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2012年12月24日 (月)

平清盛 #50 最終話「遊びをせんとや生まれけむ」

公式サイト

鎌倉にて。
一人写経をする頼盛に。
西へと逃れた平家一門は壇ノ浦あたりで滅びるだろう、と告げる頼朝。

「そなた悔いてはおらぬのか、一門から離れ、こうして一人命長らえることを。」
「平家は常に一連托生。」

話は4年前、清盛の死の直前に戻ります。

都にて高熱にうなされる清盛。
生霊が伊勢の西行の元にあらわれます。

「あるまじきことぞ」
「生霊というのは便利なものでござりますな」

確かに。

死の近いことを知るも、斃れていった人々の名を挙げ、皆の志を受け継ぎ、武士の世を作り上げるまでは、と清盛。

「頼朝を倒し、再び福原の都を造り上げるまでは、死ねん。」

「その方々も皆、そうだったのではございませぬか。
やり残したことがある。果たせなかった思いがある。
皆、無念であったことでしょう。
されど、皆に等しく訪れるのが、死というのもの。
それゆえにこそ、人は命尽きるまで、存分に生きねばなりませぬ。
そして、お手前ほど、それを体現したお方を 私は他に知りませぬ。」

嬉しい時、楽しい時も。辛い時、苦しい時さえも。
いついかなる時も、子供が遊ぶように、お手前は生きた。生き尽くした。
お手前が生きてこられた、平清盛の一生。
眩いばかりの美しさにござります。

西行の言葉を、清盛へのはなむけとして書いておきます。

.

「平家のつわものたちよ
比類なきわが一門よ
聞くが良い
きっと我が墓前に頼朝が首を備えよ。」

恐竜が倒れるようなBGMとともに斃れる清盛。

「治承5年潤二月。平清盛は誰よりもたくましく、64年の生涯を駆け抜け、生き抜いた。」

後日、平家を清盛の遺言を持って訪れる西行。
携えた刀は生霊が持っていったものなのでしょうか。

清盛の姿となって一門の皆に暖かい言葉をかけます。よりまし(イタコ)状態です。

そして頼盛には、平家の血を絶やすな、と。

「時子、そなたこそわしの紫の上じゃ。」

後は転がり落ちる平家の人々のその後が紹介されます。

忠清は伊勢の乱を起こすも捕縛され斬首。
貞能は重盛の遺骨とともに鎮西へ落ち、忠度は一ノ谷で戦死。

重衡は大仏焼き討ちを恨む南都に送られ、斬首。
重盛の遺児、維盛は一ノ谷の陣中から逃亡、出家した後、那智の滝にて入水自殺。

そして壇ノ浦。

「もはや、これまで」 

知盛の言葉で決意を固める時子。

重盛のもう一人の遺児、資盛は壇ノ浦で散った。
経盛、教盛も入水。
宗盛は息子とともに入水するも捕らえられ、のちに親子ともども斬首。
重盛の妻、経子は壇ノ浦まで一門と運命をともにした。(重盛亡き後のことははっきりわかっていないらしいです。出家したとも。)
建礼門院徳子は出家し、一門の菩提を弔った。

時忠は壇ノ浦でご神鏡を守った功績で死罪を免れ、能登の国でしぶとく生き抜いた。

三種の神器のことを気にしていましたからね。
姉、時子には草薙の剣をたくしていました。

「海の底にも、都はございましょう。」

時子は安徳天皇を抱いて入水します。
持っていたのは草薙の剣?それとも清盛の形見なのでしょうか。

知盛は激戦の果てに碇を体に巻きつけて、海に身を投げた。

海の底、静かに落ちていく剣。これは清盛の剣であることは、後でわかりました。

盛国は、鎌倉に送られたのち、一言も発せず、餓死による自害を選んだ。

「一連託生」

頼盛は平家の血を守り抜き、壇ノ浦の1年後にひっそりと生涯を終えた。

平家という名は長くは残らなかったけれども、血は綿々と繋がりました。

平家を滅ぼした後、頼朝がやることは。
勝手に朝廷から官位をもらった弟、義経を討つことでした。
討伐を決定するも、身内同士で殺し合う苦しみを知る頼朝には、まだ迷いがある。
そこへ東大寺勧進の使者として西行が訪れます。

ここへ来て、清盛のよりましとして大活躍の西行です。

「頼朝、我が倅どもが、きっとそなたを討ちとる。そしてそなたが首を、きっと我が墓前に備えようぞ。」
「さて、そうはまいりませぬ。」

「そう言うと思うたわ。
しからば、頼朝殿。まことの武士とは如何なるものか。

みせてみよ。」

西行・・・いや清盛と向き合う頼朝。

頼朝は、義経を討つことが私が選んだ道、と迷いを捨てます。
追い詰められた義経は自害。弁慶の立ち往生。

弟の屍の上に私は、武士の世を作り上げた。

・・・義経だけじゃないのですけれどもね。

西行は願った通り、桜咲く頃に往生を遂げた。

建久元年、30年ぶりに上洛した頼朝は後白河法皇と対面します。
双六を持ち出す法皇・・・かつて清盛と遊んだ時のようなぎらぎらした面影はありません。
1年あまりのち、66年の生涯を閉じました。

かく言う私も、その9年後に死に。
室町に幕府が置かれ、足利の世になってようやく、清盛がその礎を築いた国と国との交易が行われることとなった。

小兎丸たちの乗った船を映した後、海底に刺さる剣を引き抜く若き清盛。
兎丸の声に導かれて邸に。
そこにはほとんどがもうこの世にいない人々がにこやかにうち揃っています。

あ、重盛が微笑んでいる・・・(泣)

「平清盛なくして、武士の世はなかった。」


.
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.

