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2011年10月 8日 (土)

キンキーブーツ

2005年 英・米製作 107分

監督:ジュリアン・ジャロルド/脚色:ティム・ファース、ジェフ・ディーン/音楽:エイドリアン・ジョンストン/製作:アラン・ポワレ
出演者:ジョエル・エドガートン、キウェテル・イジョフォー、サラ=ジェーン・ポッツ ローレン、ニック・フロスト

BSにて鑑賞。ネタバレなしの簡単感想です。

主人公は、少々頼りないけれども、酒も煙草も嗜まない、とても真面目な青年、チャーリー。
代々続いた田舎(ノーサンプトン)の靴工場を継がずに、華やかな首都、ロンドンに出てサラリーマンとして生きようとした途端、父が急死してしまい、責任感からUターン、後を継ぐハメになってしまいます。
ところが、伝統ある工場は破産寸前。
それでも、生来の真面目さから、何とか立て直そうと悪戦苦闘するお話です。

実話を元にしている、とタイトルに書いてありましたが、

実話なのは元々の会社ブルックス社が110年の歴史があることのみ。 靴工場をエロティックなファッションアクセサリー工場に変えたのは本当で、そこのラインに男性物も用意したというのも事実であるが、ドラッグクィーン用のブーツで再生したという話については全く架空のことである。(wikipediaより)

なんだそうです。

監督は「ジェイン・オースティン/秘められた恋」のジュリアン・ジャロルド。
俳優さんはどなたも知りませんでした。

製作時は2005年。産業の空洞化が進む英国に生きる労働者階級の若者たちの苦悩が、コミカルに描かれています。
こういう若者達がキレてこの間の暴動を起こしたのかなぁ、産業の空洞化は日本でも進んでるよなぁ、などと思いつつ・・・

さて。

一生モノの紳士靴を代々コツコツ作ってきたのに、新興国製の安物の靴に押されて、すっかり左前になってしまった工場。
英国の靴工場の90%は廃業した、というセリフも出てきます。
安物は2、3年履けばダメになるからいいんだ、という問屋の言葉が何かと人事とは思えませんでした。要するに回転率がいい、ということです。
技を駆使した職人芸の高級品は需要が少ない。ぐっさり・・・

その人間を見るには、足元を見よ。
チャーリーの父の教えは、今や通用しません。

ある程度年齢が行くと、時と場所によっては安物の靴を履いていると恥ずかしい思いをするのですが、いい靴って本当に高いですからねぇ。
普通の生活をしていたら、年に何足も買えません。

果たしてチャーリーに起死回生のアイデアは生まれるのか?

主人公が潰れかけた会社を立て直そうと努力する、というありふれた話を、語り過ぎない脚本と、テンポが良くてキレのいい演出、編集によって、小気味のいい作品に仕上げています。

ジョエル・エドガートンが、保守的で頭の固そうな、はっきり言って田舎者のチャーリーを好演。ファーストシーンの虚ろにも見える表情が徐々に生き生きと変化していくのがよくわかりました。

彼と孤独なゲイのダンサーとの友情を軸に、けなげな女子工員、都会暮らしに憧れるフィアンセ、頑固な工場の職人たちなどと織り成すエピソードの数々も、トリッキーなものはひとつもなく、どれをとってもベタ中のベタです。

しかし、とにかく撮り方が上手いです。

登場人物達の心境は、セリフでの説明は最低限にして、なるたけ映像で表現する。しかし自己満足には陥ってはおらず、観客に優しい映像。
そしてわかりきった結末はくどく描かない、スマートな編集。
カットの切れ目にテンポを感じました。
ホテルで働く老婦人など、脇役の使い方にも無駄がありません。

ありふれた題材でも、監督、スタッフたちの手腕でこれだけキレのいい作品になるんだ、とひたすら感心しながら観ました。
お話の方も、後味すっきり。
小品ですが、映画を観た、という満足感を得られました。
お薦めの一本です。

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