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2011年6月12日 (日)

新選組血風録 第11回「菊一文字」

公式サイト

原作:司馬遼太郎「新選組血風録」

感想のみ書きます。

七百年生きながらえてきた菊一文字則宗を前に。
死を前にして自暴自棄なる寸前で、もう剣を持つ力がない、剣士としては終わってしまった自分を受け入れるまで。
沖田とお悠の悲恋を絡ませて描いていました。
お悠の理不尽な最期が菊一文字則宗を抜かせた、という設定は、このドラマのならではのテイスト。
少しネチっこい設定なので、あまり好きではないのですが。

しかし、菊一文字、お悠・・・生きつづけていけるものを見て、逆に死に怯え、朽ちていく我が身の醜くさに絶望し、大事なものの命を失うという挫折をへて、一種、悟りのような境地に至る姿まで。
彼の生に対する屈折した思いや悲しみは描かれていたと思います。

ひょっとするとこのドラマの中で一番複雑なキャラかもしれません。辻本さんの沖田総司はピッタリはまっていたように感じました。
多少トリッキーな殺陣も身軽な沖田によくあっていたように思います。

情報元を明かさぬ山崎もいい仕事をしていました。

近藤の虎鉄、土方の兼定との刀比べのシーンがあったのは嬉しかったです。

原作はお悠は登場しませんので、菊一文字則宗に対する思いはもっと観念的に描かれています

則宗だけは生きている。生きる価値を天からあたえられて生きつづけているように思えるのである。
「七百年」
あとも生きつづけよ、と沖田総司はふと祈りたくなるような気がする。総司は、死が近づくにつれて、笑顔がすきとおるようになってきたといわれる。そういう心境の中から、
「七百年」
の寿命に、近藤や土方にはわからぬ感動がうまれているのであろう。(新選組血風録「菊一文字」より抜粋)

沖田が菊一文字を使ったのも、自分の世話を焼いてくれいた一番隊配下の最年長者、日野という隊士が斬られたためでした。
沖田を気づかう近藤と土方を少しコミカルに描きつつ、沖田ほどのものを遁走させたことを自慢する戸沢たちの様子を短く挟みながら、沖田の心の動きを、踏み込んで描くのではなく、淡々と映像的に描いていています。

戸沢を斬った後、物語は一気に終焉に向かいます。

総司は、江戸千駄ヶ谷池橋尻の植木屋の納屋で病いを養い、ひとり死んだ。(同上)

そしてこの作品で短編連作集「新選組血風録」は締めくくられています。

「沖田総司の恋」といい、沖田を主人公にした話は他作品とは違う印象を受けたことを覚えています。作者が作り上げた”沖田総司”が持つ透明感そのものを描いているような。

新選組の瓦解でも、近藤、土方の最期でもなく、沖田が主人公の本作で終ってしまう。
後には、もう、何の話もない。

何もないこと、そのものに切なさを感じたものです。

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