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2012年5月27日 (日)

平清盛 #21「保元の乱」

公式サイト

1156年(保元元年)7月10日。

戦いを前にして。

後白河帝側についている義朝。
この戦いに死ぬ覚悟で望んでいる。死んでから恩賞を受けてなんとなりましょう、昇殿を願い出ます。

昇殿、すなわち殿上の間に昇るには五位以上の官位が必要。
昇殿を願い出る、ということは官位のおねだりです。
公家たちは眉をひそめますが、帝は面白がります。
その帝の態度を受けて、参謀の信西は、戦場で父とまみえても命のやりとりをする覚悟があるか、と念を押した上で、その場で義朝を下野守に昇殿させ、軍議に参加することを許します。
下野守、従五位を叙爵されたことで、帝が臨席する軍議に参加できる資格を持ったわけです。

卑しいと思われようと、何としてでも昇殿を願ったのは、軍議に参加できなければ単なる傭兵で終わってしまうのですから。
清盛はこの時すでに正四位。祖父や父たちの功績のおかげです。
源氏の御曹司の必死さを見つめる平氏の御曹司。

さて、崇徳院側では為朝、後白河側では義朝、源氏の兄弟によって夜討ちの策が献策されます。

策を聞いて「おぞましい」と、頼長の兄、関白忠通。
「それが戦にございます」と義朝。

当時、公の戦いでは夜討ちはルール違反とされていました。

検討するのは、頼長と信西。

「その義、まかりならん。」

夜討ちなど、鎮西の田舎にて十騎、二十騎の暴れものが行う狼藉。
これは帝と上皇様の戦いぞ。

「孫子曰く。利に合えばすなわち働き、利に合わざればすなわち止まる。」
我らは今、兵の数で劣っておる。それで攻めるは利に合わぬ。大和の軍勢がつくのを待つのじゃ。

「また孫子に曰く。夜呼ぶ者は恐るるなり」
夜に兵が呼び合うは臆病の証し。

「夜討ちは卑怯なり。」

却下する頼長。

一方、信西は、頼長が自分の決定の根拠として引用した、孫子の、それも全く同じ部分についての正反対の解釈を披露します。

夜通しこうしてピーピーと論じ続けるは、臆病もののすること。
例え夜明けを待つにせよ、ぼんやりと待つことを孫子はよしとはせなんでありましょう。

「ならば動くがよし。今すぐ。」

再び頼長。

「いやしくも天下の計を争うこの戦。夜討ちなんぞ、と下劣な策を用いれば、上皇様は世を治める器にあらずと、世にしめすも同然。」

器にあらず、という言葉がぐざっときた崇徳院は、頼長の策を取りました。
この時、負けを予想したかもしれない、為義、忠正の表情。

帝側では、忠通が、ならばすぐにうってでよ、と信西の策を取りました。
信西は検索した義朝を、さすが源氏、戦慣れしておる、と持ち上げる一方、都育ちの武士ではこうはいくまい、と清盛を挑発します。

義朝の勢いに圧倒さっぱなしだったおぼっちゃま、清盛は、今更ですが自己アピール。

確かに、東国でもまれた義朝とは違って、都で育った清盛には、後々汚名を着るかもしれないルール違反はできなかったかもしれません。

「殿もお人が悪い。あれでは少しばかり下野守が気の毒でございます。」
「はて、何のことやら」


師光の言葉にとぼける信西。
後の平治の乱への伏線です。

成り上がりの信西、義朝と、御曹司の頼長と清盛の対比。そして帝としての存在感を増してきた後白河。

.

今回はここまでが面白かったです。

ここから突っ込んでいます。ご注意ください。

.

肝心の戦は、女性たちのシーンをしつこく割り込ませたために、迫力半減。
特に忠正と清盛が立ち会う寸前。
どうしてあんな風に分断したのかなぁ。

ここまで緊迫した雰囲気でぐいぐいおしていたのに、ここで気が抜けてしまいました。

為朝の奮戦、忠直の絶命。
正清を庇った通清の最後、通清の最期を悼み、自ら戦場に赴く為義。
実際の戦に、怯えて腰が抜ける頼長。あれだけ見下していた為義に罵倒され、上皇にも見捨てられた無様な姿。それまで居丈高だった分、落差が大きく、放たれたオウムが哀れでした。

などなど、キャストの皆さんの熱演もあってのいいシーンは一杯あったのに。
散漫な編集のために、緊迫感がなくなってしまいました。

歴史の上では大きな転換点となった戦ですが、規模そのものは小さかったので、スケールも小さくなるのはしかたがないとしても、です。
スリリングな映像には編集できたはず。
スリリングどころか、時間の経過、清盛、義朝、為朝の位置関係など何もかも曖昧模糊としていました。
戦の様子が伝承しか残っていなくても、ドラマとして構築できたはずです。

そして無事を祈る女性たちのシーンが多過ぎる、長すぎる、タイミングが悪すぎる。美福門院まで登場させる必要があったのかなぁ。由良御前と常盤の会話は必要だったのでしょうか。気が散りました。

戦いは?今回の目玉は戦でしょう。
非情な戦いを描ききることで、悲劇も際立つと思うのです。
それだと大河としては残酷すぎる、という判断なのでしょうか。
いや、大河ではありませんが同じ時間帯の「坂の上の雲」では描いていました。

うーん、残念です。
清盛の描き方も含めて、ぬるま湯に戻っちゃたです。
この先がまた不安になってきました。

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