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2011年9月23日 (金)

2011年9月の読書 その1

いつも遅れるので、今月は早めに書き始めることにしました。

※読書順、敬称略です。

○読書<再読> 

血脈(上中下) 著:佐藤 愛子(文春文庫)
佐藤家の人々ー「血脈」と私(文藝春秋社)

「血脈」(上中下) 

 

それは大正四年秋、当代随一の人気作家、佐藤紅緑の狂恋から始まった―。生きようとする情熱ゆえに欲望と情念に引きずられる一族、佐藤家の人びとの凄絶な生の姿。第四十八回菊池寛賞受賞。(上巻:amazonより)

久が金銭苦の果て女と心中。悲しむ老父紅緑を冷やかに眺める八郎の眼。戦争を境に佐藤家の世代替りと新たな苦闘の時代が始まる…。欲望と情念に引きずられる一族の人々の壮絶な生の姿を描く、著者のライフワーク第2弾。(中巻:amazonより)

いま、一人残った愛子が見据える佐藤家を灼き尽くす因縁の焔の行方―。情念の奔流に押し流されつつそれぞれの生を駆け抜けたはらからへの熱き鎮魂の想い。畢生の大作、堂々完結。(下巻:amazonより)

「文藝春秋」に12年の歳月をかけて連載されていた作品。

まず、連載期間12年、という歳月を感じさせない、文体の統一感、エネルギー量の一定感、そして対象物に対する揺るぎない姿勢に、作者の強い意思と性格を感じました。

作者本人も登場しますが、前半は作者が誕生する前の出来事である、ということもあり、「わたし」という一人称ではなく、その時々にスポットのあたった人の目線で書かれています。

自分の家族を小説にするということは、身を削る、ということ。
その覚悟がなければ「面白い小説」には決してならない。

描かれている人々が全て実名で登場するこの作品は、全く容赦がありません。
ブルトーザーのごときパワーで、抗いきれない負の力に導かれて自滅していく人々を、いわば「身内の恥」を克明に描いています。

ですので、非常に面白いです。
自分の家族を描く時に含まれがちな含羞がなく、自虐、という形をとって自分自身を甘やかすこともなく。
高尚に傾くこともなく、俗におもねることもない朗々とした文体ですので、とても読みやすいのも魅力のひとつでした。

自分より下の年代など、微妙にぼかされている人々もいますが、身内のことをここまで書かれたら、普通の人なら、あまりいい気はしないだろうと思いました。
作者が一族の中で最年長者、すなわち遠慮するべき人が少ないということが、ここまで描けた理由の一つではないか、と思いました。
いや、佐藤愛子氏には、最年長とか、関係ないでしょうね。

「佐藤家の人々ー「血脈」と私」

「血脈」の作者によるあとがきが含まれていたりするので、内容は目新しくはないのですが、作品に登場した人々、佐藤紅緑氏とその家族の写真が、数は少なくとも掲載されているので手に入れました。
若くして亡くなった、作者の兄たちの写真が、印象に残りました。

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