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2012年10月21日 (日)

2012年9月の読書 その1

実は8月に読んだ作品も含まれていており、少しl記憶が飛んでしまっている作品もあるので、感想は全体的に簡単にしておきます。

※読書順、敬称略です。

○読書<新読>   

吉原手引草 著:松井 今朝子(幻冬舎文庫)
倫敦暗殺塔 著:高橋克彦(祥伝社文庫)
家、家にあらず 著:松井 今朝子(集英社文庫)
道絶えずば また 著:松井 今朝子(集英社文庫)

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「吉原手引草」

なぜ、吉原一の花魁葛城は、忽然と姿を消したのか? 遣手、幇間、女衒ーー人々の口から語られる廓の表と裏。やがて隠されていた真実が少しずつ明らかになっていく……。吉原を鮮やかに浮かび上がらせた、時代小説のあらたな傑作!  (amazonより)

クリスティーの「五匹の子豚」のように、複数の証言者によって進められていくお話です。クリスティーの場合はポワロを登場させて結末を提示し、ミステリーとして完結させていますが、本作は芥川龍之介氏の「薮の中」もしくは有吉佐和子氏の「悪女について」の手法をとっています。
廓のシステムがよくわかる作品。

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「倫敦暗殺塔」

明治18年(1885)、日本ブームに沸くロンドンで日本風俗博覧会が好評を博していた。士族平民など百名近くが渡英し日本の日常生活を紹介したのである。同じ頃、清国などと国際緊張高まる明治政府では、井上馨らが乾坤一擲の密謀を画策。そんな折、倫敦塔で日本軍人が殺された。彼が持っていたアルファベットの暗号が示すものとは?これぞ歴史推理の傑作。 (「BOOK」データベースより)

日本村とその周辺に暮らす人々の情景は今とあまり変わらない気がしました。
かえって主人公というか重要人物であるロンドン在住の日本男子、村上がちょっと美化されているかな、と感じました。だから救われるのかもしれませんが。
ま、そんなに卑屈になることもないかもしれません。世界で活躍している人は一杯いるのだから。

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「家、家にあらず」

江戸北町奉行同心・笹岡伊織の娘瑞江は、おば様と呼んでいる御年寄職・浦尾の勧めで、大名砥部家奥御殿に奉公へ。否応なく、陰湿ないじめや、長局内の勢力争いに巻き込まれていく。折しも、砥部家に勤める女が役者と起こした心中事件を、伊織が探索することになり…。閉ざされた“女の城”で瑞江が遭遇する不可解な事件の数々。家と血の絆を巡る長編時代ミステリー。(「BOOK」データベースより)

「非道、行うべからず」の重要キャラ、笹岡平左衛門がラストで、自分の父親が三代目萩野沢之丞に助けられたことを、世間話的にこそっと薗部理市郎に呟いているのですが、その事件をきちんと描いたお話です。
ですので舞台は平左衛門の父の代にさかのぼっています。
本作だけでも面白いのですが、「非道~」を読んでいたほうがより楽しめるかもしれません。

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「道絶えずば また」

江戸中村座。立女形三代目荻野沢之丞が、引退を決めて臨んだ舞台で、奈落へ落ちて死んだ。大道具方の甚兵衛が疑われたが、後日首を吊った姿で見つかる。次に沢之丞の次男・宇源次が、跡目相続がらみで怪しまれた。探索にあたる北町奉行所同心・薗部は、水死体であがった大工の筋から、大奥を巻き込んでの事件の繋がりに気づくのだが…。多彩な生き様のなかに芸の理を説く長編時代ミステリー。(「BOOK」データベースより)

わぁ、沢之丞が亡くなっちゃった(涙)・・・と泣いている場合じゃない、事件です。
時代は「非道~」より若干後。
ミステリーも面白いのですが、「非道~」で役者の芯を掴んだかに見えた宇源次の、再び迷える姿が印象に残りました。
兄、市之介ももがいていますが、もがき方が違う。宇源次はずっとこのような起伏の大きい人生を経て、役者として大成していくのかも、と。この人に心の平安はないのかもしれない。それが糧になるタイプの役者なのかな、と思いました。

「非道~」では堅物の若造だった理市郎も経験を積み、舅の薫陶を得て同心として成長しています。
本作は「非道~」を先に読むことをおすすめします。

宇源次や理市郎を描いた続編が読みたくもあります。
風俗的にも、江戸の華やかな闇にどっぷり浸れる作品。

前二作で魅力的に描かれていた沢之丞、愛着を感じていただけに、最期に少し納得がいかないのですが、これもまた、ありなのかな~。

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