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2012年8月11日 (土)

2012年6月の読書 その2

もう8月も中旬だというのに、まだ6月分をアップしていませんでした。(汗)

※読書順、敬称略です。

○読書<新読>   

だましゑ歌麿 著:高橋 克彦(文春文庫)
おこう紅絵暦 著:高橋 克彦(文春文庫)
九十九怪談 第三夜 著:木原 浩勝(角川文庫)
八つ花ごよみ 著:山本 一力(新潮文庫)

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「だましゑ歌麿」

江戸を高波が襲った夜、人気絵師・喜多川歌麿の女房が惨殺された。歌麿の絵に込められた風刺を憎む幕閣から妨害されながらも、事件の真相を追う同心・仙波の前に、やがて明らかとなる黒幕の正体と、あまりに意外な歌麿のもう一つの顔とは!?浮世絵研究の泰斗でもある著者が、満を持して放つ傑作時代小説。  (「BOOK」データベースより)

高橋克彦氏の作品は前月再読した浮世絵事典シリーズの他は「写楽殺人事件」と短編ホラー集を少しのみ。
浮世絵事典シリーズに触発されて、購読しました。
歌麿、春朗(北斎)、蔦屋、長谷川平蔵など、実在の人物と印象的なオリジナルキャラを縦横無人に動かしつつ、芝居、着物、雑貨(今で言うとですが;;)、そして浮世絵という、一見あってもなくてもいいもの・・・いわば無駄なものが、如何に一般庶民の生きる糧になっているかをブレずに描ききっています。

浮世絵の遊び心に精神の豊かさを感じた若き日の高橋克彦氏。
その思いがつまった作品で、がっつりと読み応えがありました。
一連のシリーズ第一作、ということもありますし、今後、何ども読み返すと思います。

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「おこう紅絵暦」

幻い花売り娘が人殺しの咎で奉行所に捕えられた。娘はなぜ口を閉ざすのか(「願い鈴」)。北町奉行所筆頭与力の妻にして元柳橋芸者のおこうが、嫁に優しい舅の左門と力をあわせ、江戸の巷を騒がせる難事件に挑む。巧みなプロットと心あたたまる読後感は、まさに捕物帖の真骨頂。大好評『だましゑ歌麿』の姉妹篇。 (「BOOK」データベースより)

「だましゑ歌麿」の主人公、仙波一之進と夫婦になったおこうが、春朗(北斎)を片腕に、舅の左門を参謀に、女性ならではの勘を働かせて活躍する、全12話からなる短篇集です。

北町奉行筆頭与力に出世したため多忙となった一之進はあまり登場しません。
代わりに、隠退した左門が「だましゑ歌麿」よりさらに元気になって、当主である倅が留守がちな家をしっかり守るようになっていきます。
おこうが何かと事件と関わるためか、頭も冴えるし、槍の稽古も再開した様子。少し官僚的になった倅の尻を叩くのも微笑ましい。

侘しい男所帯だったのが、おこうが嫁いでから随分華やかになった仙波家。
加えて一之進の出世で、かつかつだった生活も結構豊かになったようで、無残な話や悲しい話もあるのですが、全体的に明るい雰囲気が漂うので、口当たり良く、すらすらっと読めます。

しかし、シリーズ次回作「春朗合わせ鏡」に繋がる登場人物やエピソードがあるので、うかうかと読んでいられない・・・ということが次回作を読んでからわかったので、もう一度読み直しました。(汗)
浮世絵のだましゑのごとき作品集です。

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「九十九怪談 第三夜」

家の裏にある広い竹林。子供の頃のある春の日、Hさんはそこに白い浴衣を着た女性が立っているのを見かけた。他の人には見えないその女性を、Hさんはそれから15年もの間、目撃し続ける。そして16年目の春、なぜかその女性は姿を見せなかった。そのかわり、家の畳の上に現れたものは…。大ベストセラー「新耳袋」の木原浩勝が贈る現代百物語の新シリーズ、あなたを恐怖の虜にする第3弾。  (「BOOK」データベースより)

今年も出ました、文庫版。
恐い、というより、不思議な話が多く、語り口がすっきりしているのは変わらず。
うっかりしていると見逃すかもしれない怪異の数々が愛おしいです。
「隣之怪」シリーズより好きかもしれない。

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「八つ花ごよみ」

満開の美しさも散りゆく儚さも、一緒に眺めたいと願うのはいつだってただ一人、おまいさんだけだった。幾年もの時を重ね、季節の終わりを迎えた夫婦が愛でる花。あるいは、苦楽をともにした旧友と眺める景色。桔梗、女郎花、菖蒲、小梅、桜…移ろいゆく花に、ゆっくりと熟した想いを重ね綴られる、八つの絆。江戸市井に生きる人々の、ゆかしい人情が深く心に泌み渡る、傑作短編集。 (「BOOK」データベースより)

この著者の作品は初めて読みました。
八篇のほとんどの主人公が熟年世代。
老々介護の話「路ばたのききょう」「海辺橋の女郎花」「西應寺の桜」が三篇。
職人話の「京橋の小梅」「佃の菖蒲」。
「砂村の尾花」は商人の出世話ですが、職人話の一種かもしれません。
「御船屋の紅花」では老いらくの恋を。
ここまで全て男性が主人公なのですが、ラストの「仲町のひいらぎ」だけは商家に嫁いだ女性の半生が描かれていて、そのことがこの短篇集に、細谷正充氏の解説に書かれてある通りの効果を与えています。

また、この作品を最後に置くことにより、男を受け止め、包み込むのは女だということも、さりげなく伝わってくる。(解説より抜粋)

好きなのは「御船屋の紅花」でしょうか。少し差配の甚五郎の、しわい表情に隠された温かい気持ちにじんわりきました。

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