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2012年4月 1日 (日)

カーネーション・不定期観測メモ 第26週 最終週「あなたの愛は生きています」

公式サイト

自分のための備忘録としてメモです。

一度見たきりの印象を思い出しつつ。

平成17年4月。先週再会した後、独り住まいの奈津を、院長のアシストを受けつつ養護ホームに入れることに成功した糸子。今度は自宅の2階をもっとだんじりを眺めやすくするために、サロンに改装します。
改装を前にして、ガランとした2階。かつて糸子姉妹、勝と糸子、糸子の子供たちが暮らし、ハル、善三が療養した場所。
いわば家付き娘で、ついに幼い頃から育った家を出ることはなかった糸子。
神戸箱、デザイン画・・・あの世には持っていけない、とさばさばしているしているものの、思い出は深いでしょう。

新装なったサロンを活用しようと、多忙な中、着物リフォーム教室を開きます。着物のリフォームってむつかしいですね。
着物をモンペに仕立て直した時と重なるシーンでした。

父を亡くして落ち込む譲。母が亡くなった時よりダメージが強い、という譲に、それは親という庇護者をなくしたためだと、糸子。
守られる立場から、守る立場へ。父が自分の年の時に何をしていたか・・・
糸子は早くに独立しましたが、善作が亡くなった後により強く自分を守られていたことを感じていました。

少し糸子の想いとは違うかもしれませんが、井上靖氏の「わが母の記」に、親の死を、存在するだけで死から自分を守ってくれていた存在がなくなったことで、自分が死に直面することになったことへの恐れが書かれていたことを思い出しました。

忙しい糸子に講演のトラを頼む優子。相変わらず糸子をちゃっかりと頼りにしているようです。
マネージャーとして断る孝枝を飛び越して、糸子に直接交渉し、了承をとりつけてしまいました。

飛び越されて、ダハァーとのけぞる孝枝のリアクションに笑いました。
ここへきて、ようやく孝枝がドラマに溶け込んだ感じがしました。良かったです。

病院で講演したあと、ボランティアでアシスタントを務めてくれた女性、川上が周防の娘であること、周防が亡くなったことを知って、堰きをきったように涙する糸子。
どんな想いが去来したのでしょうか。
ともに過ごした時間より、思い出を噛み締める時間の方がはるかに長い。生涯にただ一度の恋。

そんな母を見守る、かつて、周防の存在を親戚のみならず近所のおっちゃん、おばちゃんみんなから責められた母を庇った優子。
川上にとっては糸子と父の関係はやはり心の傷とはなったようです。でも成長して、当時の二人の状況を客観的に振り返るようになってから、相手が糸子で良かった、と思えるようになった、と。

そして木曜日の放送冒頭、平成18年3月、意識不明で病院に運び込まれる糸子のシーン。
そうそう、お雛様を飾っている途中で倒れんだ、と糸子のモノローグ。
こうちゃんに娘がいること・・・結婚していていたことを知って、びっくりしました。

糸子の病室に集まってくる三姉妹。
意識不明のままの糸子の元で、化粧をめぐって他愛なくじゃれる優子と直子。
母が今夜ヤマだと聞いて泣き出す聡子を含めて、姉妹っていいな、と思いました。
前ヴァージョンからの、この姉妹ならではの関係が構築されている安心感もあります。

夜が明けて、目覚める、糸子。
姉妹たちは泣いて喜ぶも、容態が安定したと知るやすぐに仕事に戻っていきます。
糸子が彼女たちの立場だったら、同じことをしたでしょう。自分と同じく仕事に生きる娘たちを頼もしく見送る糸子・・・そのように感じました。

あほぼんたちのお見舞い、看護師長や孫、里香の世話を受けながら、全てが美しく見える、と一人ごちる糸子。
娘たち、そして自分を支えてくれた全ての人々を、ありがとうな、と思い浮かべます・・・

タクシーで帰ろうとする優子に同乗する直子のシーン、あれだけ寄ると触ると喧嘩ばかりしていた二人が、と思うと、思わず涙。

ついに、その時がきた。
糸子という大きな存在を失った姉妹たち。
聡子は赤いカーネーションを手向けます。

祭りの時期が来て、多くの客で賑わう糸子のサロン。
ジョニーも健在。
加奈子さん、お元気になられたんですね。こういう「奇跡」を残していたとは。不覚にも涙目になってしまいました(汗)。

平成22年。糸子の生涯を朝ドラにしたい、という申し込みを受けて戸惑う優子と、おかあちゃんの願いだから、ええやんか、受けよう、と直子と聡子。
優子は、直子とのしょうもない喧嘩までドラマ化されるのが嫌なようです。(笑)

鳶の舞う空。
かつて糸子が善作とともに見上げたのと、同じ光景です。

時が過ぎれば過ぎるほど喪失感が増す姉妹たち。(涙)

