平清盛 #06「西海の海賊王」
「俺は海賊王になる!」
思わずお茶を吹き出してしまいました。(大爆)
このセリフそのものは、漫画が大ヒットする前はそう特別なセリフではなかったのですが、今や代名詞になってるからなぁ。
漫画やアニメを見たことがない人でも、CMで聞き知っているはず。もう、明らかに狙ってます。
だったら、それを楽しもう、と。
唐船に乗った海賊たち。
乳人、平盛康を撃たれて、気持ちの行き場がない清盛は、身分関係なく取り立てられるという宋に行きたいと願う通憲とともに、乗り込むつもりが、逆に捕らえられてしまいます。
宋の船を奪って海賊働きをしていた棟梁、兎丸と、サイコロの賭けに勝った清盛は、船中で戒めを解かれて、船中見学。
乗組員は、生まれた土地で生きていくことができなくなった、食い詰め者ばかり。
悪政のために、民は苦しんでいる。だから。
自分が王家の代わりに天下を取る。つまり義と悪がひっくり返る、と面白そうに語る兎丸に共感を覚えるも、この男がかつて忠盛によって討たれた盗賊、朧月の息子であることを知り、愕然とします。
この男こそ、幼き日の自分に、出生の秘密を告げた少年だった。
あの言葉のために、自分はどれだけ苦しんだか。
思わず、自分が忠盛の息子であることを明かしてしまいます。
捕らえた男が父の敵の息子と知った兎丸は、清盛を人質に、忠盛に、一人でやってくるよう、要求します。
古今東西、この手の取り引きがうまくいくことは稀でして。
清盛を見殺しにすることなど絶対にできない、止めても行くだろう、という忠盛の意を汲んだ忠正は、自分が身代わりに行くことを申し出ます。
闇討ちを仕掛けようという、忠清。しかし知らぬ海での闇討は危険では、と思案にくれる一同。そこへ、鱸丸がかつて清盛と海賊退治をしていた者共を引き連れてきます。
帆柱にくくりつけられた清盛は、夜も明けやらぬ海に、平氏の船団を見ます。
自分一人のために、来てくれた。
そして繰り広げらる海戦。
清盛、簡単に射殺されそうなポジションにいるのだけれども、ここで死んでしまっては、お話になりません(汗)。
忠正が助けてくれました。
自由になった清盛は、忠盛を仇と襲う兎丸と一騎打ち。
俺は、武士だ。
血は繋がらずとも、平氏の武士だ。
自分を助けるために、日頃のいきさつをおいて、命をかけて駆けつけてくれた平氏一族に対する感謝、労いの気持ちを込めての宣言です。静かに喜ばしく清盛を見つめる忠盛。
勝負は、兎丸の体力負けというか気力負け、ということでいいのでしょうかね。兎丸を捕らえようとする忠盛を止めるルフィ・・・じゃない、清盛。
「お前は俺だ。
面白うない世を、面白う生きようとして足掻いている男。
ともに生きてくれぬか。
平氏の下なら、いつの日かもっと面白い日をおくることができるはずだ。
お前の命、仲間の命ともども、我にあずけよ。」
王家の犬、平氏の子分になれというのか、と兎丸。
「王家の犬では終わらぬ。」
「賭けは嫌いじゃない。」
セリフだけでなく、海賊のシーンのほとんどが、狙って作りこんでいました。
それを面白いと思うかどうかは好み。
自分は、面白かったです。
仲間が集まっていく話には、何であれ、高揚感を感じますし。
一方、宮中では。
得子が璋子に、上皇の子を孕んだことを高らかに告げます。
しかし、「お役目ごくろうさまです」と、何の感慨もなく受け応える璋子に、険しい顔に。子を孕むことを、寵を受けているとはとらず、単に「お役目」として流されちゃいましたからね・・・
堀河局の元に通うは、義清。
当代を代表する歌人同士の逢い引きざんす。
勢力争いが起こりそうな宮中の噂をしています。
璋子の「からっぽな目」が気にかかる義清。
そして義朝は、熱田神宮にて、将来の妻、由良姫と出会いました。
ドロドロ宮中の話と、まだまだこれからの義朝、そしてアニメチックな海賊討伐。
絵にヴァラエティーがあって、エンターテイメントとして楽しめました。
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