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2012年6月 9日 (土)

2012年4月の読書 その2

わー、6月になってしまった(滝汗)
そういや読書感想文って苦手だったんだ・・・(_ _)

以下、読んだ順です。緑色のタイトルが新読、茶色のタイトルが再読です。

○読書<新読>   

英国の貴族~遅れてきた公爵 著:森 護(ちくま文庫)
富子すきすき 著:宇江佐 理恵(講談社文庫)
平清盛をめぐる101の謎 著:川口 素生(PHP文庫)

○読書<再読> 

イギリスの大貴族 著:海保 眞夫(平凡社新書)

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「英国の貴族~遅れてきた公爵」

今もなお貴族制度が残る国、イギリス。伝統や格式、数多くの細かな決まりごとは、日本人に馴染みが薄くて取っ付きにくいが、その歴史をひもとけば、とても人間的な一面をのぞかせてくれる。血なまぐさい陰謀や権力闘争、男女の駆け引きの数々。本書では、多くの試練を潜り抜け、栄枯盛衰を経て、今に伝わる主要な公爵10家にスポットを当て、さまざまのエピソードをまじえて詳しく紹介する。 (「BOOK」データベースより)

1987年に刊行された本の文庫化だそうです。
著者の作品「英国王室史話」「英国王妃物語」を愛読しており、購読しました。
この二作では書ききれなかった貴族たちの話を収めた作品です。

貴族の最高位である公爵。
古くから続いている公爵家もあれば、政治の取引道具として、または王家の都合で叙爵した家もある。

同じ公爵家でも家格の違いがあって、その序列は厳然と決められているとのこと。この序列によって公式晩餐会など、国事行事の席順が決まるのだそうです。

公爵家名というのはタイトルで、姓とは違います。
元々は地名だったりするらしいのですが、日本でいう何とかの守、というのとも違うし、官位でもないので、わかりにくいです。

例えば現存する20余りの公爵家の筆頭、ノーフォーク公爵家。姓はハワードさんです。
元々はノルマン人の伯位だったのが、14世紀にエドワード二世が異母弟、トマスに与え、85年後、リチャード二世によって公位に引き上げられました。この時はトマスの子孫である、モーブレイ家が持ってました。
その後紆余曲折があって、初代ノーフォーク公爵の孫にあたるジョン・ハワードが公爵を叙爵するのは15世紀。
以来現在に至るまでハワード家が公位を継いでますが、イングランドでは異端のカソリック教徒を貫いたこともあって、幾度か公爵のタイトルを剥奪されています。
なお、エリザベス一世はハワード家の出身。
ノーフォーク二世もしくは三世は、ヘンリー八世やエリザベス一世を描いた作品には、名前だけでも必ず登場する有名人物です。

※現在は正確にはフィッツアラン=ハワード家。

専門用語を多用しない平易な文章で、ドラマチックかつ個性ある人物たちの生涯がコンパクトに書かれてあるので、堅苦しい歴史書が苦手な人にもおすすめ。

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「イギリスの大貴族」

貴族階級を抜きにイギリスは語れない。英国の薔薇ダイアナ元妃の実家スペンサー伯爵家をもはるかに凌駕する現存の「大貴族」とは、どのような存在なのか。スウィフトの運命を変えたノーサンバランド公爵家、競馬と政治にその名を残すタービー伯爵家、ルネサンス詩人を生んだノーフォーク公爵家。シェイクスピア劇にも登場する三つの名門の、盛衰の数百年を描ききった歴史物語。 (「BOOK」データベースより)

版は重ねていないようです。

上記「英国の貴族~遅れてきた公爵」を読み終わった後に再読。
取り上げている公爵家がいくつか重なっていてるも、ピックアップする部分が違うのが面白く、見比べながら読み返しました。
こちらは三家に絞っているので、英国貴族が如何にして生き残ったかを、当時の文化人との交流や、分家の人々の消息などを含めて、より深く詳しく書いてあります。

イングランドにおいては爵位は原則、直系男子に継がれるのですが、いなければ・・・断絶。(スコットランドは違うそうです。)
女性が財産として爵位を相続できる例もあるそうです。

