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2011年9月 9日 (金)

それでも、生きていく #10「対決の果てに」

公式サイト

「ふかみ」のトイレから朝日を眺める洋貴の姿から始まりました。

先週の感想で
「双葉を探しに行こうと、車に戻った洋貴」と書きましたが、それは自分の勘違いで、まだ出発していませんでした。

ストーリー順ではなく、バラっと書きとめておきます。やはりまとめきれませんでした(汗)。

洋貴が双葉の元へ行った後、残された響子と耕平。
被害者家族だと同情されるのも面倒くさいので、適当に周囲に合わせて生きてきた、そのノリでお母さんにも「がんばれ」と言い続けたことをあやまる耕平。
いや、励まされた、と響子。

・・・耕平の気持ちはとてもよくわかります。

因島に行き着いた文哉。
亡き母の実家を訪れ、納屋で母の写真を探していました。
しかし、一枚もありません。
母の両親は、家を出たきり音信不通だった娘のこと、娘の家族のことは、本当に何も知らなかったのですね。

赤ちゃんが泣くと、あー嫌だ、もう嫌だって。
しかし父は帰ってこない。
お父さんとハワイに行った時の話ばかりしていた。
水着のままで、大きな赤いエビを食べた話。
あんたたちがいなければ、産まなければハワイに何度も行けたのに。
母は洗濯物を持ってベランダのところへいった。
そして、天国のハワイにいくの、と言い残して飛び降りた。

何度もお父さんと双葉と新しいお母さんを殺す夢を見た。
僕、みんなを殺してしまう。
死のうと思って。
三日月湖の柵を壊そうと思って金槌を持っていて。
そしたら洋貴の妹が歩いていて。

「ネロは生まれてこなかったほうが良かったんじゃない?悲しいことばかりなのに何で生まれてきたの?」

お母さん、助けて、と何度も思ったけれども、どうしてもお母さんの顔が思い出せなくて。
夜のところには大きな赤いが見えてて。
目覚めたら洋貴の妹が浮いていました。

大丈夫です、次はちゃんと自分を殺します。

文哉にただならぬものを感じた祖父母。

一方、草間ファームに通い続ける駿輔。
無視し続ける草間の手には、延命拒否の同意書が。一旦は握りつぶします。
このままでは娘、真岐は早晩自力で息をすることもできなくなる。
しかし延命処置を施したくても、莫大な治療費がかかる。
いずれにしても、二度と目を覚まさぬ娘。

駿輔を意識の戻らぬ真岐の病床の元に連れて行ったのは、どちらを選ぶにしても、その決意にはずみをつけたかったのかもしれません。
農園を売らねば娘は死ぬ。しかし、農園を売れば孫娘になにも残してやれない。

父親が娘の死を諦めるところだ、目をそらさないで見ておけ、と、駿輔の目の前で、くしゃくしゃになった同意書にサインします。

どちらも辛い。
辛さの原因は違っても、この極限の「辛さ」だけは共有しているように思えました。
決して部外者にはわからない。

そのことはすでに洋貴は気づいていた。
そして加害者家族としてマスコミに追いかけられ始めた隆美と灯里の元を訪れた響子も。

15年間隆美たちに嫌がらせを続けてきた響子。
15年前、おなかの大きい隆美の写真を見て、あなたを憎んだ、と。

その響子をずっと、憎んでいた、と隆美。
加害者家族として、絶対に口に出してはいけない、いや、思うことも許されない気持ち。
わたしは身勝手な人でなし、と、自分を責めながらも、家族を害するものとして、響子を憎まずにはおれなかった隆美。

最初は今まで通り頭を下げ続ける隆美が、あなたと話したくてきたのです、という響子の言葉、眼差しで本音を言い出します。
この間が何とも言えませんでした。

隆美の本音を聞いて、ほっとしました、と響子。
あなたが15年間苦しんできたことを知って、ほっとした私も、人でなしです、と。

あなたたちを許せる日がくるとは思えないけれども、隆美たちが撮られた写真を見ても、もう昔のような気持ちにはなれなかった。
それは洋貴が双葉と会った時の気持ちと同じかもしれない。

私たちは被害者家族と加害者家族。
同じ乗り物に乗っていて、一生降りることはできない。
じゃあ、行き先は一緒に考えないと。

因島に着いた洋貴は、双葉を発見。
あの電話ボックス、フェリー乗り場にあったようですね。それにしても、暑そうでした。

洋貴からの伝言を聞いていない、いや聞けない双葉は、洋貴の気持ちの変化に気がついていません。双葉の言動から、洋貴も聞いていないことに気がついているようですが、問いただす間もなくぶつかり合います。
ぶつかりあって、お互いが相手を殺人犯にすまい、と思っていることを確認しました。

