遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル 第4話
オープニングをラストに持ってきた今回。
みんな暗転を迎えるお話でした。
寂れていく商店街を何とかしようと、町内会の人々に2年間、練りに練った企画を発表するも、全く相手にされない順一。
町内会の人々は、東京からやってきたマレビト、丈太郎を逃げ道にして去っていきました。
丈太郎の苦し紛れのアイデアは、商店街のゆるキャラを作ること・・・
丈太郎は、東京からきたから、というだけで思いつきで言った企画に乗っかる人々に不信感を抱きますが、順一の気持ちにまでは思い至らない。
まかされたからには、と無邪気にゆるキャラ作りに取り組みます。
順一に誘われてサリンバーに行くさより。
普段はそんなことはしない。日常ではない時間を楽しみたくて行ったのに、順一から自分の企画が通らなかった愚痴を聞かされて、おかんむり。
姉の夫から、自立している、と持ち上げられて居心地の悪いかほり。
自分が働くことを嫌がるくせに、かほりが職業婦人であることを褒める夫に苛立つさより。
本当は自分自身に苛立たしいのに、その気持ちをぶつけ合う姉妹。
傷つけあうことになるのがわかっていても、止められない。
彩花と自宅でDVDデートをすることになって舞い上がる丈太郎。
ところが、お邪魔虫、春菜が割り込んできて、がっくり。
その頃、弘樹は自宅へ冬服を取りにいっていました。
家には酒びたりの親父が。
そのことを注意すると、自分こそプラプラして、と逆に喰ってかかられます。
彩花のアパートに戻っても一人ぼっちの弘樹は、かほりを呼び出して・・・
どうしてもゆるキャラが思いつかない丈太郎。
順一にこの企画を断ることを告げるとともに、東京からきた、ということに安易に乗っかる商店街の人々を批判します。
すると、順一は、よそものがわかったようなことを言うな、と激怒し、去っています。
日下は、順一のように生まれて以来30年、町から出ることなく生きてきたことがどういうことかわかるか、と諭した。(公式サイトより)
商店街がなくなる、ということは、職を失う、ということでもある。
「自分は何もわかってなかった。」
もし大学進学で東京に出てこなかったら。ずっと栃木にいたら。
自分におきかえて落ち込む丈太郎。
メールの送り主はやはり、わけありの彼氏だった春菜。
不倫かぁ。
彼のことを忘れるために、強引に丈太郎にせまっていた、という解釈であってるのかな?
.
以上、突っ込みは入れずに、主なエピを書き連ねてみました。
偶然見かけた、という手法を多用しているのが気になりました。
偶然はあってもいいと思うのですけれども、いつも同じようなシチュエーションなので、またかぁ、と思っちゃうのかも。
着々とリニューアル中の丈太郎をはじめ、一人一人のキャラは立っているし、それぞれが抱えている悩みもよくわかりました。
彩花と春菜の話はこれからとして、かほりのジレンマ、順一の鬱屈した気持ち、野球選手になれなかったことが家族にも暗い影を落としている弘樹。
ここまではいいんです。
しかし、さより夫妻の話は・・・旦那が旦那なら、妻も妻って感じでしょうか。
相手はずっと顔を合わせている幼馴染。
高校卒業直後・・・いや、20代後半までならわかりますが、すでに家庭を持っていて、しかも地元のカフェでお茶する時に、いったいどんな歯の浮いたセリフを期待できるというの?、と思わず突っ込み。
髪を切ったことに順一だけが気がついてくれたことに、気を良くしたのでしょうか。
さよりって相手が自分の思ったように動いたり喋ったりしてくれないと、シャトダウンしちゃうタイプ、まさしく女王様なんだー、と。
順一が愚痴をこぼし始めた途端のむくれ顔の感じの悪さは、流れ的にはお見事でした。
で、旦那はそんな妻に疲れたのか、それとも最初から全く理解しようとしていないのか。
この夫妻を見ていると、どよん、となってしまいました(^^;;
順一の方はよくわかるんです。
今でも憧れの眼差しでさよりを見てはいるものの、今更どうの、と言う気はないし、この時もデートをしているつもりはなかったのだから。
この町への不満を、自分と同じく町を出たことがないさよりだからこそ、聞いて欲しかったのにね。
ラスト近く、さよりが順一にあやまったので少しすっきりはしました。
でも、これが次の火種になる?(_ _)
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うーん、どうなるのかなぁ、この先。
恋愛ドロドロを通じての「遅咲きのヒマワリ」たちの話になるのでしょうか。
今回がそれぞれのどん底だといいのですが。
まだ4話だし、リニューアルするまで、まだいっぱい恋愛爆弾を抱えていそう。(汗)
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『大切な人の気持ち、判っていますか?』
内容
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祭りの日、ご褒美と彩花にキスされて、丈太郎の運命は、変わった。
順一の2年越しのプロジェクトも耳に入らず、ため息が出る。
春菜のちょっかいもお邪魔虫。
サンリバーで、暇だったら来ませんかとメールしてしまった。
来ない返事を待っているうちに彩花が先に顔を見せた。
今度高知市にと誘う丈太郎に、近場がいいと言われ、丈太郎の家でDVDを見る約束ができてまた夢見心地。後ろから「デレデレしちゃって」とかほりが自転車を押してきた。
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脚本 橋部敦子
演出 石川淳一:植田泰史
主題歌 常套句/Mr.Children
出演 生田斗真/真木よう子/桐谷健太/香椎由宇/柄本佑/木村文乃/国仲涼子
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