「泣かんでええ」
見守る糸子。
朝ドラの話が舞い込んだ時にその場にいる、という演出はこのドラマならではでしょう。

糸子の作ったサロンから、だんじりを眺める小原一家、多くの客。

そして平成23年10月、朝ドラ「カーネーション」の放映が始まります。
病院のロビーで観る、後ろ姿のみの老女は奈津・・・ドラマ内でははっきりしませんでしたが、TV雑誌には、そう書かれていました。だとしたらもう百才近いお年でしょう、全部見せなかったのはいい演出。

エンディングは、幼い糸子と尾野さんの糸子のデュエットから始まる第一回のオープニングでした。

デュエット、一回きりだと思っていたので、嬉しかったです・・・(涙)

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終わりました。

最終週、今までの伏線をちゃんと回収しきり、主人公の死を扱いながらもこのドラマの魅力である軽快さを失わなかったのは、お見事だったと思います。

周防の後日談、なにより三姉妹が多く絡んでいたためでしょうか、夏木さんの糸子の過去には、尾野さんの糸子がちゃんとあるように感じれました。

糸子の骨折とブランド立ち上げなど、糸子と娘たちの絡んだ時も面白かったです。
尾野さんの糸子と夏木さんの糸子の接着剤として娘たちをもっと絡ませていれば・・・でも、多忙な人たちですから、そうもいかなかったんでしょうね。

最後の方は色々突っ込んでいましたが、極めて個性的な女性の生き様を描ききったと思います。

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まとめとして・・・とてもまとめきれませんので、思いついたことをバラバラと書きます。

最初は、家族には威張っているけれども、借金の取立てを娘に行かせるような、ちょっと情けない父、善作の存在が大きく、糸子が成長するにつれて父娘の絡みが見どころとなり、善作が亡くなってからは女の腕一本で生き抜く糸子のエネルギッシュさがドラマを引っ張っていました。

善作、千代、妹たち、ハル、神戸の祖父母とおじさん、いとこ。近所のおっちゃん、おばちゃんたち、安岡家の人々、昌子。
パッチ屋の亭主、いばりんぼうの紳士服店の主人、デパートの支配人、サエ、婦人会のおばちゃん・・・

とても書ききれませんが、みんな糸子の大事な宝物。

そして勘助、泰蔵、勝、恵、周防、北村、春太郎、ジョニー・・・医院長、あほぼんたち。
みな、糸子、そして女性たちの強さを際立たせる存在でした。

この男たちの描き方は徹底しており、子役から成人に至るまでの三姉妹のキャラと関係のブレなさを含めて、モデルがいるためだとしても、出色だったと思います。

優子役の新山千春さんは青森出身とは思えぬ岸和田弁でした。

戦争というカタストロフィを過ぎると失速しがちなところを、移りゆくファッション、モード、それらと格闘する糸子、その娘たちを描いて乗り切ったのもお見事でした。

最後の交代劇には違和感を感じはしましたが、シナリオそのものは一本筋が通っていて、ダレるところも少なく、軽快で力強いシナリオだったと思います。

夏木さんはアウェイでやりにくかっただろうと思いますが、最後の最後に、自分の中では糸子として、すとんと落ち着きました。

尾野さんは、若い時も良かったのですが、善作が亡くなってから、戦争が激しくなって名実ともに一家を背負って奮闘する厳しい表情、そして中年を迎えての仕草が素晴らしかったです。
結婚した時には感じられなかった色気が周防の時に溢れていたのにも、唸りました。

パッチ屋修行から始まって自らデパートの制服の注文をとってきたりする行動的な糸子、彼女を支える家族の姿は出世物語としてわくわく感があって面白かったです。
一方で、強いが故に人を傷つけるエピソードがあったのもアクセントになっていました。

と、書き出すときりがないのですが。

面白かった回は、優子のオカッパの回。朝ドラとしてはトリッキーな展開が冴えていました。
勝はその影の薄さ、幸薄さゆえに印象に残りました。
三枚目としてずっと糸子を見守っていくんだろう・・・所謂朝ドラ定番のキャラだと思っていたのが、当時の日本人男性を象徴する運命をたどったことが意外だった勘助。思えばこの意外さがカーネーションというドラマ自体の意外さでもありました。
後の玉枝の言葉と合わせて、切なく苦しいキャラとして忘れられません。

一番印象に残っているのは、玉音放送を聞いた直後の糸子。
あの目は、凄みがありました。

見終わって。
一生をまっとうするまでを描いたためでしょうか、糸子とともに80年余りを過ごしたような錯覚を覚えました。
間違いなく、最近の朝ドラの中では一番余韻の残る作品となりました。

時は大正、岸和田に生まれた一人の女の子
名前を 小原糸子と申します
着物の時代に ドレスに出会い
夢見て 愛して 駆け抜けた
これは その おはなし

ああ、ここからドラマが始まる・・・.(泣)
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スタッフ、キャストの皆さん、長丁場、お疲れ様でした。半年、面白かったです。ありがとうごございました。

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