母の名前も知らなかった双葉。
記憶も写真も、何も残さずこの世を去ってしまった人なんですねぇ・・・

文哉の行き先だと思われる母の旧姓、「村上」家を一緒に探す洋貴と双葉。
そのうち、文哉が立ち寄ったと思われる家を発見、文哉が自殺しようとしていることを知ります。

その晩、夏祭りが催されている学校のプールサイドで、自分の手足をガムテープで縛って、自ら水中に落ちていく文哉。

プールの入り口に置いてあったオレンジを見た洋貴は、プールに走っていって、文哉を助けます。
このまま兄が自殺してくれたら、と言っていた双葉も、必死で兄に呼びかける。

洋貴の人工呼吸で、息を吹き返した文哉を連れて、地元の洋食屋というより定食屋に入ります。

文哉がトイレにたった間に、言葉を交わす洋貴と双葉。
これからどうするつもりなのか、と問う双葉に、わからない、と洋貴。
でも、信じてみようかと。

席に戻った文哉に、今までの自分の心の変化を必死に語りかける洋貴。
いや、そんなことはどうでもいい。
今の話は全部忘れていい。

ただ、今朝、朝日を見たんだ。
便所臭いトイレの窓から。
今までそんなこと感じなかったのだけれども、また今日が始まるんだな、と。
楽しくてもつらくても、幸せでもむなしくても。
生きることに価値があってもなくても。
今日が始まるんだな、と。

文哉の手を握る洋貴。

うまく言えないけれども、俺、おまえと一緒に朝日を見たい。
もう、それだけでいい。

しかし、文哉は。

「ごはん、まだかな。」

洋貴の手から自分の手を抜きながら。

「お兄ちゃん、おなかすいているんだよ」

自首すればいいんだろう、あやまればいいのか、ごめんな洋貴、双葉、ごめんな。

泣き出す双葉、大声で笑い声を出しながらオムライスを食べる洋貴。
もう、笑うしかない。

二人に伴われて警察署の前に行く文哉。
双葉は、一人で行く、と去っていく兄の背中にとび蹴りを入れ、馬乗りになって殴りかかります。
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律儀にご飯代を払おうとする文哉が、リアルでした。
自分の「ルール」から外れたものには一切無関心。
自分の世界以外のことであるならば、蹴られても、殴られても、罵倒されても、何の痛痒も感じない。
そのことは双葉もよくわかっている。でも、蹴らずにはおれない。

文哉の描いた絵にある、湖に浮かんでいる赤い服を着た少女は、大きな赤いエビでもあったのでしょう。

亡くなった母のことは、全くわからないままです。夫の口から思い出の一つも語られず、実の親からも忘れられた存在になりつつある。

人から忘れられる、というのは真の死を意味する、と、聞きいた覚えがあります。彼女は少なくとも文哉の記憶には残っている。しかし、その記憶の形・・・何とも無残な気がしました。

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隆美が、自分のことを憎んでしまうほど苦しんでいたことを知った響子が、ほっとした、というのはわかるような気がします。
そこには人間の感情があり、言葉が通じるのですから。

被害者家族と加害者家族が同じ乗り物に乗っている、という解釈を、当該の方々がどう感じるかはわかりません。
このドラマ内では、それぞれがそういう想いを抱くにいたる流れを、キャストの方々の力があってですが、丹念に描いているとは思いました。

響子と隆美のシーンにも息をのみましたが、洋貴、双葉、文哉のシーンにも圧倒されました。
無駄だよ、洋貴、と思いながら、一縷の望みを持ちつつ・・・やはり無駄でした。

食堂の親父のくだり、深刻な気分で入った店の雰囲気が、自分の気持ちとは無関係に何とも脱力していたことを思い出しました。こういうことって、その時のつらい気持ちとともに、妙に記憶に残るもんなんですね。

来週の最終回に向けて。
草間につらい決断をさせた文哉の闇がますます暗くなる一方、少しの光は見えてきました。
しかし同じ乗り物に乗っているからといって、洋貴と双葉、被害者家族と加害者家族がともに人生を歩むのは、傷が大きすぎて無理なような気がします・・・あわせ鏡をみて暮らすのは辛いんじゃないかなぁ、と。
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因島には中世に活躍した村上水軍の本拠地のひとつがあったから、村上姓が多いんですね。
以前、因島にある水軍城(村上水軍の博物館)に行った時のことを思い出しました。

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