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2012年6月16日 (土)

ミッドナイト・イン・パリ

原題「Midnight in Paris」
2011年 スペイン・米 94分

Photo  

公式サイト

監督・脚本:ウディ・アレン/製作:レッティ・アロンソン、スティーブン・テネンバウム、ハウメ・ロウレス/製作総指揮:ハビエル・メンデス
出演者:オーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ、マイケル・シーン、キャシー・ベイツ、マリオン・コティヤール、レイチェル・マクアダムス、カート・フラー  、アリソン・ピル 、トム・ヒドルストン、ローラン・スピルヴォーゲル、レア・セドゥー、ガド・エルマレ

2010年夏、ハリウッドの売れっ子脚本家ギルは、婚約者と憧れの街パリにやって来た。それなのにどこか満たされない彼は、本格的な作家に転身し、ボヘミアンな人生を夢見ている。そんなギルが深夜0時を告げる鐘の音に導かれ、さまよい込んだ先は、活気漲る芸術&文化が花開いた1920年代だった!これは夢か、はたまた幻かと驚くギルの前に、次から次へと高名なる人物を名乗る面々と、官能的な美女アドリアナが現れて……。本作は、現実逃避的な主人公が夜ごとタイムスリップを繰り返し、偉大な芸術家たちにめぐり会う奇想天外な物語。ヘミングウェイ、フィッツジェラルド、ピカソ、ダリ、ルイス・ブニュエル、ロートレック、ゴーギャンらの偉人キャラクターが心憎いほどぞろぞろと登場するのだから、一瞬たりとも目が離せない!(公式サイトより)

@MOVIX

ウッディ・アレンの作品では、随分前にスクリーンの登場人物が現実世界に逃げてくる、という粗筋に惹かれて「カイロの紫のバラ」を観ました。

今回も同じく。
ファンタジックな粗筋に惹かれて観に行きました。

ネタばれなしの感想を簡単に。

.

この映画を観る人は、主人公がファジーなタイプトリップをした時に出会う有名人の少なくとも半数は知っているだろう、というお約束の元に作られた、ちょっとマニアックな作品。

1920年代マニアが本当にその時代にタイムスリップしたらどうなるか・・・
そんな夢のような話を夢のように描いた作品で、予想以上のわくわく感を味わえました。

いきなりスコット&ゼルダ夫妻に会うわ、パパ・ヘミングウェイに小説について助言をもらえるわ。

予想もしないタイムトリップにじたばた騒ぐでなく、多少混乱はしますが、この夢のような時間を心から楽しみはじめる、素朴で素直な主人公、ギルに共感。
また、この人ならこんなことを言うだろう、という雰囲気が良く出ていることもあって、ギルと一緒になって「うわーい」となってしまいました。(^^)
特にエイドリアン・ブロディのダリは傑作。マン・レイ、ルイス・ブニュエルたちのとぼけた会話は楽しめました。

「パリのアメリカ人」を絵に描いたような西部男、ギルが彼らに会った時の表情だけで笑えます。
若い時のロバート・レッドフォードがいつもびっくりしているような顔のオーウェン・ウィルソンがはまってました。←失礼;;

びっくりしているだけではありません。
最初は尊敬・崇拝する人たちにただただ圧倒されているも、次第に自らも思索に富んだ言葉を発するようになっていきます。

ウッディ・アレンですので、いくばくかの苦さもあり、オチも小粋。
主人公が現代と過去を行ったり来たりするシチュエーションは、ヘタするとアイデアが先走ってしまって空中分解することがあるのですが、さすが、お洒落にまとめきっています。

途中で偶然すぎるだろう、という展開もあるにはあるのですが、ウッディ・アレンの粋なトラップだと思えばスルーできる程度です。

その人のその後は気になりますが・・・これ以上はネタばれ自粛。


刻々と変わるパリの風景を撮影したオープニング・タイトル。
朝のパリ、ランチタイムのパリ、雨のパリ、日暮のパリ、夜のパリ・・・
風景だけなのですが、実に魅力的に撮っていて、引き込まれました。
異邦人にとっては、この風景だけでファンタジーなんですね。

パリへの観光意欲をかきたてる映画としても、映画史上、傑出した作品のひとつであることは間違いありません。

逆に言うと、現実のパリは・・・と思う人にはお薦めできないかも。粗筋にあるように、現実逃避型ムービーですから。

でも、逃げてる、と言われようとも。この時代が好きな人にはたまらない映画だと思います。
前後に第一次、第二次という悲惨な大戦があったことには微塵も触れていませんが、歴史の流れは描くまでもない暗黙の了解。
「黄金の1920年代」とは二つの大戦の狭間で一瞬きらめいた、幻のような文化なのだから。

映画館を出て、とっぷり暮れた街に瞬く灯を見ながら歩いていると、自分も何となく時の狭間を彷徨しているような気分になりました。

今、自分たちが生きているこの時も、未来の人々から憧れられる時代になることは、あるのだろうか。
憧れられる時代にすることが今を生きる人間の責任なのだけれども、時々無力感を抱いてしまうことを否定できない・・・

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第84回アカデミー賞脚本賞受賞作品。作品賞の「アーティスト」や数々の部門の候補に上がった「ヒューゴの不思議な発明」も両大戦の狭間の時代を描いていることに、今更ですが気がつきました。

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お金のかけ方が上品で、94分というこぶりな佇まいも好ましかったです。DVDが出たら、特典次第では買っちゃうかも。

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