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2012年2月 9日 (木)

キルトの家 前後編

公式サイト

都会の「団地」に取り残された孤独な老人たちと、安住の地を求め「団地」に逃れてきた若夫婦とが、時に意地を張り合い、時に本音をぶつけ合いながら、ささやかだが固い絆を築いていく姿をユーモアとペーソス豊かに描く人間ドラマ。テーマは『生きること』、そして『誇り』。
自立して生きようと気張る老人たちの思いが、 不安に揺れる若者の生きる道を照らしだす。
未曾有の震災からもうすぐ一年――いまの日本人のあるべき姿と庶民の幸せとは何か?
を問う、山田太一オリジナルドラマです。 (公式サイトより)

前編。
兄の嫁と駆け落ちし、ほとんど何も持たずに団地にやって来た三浦貴大さんと杏さん演じる空とレモンの若い夫婦を中心に描かれていました。
誰も知り合いのいない街で暮らし始めた、若夫婦の孤独にみちたヒリヒリした生活感。
そんな訳ありげな夫婦をかまう、若者にとっては、異質の、ちょっと妖怪じみた一人住まいの老人たち。
そして、そんな老人たちを束ね、キルトの家を運営する、松坂慶子さん演じる、桜井という謎の女性。
団地自治会の副会長の、余貴美子さん演じる米川は、桜井を敵視・・・とは言わないまでも、快く思っていない様子。何故なら、自分たちが立案した「助け合いクーポン券」を受け入れないから。

空とレモンの視点で描かれているので、かまってくる曲者だらけの老人たちの思惑がわからないのが、ひとつの見所でした。

後編。
逃れた先で津波にあった恐怖をキルトの家で吐露し、空の兄の再婚によって追われることの恐怖から逃れてからは、若夫婦の話は脇となり、スケッチ風に老人たち個々の人生を描いていました。

桜井一枝の、捨てられない服に込められた、亡き父への想い。
生きている時は鬱陶しく思い、病に倒れてもおざなりな看護しかしなかった、
父が最後に残した、自分の名前を宣言したきれはしを見て。
それは、娘の自分に宛てて書かれた言葉ではないのか、と。
そして、「老人」という名の元に十把一絡げに扱うのではなく、一人一人と向き合いたい、と思ったことが明かされます。

海外生活が長かった、ちょっとキザな山崎努さん演じる橋場勝也。
縛られることが我慢できない性分で、結局散らかったまま、人生の終焉を迎えようとしている生き方を後悔しているのですか、空たちに、「辛抱しない人生一筋ですよ」と言われ、救われます。

そして、息子に引き取られたり、入院したり、またはキルトの家を鬱陶しく感じ始めて離れていくものあり、と、次第に減っていく仲間たち。
ついに、キルトの家自体も、持ち主の都合で閉鎖されます。
一方、ボランティアが集またないため、中々軌道に乗らない「助け合いクーポン券」システム。
反目しあっていた桜井と米川は、これからよ、と励ましあいます。

以上がおおよそのストーリーでした。

杏さんが、山田さんの難しいセリフを自分のものにして、ベテランに混じって存在感を示していたと思います。

橋場と桜井の父と娘のようでもあり、恋人のようでもある交流など、じわじわと、各シーンが沁み入ってくるような作品でした。

一番印象に残ったエピソードは。
いつもつるんでいる元公務員の織本順吉さん演じる沢田と、彼と正反対の生き方をしてきた、上田耕一さん演じる野崎の仲たがい。
沢田のことが好きで、何かとちょっかいをかけてくる野崎を、迷惑そうにあしらう沢田。ツンデレなのかと思いきや、本当に野崎にかまわれるのが嫌なことを明言したシーンでした。ショック。

実を言うと、桜井と米川の対立は、今ひとつピンときませんでした。最終的な目的は同じなのになぜ反発しあうのかな、と。
しかし、沢田を見て。
積極的なアプローチによって心を開くか、それともそれを侵略と思うかは、老人でなくても人それぞれなんだな、ということを感じました。
デリケートな問題だけに、桜井と米川のアプローチの方法のほんの少しに見える差が、譲れぬ部分になるのだろうと。

自分の両親も団体生活が苦手で(ですので老人ホームなどは論外)、他人に家に入られるのが嫌な人たちでした。しかし、介護システムを利用し始めてからは、結構ありがたく使っていました。
本音をぶつけてしまう肉親の世話より、情が絡まないシステムの方が、気楽な部分もあったようです。
・・・老人独特の拘りがあるので、気の合わないヘルパーさんはすぐチェンジしてもらったり、逆に気の合うヘルパーさんが移動すると、とても残念がったりしていたことを、思い出しました。

沢田に絶交されて一時は落ち込み、自身もキルトの家から離れていた野崎が、ラスト、チャリンコに乗ってヤンチャ坊主のごとく、公園にいる、元キルトの仲間の下にやってくるシーンは、男性っていくつになっても子供だなぁ、と、微笑ましかったです。

今後、仲間が増えるかどうかはわかりません。
空と妊娠したレモンの若夫婦は、1年間しか団地に住めないなのですが、空の勤務先のこともあるし、団地の側には住み続けるのではないかな、と。
スナックのママさんを含め、この新しい街で、数々の新しい絆を紡いだと思うから。

ドラマが終わっても。
これからも、”彼ら”は、あの団地で生きていく。

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