また、時代小説を読むようになってから、そのうちがっつり読んでみたいと思っているうちに今に至る。(汗)

ですので、この文庫本での全集発行の企画は嬉しい限りです。

前置きが長くなりました。

第一集は、江戸から明治、大正へと移り変わる東京を遠景として、不思議な話が語られています。
趣味に走りすぎて身まで滅ぼしてしまう侍の話がいくつかありますが、興味深かったのは「権十郎の芝居」です。
江戸末期、まだ幕府がなくなるとは思いもよらぬ侍と町人たち。権十郎の芝居を巡ってのたわいのない争いが次第にエスカレートしていく様子が流れるように描かれていて、引き込まれました。
権十郎とは明治の世に劇聖と呼ばれた九代目市川團十郎の前名であることも、歌舞伎に無知なのでオチとしてきいていました。

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「青蛙堂鬼談―岡本綺堂物語集(ニ)」

夜ごと人間の血を舐る一本足の美女、蝦蟇に祈祷をするうら若き妻、井戸の底にひそむ美少年、そして夜店で買った目隠しされた猿の面をめぐる怪異―。ひとところに集められた男女が披露する百物語形式の怪談十二篇に、附録として単行本未収載の短篇二篇を添える。 (「BOOK」データベースより)

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「似せ者」

「似せ者とわかっていながら、なぜこんなにも心が騒ぐのだろうか」。時は江戸。歌舞伎芝居の名優のそっくりさんが二代目を名乗り、人々は熱狂して迎えるが…。表題作のほか、若い役者二人の微妙な関係を描く『狛犬』、お仕打が東奔西走する『鶴亀』、幕末混乱期の悲恋をめぐる『心残して』の全4編を収録。 (「BOOK」データベースより)

伝承芸というものの複雑さを描いた「似せ者」、ライバルへの複雑な思いを描いた「狛犬」、劇的な「心残して」・・・
芸の世界に生きる人々のしたたかで真摯な生き様、そして一世一代の舞台を目撃する幸福感が描かれていて、こういう話が読みたい、という期待にしっかり応えてくれる作品に巡り会う幸せを感じました。
好きなのは、懲りない興行師と懲りない役者の関係を描いて軽い後味が残る「鶴亀」です。

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