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2012年11月20日 (火)

悪夢ちゃん #06「チャイ夢」

公式サイト

原案となった恩田睦氏の小説「夢違」は未読です。

白鳥と黒鳥、分裂する自我。そして母親の束縛。

セリフにもでてきた映画「ブラックスワン」を強く意識したお話だったかも。

時間の都合上、琴葉を中心に感想を書きます。

朝礼中に倒れた莉音をおぶった琴葉。
あまりの軽さに驚き、無理なダイエットをしているんじゃないの、と、莉音に問いただしますが、このことはお母さんには絶対に言わないで、と母に心配をかけることのみ気にする莉音。
その言動が気になる琴葉は、保健室に寝かした莉音の夢札を取り、志岐の元に行きます。

夢の内容は、舞台をしくじった莉音を責める母親の姿でした。

普通の人の夢札は、薄ぼんやりとしているんですね。
琴葉はどうやら莉音を救うために夢札を利用しようとしている?
琴葉は莉音に自分を重ねていました。

実は琴葉自身も母親のプレッシャーに耐えていた過去があった。
母にとって自慢の娘でなければならなかったこと。
自慢の娘であろうとすればするほど、皆に褒められれば褒められるほど、あなたが褒められるのは自分の努力の賜物なのに、誰もわかってくれない、という苛立ちぶつけられた過去。
「自分にとって母を悲しませるのはなによりも罪なんです。」

うわ、しんどそう。
母親との関係がどうなったかはわかりませんが、今でも母の思いは琴葉を束縛しているようです。

人は誰もが歪んでいる。
歪まずに真直ぐ生きてきた人なんて見たことがない。
保健室にくる子たちはみんな、そう。
私もそうだったから。
保健室の先生になったのは、母親といる時より安心できたから。

正論ですし、琴葉の読みは的中しました。
もし、琴葉が莉音の異変に気づかなければ大変なことになっていました。

それでも不安を感じさせるのは、自分の正義を通すためには悪夢ちゃんを騙し、薬を飲ませることも躊躇しないこと。
彼女が獏に目を輝かせたのは、利益追求のためではなく、自分の正義を貫く道具として有益とみたから。

手段を選ばない琴葉こそ、ちょっといっちゃってる目つきといい、サイコパスと紙一重なのかもしれません。
彩未が笑うのをやめるのと反比例して、薄笑いが多くなってきているかも。

タイトル前の、彩未と悪夢ちゃんが去った後、保健室の窓をがっと開けるシーンは、わかっていても恐かったです。

笑いと言えば、今回、莉音も母を心配させまいと笑いを絶やしませんでした。
不安が的中して舞台をしくじる莉音、取り乱す母親。
これは娘としてつらいです。
ぎりぎりまで追い込まれた莉音は、黒鳥の化粧を施して未来を罠にかけます。

この雨の河岸のシーンは印象的でした。
雨で流れ落ちる黒鳥の化粧。
オフェーリアのごとくボートに乗って流されていく未来。

そこへ河童。
いや、犯人の残忍さはさておき、西洋文化の粋の中に河童が現れるのが、いかにも夢らかったです。

黒鳥のお化粧が流れ落ちたためか、未来の悲鳴を聞いて振り返った莉音は、我に帰り、学校に助けを求めてくれました。

犯人逮捕の決め手となったのは、河童の写真。
それは琴葉の協力で、悪夢ちゃんの夢札を手に入れた志岐が、彼女の夢を写真にしたものです。

一連の騒動を、自分の実験を認めてもらうチャンスとしてしか見ていなかった志岐。
刑事さんが田中哲司さん、ということは今後も絡んでくるのでしょう。

今回、活躍するシーンはなくとも、彩未の過去がかなりはっきり見えてきました。

琴葉の母への強い思念に即されての、母に捨てられた過去の記憶。
悪夢ちゃんと出会ってから、彩未の過去を封印する力に綻びが生じてきたのでしょう。

未来を迎えにきた両親、彼らの仲睦まじい姿を見て、幼い頃の思い出が噴出します。
優しい母のいる友人への複雑な思い。
どことなく夢獣に似ている、友人の飼い犬。

そして何度もフラッシュバックしていた、誰かをプラットホームから突き落とすシーン。相手は友人の母親だった・・・

これが現実のことなのか、どうなのか。
彩未は現実のことと思っている。
「私は、人殺しだ!」

そこへ教授がやって、彩未を心配しつつ、志岐の記者会見の様子を見せます。

ついに科学者としての野望が暴走し始めた志岐。
琴葉も自分の中の"何か"を暴走させていきそうです。
そして悪夢ちゃんは彩未に救いを求めている。悪夢からの救いなのか、それとも?
.

夢のシーンは比較的少なめでしたが、少女たちのバレエシーンも夢のようだったし、お話そのものが夢のような映像になっていました。

今回、改めて、悪夢的な世界をうまく描いている作品だな、と感じました。
子供には刺激が強すぎるかもしれませんけれども。(汗)

ストーリーも徐々に繋がっていっています。
莉音の鬱屈が、果たして母親に伝わったのかどうかは描かれていませんでしたが、予定調和的なオチは求めていなかったので、気にはなりませんでした。

自分の中では。
今回の件で、鬱屈を吐き出した莉音は一旦は落ち着くと思います。
チャイムを鳴らしたのが未来たちの仕業ではなかったことがわかったので、母の気持ちもこの件に関しては、落ち着くだろうと。

しかし、この母と娘の関係はそう、簡単にはほぐれないように思えました。
娘の気持ちを聞いて、今は納得しても、二人で一緒に生きていくからには、いつか再び器の水が溢れる時がくるような気がします。

などなど。見終わってから色々考えてしまいました。

次回が楽しみです。

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秋クールドラマ 初回の感想その3 「悪夢ちゃん」「TOKYOエアポート」 02 03 04 05

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