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2011年5月14日 (土)

2011年4月の読書

すっかり遅くなってしまいましたが、自分のための覚書として。まとめて書くのは辞めたほうがいいかもしれない・・・

4月は3月とは一転。
再読も含めてお馴染みの作家さんたちの作品、それも時代劇ばかりでした。ちょっと偏りすぎたかも。

※読書順、敬称略です。緑色のタイトルが新読、茶色のタイトルが再読です。

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○読書<新読> 

我、言挙げず~髪結い伊三次捕物余話 著:宇江佐 真里  (文春文庫)
小夜しぐれ~みをつくし料理帖 著:高田 郁  (ハルキ文庫)
おはぐろとんぼ~江戸人情堀物語 著:宇江佐 真里  (実業之日本社文庫)

○読書<再読> 

余寒の雪 著:宇江佐 真里  (文春文庫)
春風ぞ吹く~代書屋五郎太参る 著:宇江佐 真里  (文春文庫)
無事、これ名馬 著:宇江佐 真里  (文春文庫)
あやめ横丁の人々 著:宇江佐 真里  (講談社文庫)
新選組血風録 著:司馬 遼太郎 (角川文庫)

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「我、言挙げず~髪結い伊三次捕物余話」

「髪結い伊三次捕物余話」シリーズ8冊目です。
伊三次とお文、不破龍之進が代わる代わる主人公になるエピソードが6話。
前シリーズより少し成長した龍之進。「八丁堀純情派」も卒業したようです。彼らと「本所無頼派」の対立を描いた話は少し劇画チックだったので、シリーズを活性化したかもしれませんが、あまり好きじゃなかったため、正直ほっとしました。本作は新米同心、という瑞々しさが、いい感じで描かれていたと思います。

そして前作では反抗期に入った龍之進に邪険に扱われたりと、あまりいいところがなかった伊三次が、彼がメインをとっていない話の中でもちゃんと存在感を示していたように思いました。
また、同じく影の薄かったお文も復活。お文とは一旦感情がすれ違った形でシリーズから遠ざかっていたおみつのエピソード(雨後の月)、お文と伊佐次の絆を不思議な話で描いたエピソード(明烏)など、シリーズファンには嬉しい限りです。
伊三次とお文の復活は、最近氏が高年齢者を主人公にした佳作を発表していることと関係があるのかもしれません。

「余寒の雪」

「我、言挙げず」が良かったので、もう一度「髪結い伊三次捕物余話」シリーズを最初から読み直そうかと思ったのですが、好き過ぎて今読むのは勿体ない気がしたので、この作品を再読しました。
歴史に材を取っている作品(出奔)(蝦夷松前藩異聞)はあまりこなれているとは思えませんが、他の人情話はほのぼのと明るく、何度読んでもほっこりします。

「春風ぞ吹く~代書屋五郎太参る」

主人公、村椿五郎太は、先祖の不始末により小普請組入り(無役になること)となった直参の跡取り。
直参ではあるけれども毎日決まった仕事があるわけでなく、幼馴染の水茶屋で代書屋のアルバイトをする日々を送っています。このままでは好いた女性とも一緒になれなず、一生うだつのあがらぬまま。御番入り、つまり役付きに戻り、家を建て直すには「学問吟味」という3年に一度のエリート登竜門の試験にパスしなければならないのだですが。

正義感は強いのに、今一つ覇気がないことを自他とも認める五郎太という若侍の成長を描いた江戸物。
五郎太の視線で見た学問の師匠たちの生き様など、青春小説としても飽きさせない、爽やかな魅力のある作品です。

「無事、これ名馬」

町火消し「は組」の頭一家の人生模様に、上記「春風ぞ吹く」の主人公だった村椿五郎太の息子、太郎左衛門が加わった江戸物です。
五郎太が主人公ではないので正確には続編、というわけではないのですが、彼が頼りがいのあるひとかどの人物になった姿が読めるのが嬉しい限り。村椿家のことを書くと上記作品のネタばれになってしまうのですが・・・紀乃の性格がちょっと変化しているように感じました。

ちょっと弱虫な太郎左衛門が、市井の人々にもまれ、見守られながら成長していく姿を描きながらも、中心になっているのは、頭の娘、お栄の複雑な女心ですので、周囲の人々の運命を含めて、陰影のある作品です。

「小夜しぐれ~みをつくし料理帖」

シリーズ第5弾。すっかりシリーズとしての貫禄がついてきたというか、油がのってきたというか。今ひとつ正体のはっきりしなかった小松原、本名小野寺数馬が主人公の話を入れるなど、新しい試みもあるので前作よりさらに面白かったです。
しかし、「小夜しぐれー寿ぎ膳」。まさか・・・の展開でした。ラストの澪の回想が心に沁みました。しかしこれで澪の行く末がますますわからなくなったかも。

「おはぐろとんぼ~江戸人情堀物語」

薬研堀、油堀、稲荷堀、源兵衛堀、夢堀、八丁堀・・・江戸のお堀を巡る、全6話の短編集です。うち、夢堀だけは架空の堀。
ほんのりしたユーモアが漂う「ため息はつかないー薬研堀」、ちょっと不思議だけれども哀感のある「御厩河岸の向こうー夢堀」が印象に残りました。

「あやめ横丁の人々」

宇江佐ワールドはいったんはまると抜けられない。(汗)
駆け落ちしおうとした妻と間夫を斬ってしまった主人公、慎之介が匿われた訳ありな人々ばかり住んでいるあやめ横丁が、ちょっと結界・・・異界風なのが印象的で、再読してしまいました。
頑なだった慎之介が人として成長していく様子を、周囲の人々の悲しい運命を交えて描いています。
しみじみ、という言葉ではいい表せない、不思議な読後感が残る作品。

「新選組血風録」

ドラマが終わっていないのに、つい、読んじゃいました。読まなくてもほとんど覚えていましたが。

自分が持っているのは「幕末」と同時収録されている「司馬遼太郎全集」(文藝春秋社」版。
この作品を読んでから「燃えよ剣」を読んだと思います。いずれも元は父の本、幕末モノを読んだのはこの作品以前は「竜馬が行く」だけでした。こちらはあまり覚えていない、というか忘れる努力をしたかも。

「燃えよ剣」はもう10数年封印しています。
長編である「燃えよ剣」は世界が濃密過ぎて、一旦読んでしまうと、他の組モノに拒否反応が出てしまうんです。これは新選組を題材とした作品を色々読んだ結果得た結論です。初めて読んだのが中学生という多感な時期だったためもあるでしょう。
「血風録」はまだ新選組の描き方が濃くないので、幕末モノの連作短編集として割り切って再読できます。色んな作家さんが元ネタとしている「新選組始末記」(著:子母沢 寛 )と重なる部分もありますし。

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