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2011年6月 4日 (土)

2011年5月の読書

学習書の量が多くて、純粋な読書はあまりすすみませんでした。残念・・・

amazonリンクのレイアウトを色々と試行錯誤中です。こっちの方がすっきりししているのですが、絶版で画像がない作品の時、困るかも。

※読書順、敬称略です。緑色のタイトルが新読、茶色のタイトルが再読です。

○読書<新読> 

将軍たちの夜 著:ハンス・ヘルムート・キルスト/訳:安岡万里、美村七海  (角川文庫)

○読書<再読> 

蒲生邸事件 著:宮部みゆき  (文春文庫)
徳川将軍家の十五代のカルテ 著:篠田達明 (新潮新書)
歴代天皇のカルテ 著:篠田達明  (新潮新書)

以下、読んだ順です。緑色のタイトルが新読、茶色のタイトルが再読です。

「将軍たちの夜」

  

久しぶりに翻訳ものを読みました。
第二次大戦下のポーランド、パリなどを舞台にしたミステリーです。

この原作を映画化した同名のピーター・オゥトール、オマー・シャリフという「アラビアのロレンス」コンビが出演している作品(1962年公開)をずいぶん前にテレビで見たことがあります。
ピーター・オゥトール演じるタンツ将軍がゴッホの絵の前に佇むシーンは、タンツが哀れなハルトマン青年に投げかける微妙な視線とともに、強烈に覚えています。
DVD化されていますが、まだ見ていません。
今回、初めて原作を読んで、記憶の限りですが、骨格とテーマを忠実に映画化していたことがわかりました。

話は1942年ワルシャワで起こった猟奇的殺人事件から始まり、1944年のヒトラー暗殺未遂事件を挟んで進みます。
途中で時を経たのちの証言などが挿入されるので、初めは多少読みづらかったのですが、骨太な展開に次第にぐいぐいと引き込まれました。

原作者はポーランド生まれ。
なぜドイツ人がヒトラーに盲従したかを突き詰めていく話でもありますが、ナチスだけを糾弾している、というわけでもありません。
小説の中で追求されていくのは、猟奇犯罪とともに軍隊教育、そして軍の上層部のあり方。

ミステリーとしてはトリッキーな話ではないのですが、エンターティメントな作品。
何より著者の想いの深さに粛然とさせられました。

「蒲生邸事件」

昭和11年2月26日・・・「ニ・ニ六事件」のただ中に現代(1994年)からタイプトリップしてしまった受験生、孝史を主人公としたSF・ミステリー小説です。
上記「将軍たちの夜」に触発されたためなのか、それともタイムトリップつながりで「仁」に触発されたのか、急に読みたくなって再読。

タイムトリップ能力を持つ人物が登場し、主人公の孝史に、歴史上に起こった大事故などを回避しようと努力するものの結局はすべて歴史の流れに飲み込まれてしまうのだ、と語ります。

「我々人間は、歴史の流れにとってはただの部品ということさ。<中略>歴史は自分の目指すところに流れる。」

孝史が出くわした蒲生邸内の事件にはトリック性は少なく、タイムトリップの方が「トリック」となっています。

「二・二六事件」という歴史上の大事件を背景にしてはいますが、蒲生邸、という閉ざされた空間が主な舞台なので、古典的な味わいがあります。
登場人物たちも横溝作品から抜け出てきたようキャラです。ロマンチックな人物、嫌味な人物・・・わざとなんでしょうね。もしくはこういう雰囲気を描きたくて、ひと捻りしてタイムスリップものにしたのかもしれません。しかし宮部作品独特の哀愁は濃厚に漂っています。
孝史の目を通じて描かれた昭和11年の風景、風俗はテーマパークのよう。だからでしょうか、一服したい時に読みたくなる作品です。

「徳川将軍家の十五代のカルテ」

大河絡みで再読してみました。

徳川家十五代の各将軍の健康状態、死因を文献や遺骸を元に最新医学で診断してみた読み物です。
薬オタクだった家康、吉宗。秀忠は消化器がんだったかもしれない?
整形外科医でもある著者の博学ぶりが楽しめます。
一番意外だったのは綱吉の体格でした。

「家康以降の将軍たちは二、三の例を除いて凡庸な人ばかり。<中略>さまざまな障害をはねのけて徳川十五代は二百六十年もよく保ったものだ。そこには幕藩体制を支えた三河家臣団の存在があった。」

「歴代天皇のカルテ」

上記の本と同じ著者。
しかし、将軍の墓は発掘可能ですが、天皇の墓、つまり御陵を発掘することはまず不可能ですので、その分、上記の作品よりは医学的な部分が少なく、総論的な読み物になっているような気がしました。
明治以降の天皇三代の病状については仔細に書かれています。

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