平家の滅亡をファンタジーを交えて描いた最終回。
平家にまつわる様々な伝説や怨霊の物語の雰囲気を取り入れた、とも言えるでしょう。
物の怪の血を強調したり、崇徳院の最期をホラーで描いたりした本作のテーストは、貫かれていたと思います。

あと、ナレーションの多いこと。(苦笑)

主人公が亡くなった後は全て後日談だから、当然と言えば当然ですが。
後日談がなくては、平清盛という人物の物語は完結しないですし。

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あの琵琶法師はもしや、と思ったら、公式サイトに

亡くなった盛国を弔う琵琶法師はかつて禿の長として京を震撼させた羅刹(吉武怜朗)だった。

と、書いてありました。
映像を見ただけではわかりにくかったし、盛国を弔っているとは、全く気づきませんでした。

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1年間も見ていると感想もブレてしまっていると思いますが、とにかく、見終わった直後に感じたことを簡単にまとめておきます。

視聴率の悪さが度々話題になりましたけれども、BSが普及したことを考慮すると、地上波のみのドラマと単純に比較はできないのでは。
ネットの見逃し配信が普及すれば、いよいよ視聴率なんてあてにならない時代になるような気がしますが。

しかし、日曜日の8時に大河を見る習慣を持つ、特に高齢層に受けが良くかなかったのは、わかるような気がします。
わかりにくいし、暗かったですから。

前半、宮中ドラマにウエイトを置きすぎたように感じました。もう少し平氏サイドを描いて欲しかったです。
中盤以降、清盛が反抗期を卒業し始めた頃から面白くなってきました。

でも、あの宮中メロドラマがあったからこそ、ラスト近くに、過ぎ去っていった雅な時代を哀感こめて懐かしむことができた、と言えるでしょう。
王朝文化の終焉を描くこと。それもこの大河のテーマの一つでした。

1年間見続けてこその醍醐味です。

このテーマで明るい物語は期待していなかったし、教科書だけではわからない平安末期の権力闘争を見せてくれれば、と思っていたので、ある程度満足できまし、勉強になりました。

権力闘争ってドロドロしているものだから、まともに描こうとすればするほどドロドロとなって当たり前、またそうでなければ面白くない。

少なくとも前作より、よほど人間及び人間関係がしっかり描かれていたと思います。

始まる前は、今までの大河のように、主人公の清盛を正義のヒーローとして闇雲に持ち上げるのでは、という不安がありましたが、特に後半は、大河としては稀に見る悪い主人公となっていて、新鮮でした。
清盛なくして武士の世はなかった、とは言うものの、権力者、独裁者のいやらしさを、ちょっとオーバーなほど描いていました。
重盛の葛藤に涙したのも、清盛が悪役だったからこそ。

各エピのバランスが良かったとは言い難いかもしれません。
しかし、人の気持ちの複雑さ、滅びの運命を歩む人々の切なさは伝わってきました。

松山さんの老いた姿、驚くほど自然でした。
であるからこそ。
ラスト、タイトルロールでの若き日の清盛の初々しさに胸をつかれました。

60年余の人の一生を見た、という実感が湧いてきて、今となっては、反抗期の清盛が愛しく思い出されます・・・

今後の活躍を楽しみにしています。

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祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必衰の理をあらわす
おごれる人も久しからず
ただ春の世の夢のごとし
たけき者も遂には滅びぬ
偏に風の前の塵に同じ

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スタッフ、キャストの皆さん、1年間お疲れ様でした。
がっつり見させていただきました。ありがとうございます。

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コメント

>中盤以降、清盛が反抗期を卒業し始めた頃から面白くなってきました。

あーーもーー同じ同じ!!
ほんと、最初の方は音楽は変だし主人公は中二病だし、何だよと思ってましたもん( ̄∇ ̄;)
保元の乱ちょっと前くらいから、だんだん楽しくなってきたんですよね。
主人公が、というよりも、好きなキャラがどんどん増えてきて。
キャラ作りが上手い大河でしたわ。

禿さんは顔見て気づきました( 〃▽〃)生きてたんですねぇ。
でも、何で目が見えなくなっちゃったんだろう~…。
彼が琵琶法師なのですね。
そういう所も繋がっているんだなぁ、と感心した次第…。

色々とアンバランスな面もありましたが、ヒジョウに印象深い大河となりました。

来年は、とりあえずニシジ、長谷川、綾野狙いで見ます。
来年もよろしくお願いしますね~(^^)/

くうさん こんばんわっ

>主人公が、というよりも、好きなキャラがどんどん増えてきて。
そうそう、で関係も濃厚で。見応えがありました。
>禿さんは顔見て気づきました( 〃▽〃)生きてたんですねぇ。
生きてて良かったですね~。目が見えなくなった理由、何か怖いかもしれない(汗)

人間の業のようなものを描いた、描こうとしたエネルギーを感じた大河でした。
時々バランスが微妙に感じたのは、そのエネルギー故でしょうか。

>来年は、とりあえずニシジ、長谷川、綾野狙いで見ます。
この顔ぶれは楽しみですね(*´∀`*)
ドラマとしても面白くなってくれることを願っています。

>来年もよろしくお願いしますね~(^^)/
こちらこそ、来年もよろしお願いします(#^.^#)

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