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2011年11月 5日 (土)

2011年10月の読書 その1

○読書<新読>   

茗荷谷の猫 著:木内 昇(文春文庫)
骨の記憶 著:楡 周平(文春文庫)

○読書<再読> 

殴り合う貴族たち 著:繁田 信一(角川ソフィア文庫)

以下、読んだ順です。緑色のタイトルが新読、茶色のタイトルが再読です。

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「殴り合う貴族たち」

藤原道長と同時代に生きた藤原実資が残した「小右記」を中心に、平安時代、摂関政治の全盛期の貴族たちの起こした、「暴力事件」をまとめた本。

雅な王朝文化とのギャップが興味深かく、軽やかな文章なので、読み物としても面白かったです。
古今東西、中世の貴族って、規制が少ないから傍若無人というか、野蛮だったんだなぁ。
特に下の階級の者に対しては、治外法権、やりたい放題です。

なお、藤原実資は957年生、1046年没、おおよそ90才だそうで、今でも長寿、当時としては本当に稀な長寿の人です。
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「茗荷谷の猫」

幕末から昭和にかけ、各々の生を燃焼させた名もなき人々の痕跡を掬う名編9作。(カバーより)

この作者の作品は初めて読みました。
各作品の登場人物が他の作品にも少しづつ関わっている、短編連作集です。
主人公の多くが夢半ばにして生を終えていく。その生き様を、作品によってテイストを変えつつ描いています。
中には平穏無事な生活を手に入れたらしき人物もいますが、その人生が彼らの夢見たものだったのかどうかは、わかりません。
ある時は激しく、ある時は悶々としながらも、粛々と生きるのみ。

慎ましく生きる、市井の孤独な女流画家の心模様を描いた表題作「茗荷谷の猫」、江戸川乱歩の作品に惹かれる、親の遺産でのらくら生きようとする男の、乱歩作品顔負けの奇怪な体験を、ユーモアを交えつつ描いた「隠れる」、そして太平洋戦争が始まる直前の浅草に生きる人々を描いた「庄助さん」の三作は、作品中でも特に場所、あるいは人物が深く関わっていて、印象的。

人物では、「茗荷谷の猫」に登場する、「画商でもなく、画商と画家の仲立をする」初老の男、緒方の謎めいた佇まいが心に残りました。

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「骨の記憶」

没落した東北の旧家の嫁のもとに届いた宅配便は51年前に失踪した父の頭蓋骨だった。差出人は、中学卒業後、集団就職で町を出てその翌年に火事に遭って死んだはずの同級生。いったい誰が、何のために―。隠されていた過去が、昭和の記憶とともに今、明らかになる。人生の光と影を余すところなく描いた力作長篇。 (amazonより)

この作者の作品も初めて読みました。

一種のピカレスク小説(悪漢小説)。極貧の少年が成り上がっていく過程には躍動感があり、プロットがしっかりしているので、一気に読んでしまいました。
主人公の運命を狂わす出来事や、そのために捨てざるおえなかった故郷との関わり方やが結末ありき、のような気がしましたが、そういう部分を含めて、古典的な面白さを感じました。
極めて男性的な作品。

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