例えば、ノーサンバランド公爵家、パーシーさんちは17世紀、11世で男系が絶えたので断絶しますが、タイトルは娘のエリザベス・パーシーさんが相続し、彼女の孫娘の夫、平民出身のスミソン氏が18世紀に公家を復活させます。
でも、姓はスミソン。後に議会の承諾を得てパーシーに改名しますが、12世公爵ではなく、あくまで初代ノーサンバランド公爵なんです。ああ、ややこしい。

11世紀からの歴史に名を残す名家の跡取り娘で、大金持ち、しかも4才になるかならずで父公爵を亡くしたエリザベス・パーシーさんは、少女の時から財産目当ての男性たちに追っかけられて大変だったみたいです。

女性相続人という綱渡りをしてなんとか血を今に伝えるパーシー一族は、ノーフォーク公爵家、すなわちハワード一族がどんどん分家を増やしていったのとは対照的に

なぜかパーシー一族は傍系を抹消する傾向がある。

高貴な地位と巨冨とが世間の目に触れるのを恐れるかのように、みずからの世界に引きこもってしまった。それが同家が族内結婚と称したいほど内輪の婚姻をくりかえしていることにも現れている。

(以上本書より)

そうで、かのエドガー・アラン・ポーの「アッシャー家の崩壊」を連想させるとか。
そんな一族が現存していることが、ゴシック小説発祥の地、英国らしいです。

※ゴチック小説
中世趣味による神秘的、幻想的な小説。ホラーを含む場合もあり。

この本も、深い知識に裏付けされつつもペダンチズム(学者ぶること)に陥ることなく、人物主体に書かれているので、とても読みやすいです。

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「富子すきすき」

夫の吉良上野介が内匠頭に斬りつけられた日から歯車は少しずつ狂っていった。赤穂浪士の討ち入りで上野介を喪った富子。あの事件で得をした者など誰もいない。建前や武士としての体裁なんて関係ない。世間が何と言おうと、私にとってはたった一人の優しい音だったのに。妻から見た「松の廊下事件」とは。(カバーより)

全六話の短篇集です。

「藤太の帯」は俵藤太の柄の帯にまつわる、因縁話のような、ちょっと不思議な話、「掘留の家」は親に捨てられた子供たちと養い親となった元岡っ引きの、ストレートさが印象的な情話。郭内の人間模様を描いた「おいらの姉さん」、材木問屋の八歳になるやんちゃな跡取り息子が、母親が病気になったため、人の家にあずけられた日々を描いた「面影ほろり」、「びんしけん」は裏町の片隅で手跡指南(寺子屋)の師匠をしている、風采の上がらぬ侍の、ほろ苦い情話。

表題作の赤穂浪士を題材にした「富子すきすき」は、ちょっと消化不良な印象を持ちました。
子供の頃に一時過ごしたきりだった場所を、大人になってから記憶をたどりつつ歩くシーンが淡い「面影ほろり」と、秀才なのに生まれが不遇だったため、堅物なのが取り柄だけの手跡指南の師匠にしかなれなかった男の、淡々とした中にじわっと広がる孤独感が切ない「びんしけん」が好みです。

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「平清盛をめぐる101の謎」

武士で最初に位人臣を極めた平清盛。上皇の幽閉、福原遷都の強行などから横暴な専制君主の印象が強いが、実像はどうだったのか?実は、家臣の朝寝坊を見逃したり、安徳天皇の悪戯に感涙するなど、意外にも情に篤い人物だった。本書では「義朝を敗北に追い込んだ清盛の奇策」「清盛のクーデターの原因」など清盛の素顔を明らかにする一冊。新時代を切り拓いた男の謎を解明する。(「BOOK」データベースより)

平氏の一族の名前と系統は先月読んだ「平家の群像」で大体把握できましたが、源氏は為義、義朝、頼朝以外、まだよくわからない(汗)。
ということで、手っ取り早くこの時代の概要が知りたくて購入。
著者の解釈はすっとばして読みました。そういうのを求めてなかったので。(汗)
時間軸は少し整理できたかな。名前を調べたりするのには便利かも。

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