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2011年11月18日 (金)

「赤毛のアン」「続・赤毛のアン アンの青春」「赤毛のアン アンの結婚」「赤毛のアン 新たな始まり」

■赤毛のアン ハイビジョン・デジタル・リマスター完全版

1986年 カナダ・米・西独製作 146分

原作:「赤毛のアン」ルーシー・モード・モンゴメリー

監督:ケヴィン・サリヴァン/脚本:ケヴィン・サリヴァン、ジョー・ワイゼンフェルド/製作総指揮:ケヴィン・サリヴァン/製作:ケヴィン・サリヴァン、イアン・マクドゥゲル/音楽:ハーグッド・ハーディ

出演者:ミーガン・フォローズ、コリーン・デューハースト、リチャード・ファーンズワース、ジョナサン・クロンビー、パトリシア・ハミルトン、シュイラー・グラント

■続・赤毛のアン アンの青春 ハイビジョン・デジタル・リマスター完全版

1988年 カナダ・米・西独製作 228分

原作:「アンの青春」「アンの愛情(中村佐喜子訳版ではアンの婚約)」「アンの幸福」ルーシー・モード・モンゴメリー
監督・脚本:ケヴィン・サリヴァン/製作:ケヴィン・サリヴァン、トラディー・グラント/音楽:ハーグッド・ハーディ 
出演者:ミーガン・フォローズ、コリーン・デューハースト、ジョナサン・クロンビー、ウェンディ・ヒラー、フランク・コンヴァース、ジュヌヴィエーヴ・アップルトン、パトリシア・ハミルトン、シュイラー・グラント

■赤毛のアン アンの結婚 ハイビジョン・デジタル・リマスター完全版

2000年 カナダ製作 147分

原作:ルーシー・モード・モンゴメリー
監督:ステファン・スケイニ/脚本:ケヴィン・サリヴァン/製作総指揮:ケヴィン・サリヴァン
出演者:ミーガン・フォローズ、ジョナサン・クロンビー、シュイラー・グラント、グレッグ・スポッティスウッド、キャメロン・ダッド

■赤毛のアン 新たな始まり

2008年 米製作 144分

監督・脚本:ケヴィン・サリヴァン/製作:トラディー・グラント/音楽:ピーター・ブレイナー 
出演者:バーバラ・ハーシー、シャーリー・マクレーン、レイチェル・ブランチャード、ハンナ・エンディコット=ダグラス

以上、BSにて鑑賞。ネタバレちょっとありの簡単感想を書きます。
なお原作のアンシリーズは全部読んでいます。テレビシリーズ「アボンリーへの道」は未見です。

「赤毛のアン」

うんと前に観たことがあるのですが、グリーンゲイブルズや輝く湖、恋人たちの小径など、小説の世界が映像として観れたことに感激して、映画のストーリーそのものをあまり覚えていなかったことに気がつきました。
今回視聴して、アンが起こす騒ぎの時系列にかなり変更があることを思い出し、アンの年齢が当時16~17歳だったミーガン・フォローズに合わせて原作の11歳から13歳になっていたことを知りました。
登場人物の整理は、仕方がないでしょう。

一番気になった変更は、ダイアナのギルバートに対する気持ちです。これはいらないのでは。
アンが学校に戻る前後のエピソードの並べ方は気にはなりましたが、原作のイメージを損なっていない程度かと思います。

前に観た時も思ったことは、コリーン・デューハーストのマリラが自分が小説から想像していたより骨太であること。
しかし無骨で不器用だけれども愛情深い雰囲気はよく出ていて、この作品を観た後、原作を読むと、マリラがコリーン・デューハーストの姿で浮かんできました。
ダイアナは・・・顔が・・・大きいかな(大汗)。

なんと言っても魅力的だったのはミーガン・フォローズのアン。
生き生きしていて年齢など、全く気になりませんでした。

.

   

「続・赤毛のアン アンの青春」

「アンの青春」「アンの愛情」「アンの幸福」をミックスしたお話です。
アンとギルバートの心がすれ違うさまはほぼ同じ。アンとモーガンは出会いなどのシチュエーションは変更されていますが、アンらしさは発揮されており、ロマンチックさは増していると思いました。アンとギルバードの関係がしっかり描かれていただけで、満足です。

学校でのてんやわんやなど、今回観てもやはり面白かったです。
前作とは違って街のロケが多かったのも印象的でした。
学校やハリス邸などの建物も、そして衣装も美しい。
アンとモーガンはもっと接近したような記憶があったのですが、わりとあっさり目でした。記憶と言うのはあてにならないものですね。

名女優ウェンディ・ヒラー扮するモーガンの母親、ミセス・ハリスの存在感は抜群。
※代表作:アルバート・フィニー版「オリエント急行殺人事件」のドラゴミロフ公爵夫人など。

唯一残念なのが、レイモンド大学での学生生活が仕方がないとはいえ、端折られたことです。
観たかったなぁ、プリシラたち級友とシェアして暮らすパティの家でのアンの生活、そしてセイラ、ジョセフ(猫です)、「不器量な」ラスティ(同じく猫です)。

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「赤毛のアン アンの結婚」

前作から10年あまりたって製作された完結篇です。
時代は「アンの娘 リラ」の時代、第一次世界大戦当時に変更されています。

アンとギルバートはめでたく結婚。
アンは作家を目指し、ギルバートは新米医師として経験を積むためにNYに移り、アボンリーでは考えられなかった様々な経験をし、挫折も味わいます。
そこで戦争が勃発。
当時はまだイギリス自治領だったカナダは自動的に参戦することとなり、ギルバートも、ダイアナの夫、フレッドも率先して兵士として戦場に赴きます。
しかし、ギルバートの消息が不明となり、彼が生きていることを信じるアンは、一人戦火の中へ飛び込んでいく・・・

多少「アンの娘 リラ」の要素は入っていますが、アン、ギルバートやダイアナたちのキャラのみで作った全くのオリジナル作品です。あのアンが諜報部員のお手伝いをするんですからね。
アンのファンには受け入れ難い設定だろうし、アン・シリーズを知らない人には、どうだろう、第一次世界大戦当時の風俗が好きな人には、結構お気に召すかもしれません。
自分は、何となくアガサ・クリスティのスパイ小説のような、ロマンティックでのんびりした味わいがあって、別物として楽しめました。

主要キャストはフレッドの役が大きくなったためか、前作「アンの青春」と違う俳優さんになっていた以外は、ほとんどそのままです。

ダイアナは大人になって普通の美人になってました。
ギルバート役のジョナサン・クロンビーも、前二作よりうんと魅力的になっていたように思います。
すっかり大人になったミーガン・フォローズは、痩せすぎだと言われるほどスラっとしてスタイルがいい、という原作のアンとはちょっと違っている、とは思いましたが(汗)、アンがミーガン・フォローズでなければ、多分、この作品は見なかったと思います。

マリラ役がコリーン・デューハーストが1991年にお亡くなりになっているのが残念でした。

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「赤毛のアン 新たな始まり」

はい、問題作。←きっぱり。

ディケンズの小説を髣髴とさせる、19世紀末(正確には20世紀初頭ですが)の孤児の悲惨な境遇と対照的なブルジョアの生活、そして台頭してきた労働者の動きなどの描写は面白かったです。

でも、これ、アンの話じゃないですから。
というか、ヒロインをアンにしなくてもいい話です。
集客のために「アン」というブランドが欲しかったんじゃないかな、と邪推。
アメリカ資本て言うのも、ひっかりました。

アン三部作全てに携わってきたケヴィン・サリヴァンが監督・脚本しています。
「アンの結婚」よりさらに逸脱、パラレルワールドというか・・・ついに自分だけのアンを作っちゃいました。

ミーガン・フォローズもジョナサン・クロンビーも出演していません。仕方がないとはいえ、これは大きなマイナスポイント。でも、このシナリオでは、出演交渉は無理だったでしょう。

中年のアンを演じるのは、ブラック・スワンでヒロインの母親を演じた、ベテラン、バーバラ・ハーシー。
恐らく監督のアイデアなのでしょう、赤毛つながり、という発想なのかな、アンをキャサリン・ヘプバーンもどきにしたのは、センスが悪いとしかいいようがありません。

私生活では決してスカートを履かなかったというキャサリーン・ヘプバーン。今に至るまでクールな女優として尊敬されています。
この大女優の髪型やファッションだけならまだしも、歩く時に腕を組んで体全体がちょっと斜めに傾く癖など、取り入れる必要があったのでしょうか。
しかも、ギルバートに代わって公私に渡ってアンを支え続けるパートナーに、実際にヘプバーンのパートナーだったスペンサー・トレーシーにどことなく似た俳優さんを配するとは。

アンのファンであるとともにヘプバーンのファンでもある自分には、気が散るとともに、到底受け入れがたい物真似でした。

最初の方で描かれた息子への愛情がいつのまにか希薄になって、最後は父への思慕中心になってしまう、という展開にも、ばらけた印象を持ちました。

一番許せないのは・・・ネタばれですが、書いちゃいます

「赤毛のアン」に書かれたアンの生い立ちが、全てアンの空想だった、という設定です。

原作の有名なシーン、セリフの数々を解体して新たなストーリーに組み込む作業は、監督及び脚本家としては、さぞ楽しかったでしょうね。(ふっ)
マリラをああいう形で、回想シーンで登場させたことも、腹立たしいです。原作のマリラなら、あんな重要な手紙は絶対に隠さない、と思ったので。

この作品を見た後では、「赤毛のアン」「アンの青春」の変更など全く気になりません。「アンの結婚」ですら、かわいいものに見えます。

「アン」の話でなければ、「アン・シリーズ」を知らなければ、シャーリー・マクレーンも出演していますし、20世紀初頭の開拓時代の雰囲気が残る北米の風俗を、キャサリン・ヘプバーンをリスペクトしつつ描いた、もの珍しい作品、としてそれなりに楽しめただろうな、とは思いました。

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