高校生レストラン 第1回
原案:村林新吾 著「高校生レストラン、本日も満席。」「高校生レストラン、行列の理由。」(伊勢新聞)
脚本:吉本昌弘 ほか/音楽:服部隆之/シニアチーフクリエイター:櫨山裕子/プロデューサー:荻野哲弘、内山雅博/演出:吉野洋、猪股隆一、佐久間紀佳
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原作未読です。
簡単に感想のみ書きます。
教師の経験もなく、なるつもりもなかった新吾が生徒たちを指導していくうちに、自らも教師として成長していく、というお話です。
今は料理人としての目線でしか生徒達を見ていない、いや、見れない新吾が、今後どう変化していくのか、そして生徒たちは?というところですね。
ドラマ全体のトーンは、今の新吾に教師としての熱意があるかどうかはさておき、熱血教師モノにするつもりなのかな?ってところです。
だとすると生徒たちがむやみに新吾に反発する様子や、彼らを取り巻く大人の思惑の描き方がベタに”邪魔者スタンス”だったりするのは、お約束として見ていいのかな?
彼らも次第に変わっていくのでしょうか。
松岡さんは頑固な料理人、という役柄にはまっています。
皆が新吾に反発する中、新吾を本物の匂いがすると受け入れ、みんなの気持ちをまとめていく健気な陽介を演じる神木さん。最近トリッキーな役柄が続いたので、こういうストレートな役は逆に新鮮でした。関西弁に無理がなかったのは、さすが。(正確には三重県ですが)
この陽介が新吾に反発するか、もしくは転校するような事態になった時が「高校生レストラン」の危機、ということになるかもしれません。何やら訳ありげですし。まさか”イソップ”じゃないですよね(^^;;
少し気になったところを。
新吾が気がついたこと、つまり客がみな出汁を残している、ということを反発する生徒たちにきちんと伝えなかったことは、新吾というキャラを表していたと思いますが。
しかし、新吾が陽介が作った出汁を、いくら信頼している、とは言え、客に出す前に味見しないというのは、花板的立場の人間としては、ちょっと無理があったように思いました。部長が勝手に鯖節を入れるという行為を含めて、話を盛り上げるための作為が感じられたというか。
そういう些細な事をねじ伏せるくらい熱いドラマになるのかどうか。それともじっくりと新吾と生徒たちの交流を描いていくのか?
幼馴染の宏はずっと新吾のバックアップ役なのでしょうか?
「?」が多い感想になってしまいました。
初回ではちょっと掴みづらいというか。つまり・・・感想が書きにくい状態です。(汗)
松岡さん、神木さんはいい感じなので、次回も見てみます。
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助手の都甲が柴本さんとはわかりませんでした。ふっくらした?(汗)
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こんばんわ^^
>最近トリッキーな役柄が続いたので、こういうストレートな役は逆に新鮮でした。
とにかく、ドラマへと言うよりも初回から神木くんに期待して見始めたので
すごく満足でした。
おっしゃる通り、無理の無い関西弁。
実際の神木くんも坂本のような努力家だと。。ピッタリな役柄ですね^^
ストーリーは体育会系青春ものを目指すものかと。。。
嫌いじゃないので、そっちも楽しみにしてます。
出汁の味見については、同じこと感じてました^^;
投稿: くう | 2011年5月 8日 (日) 00時33分
くうさん、こんにちわ。
>おっしゃる通り、無理の無い関西弁。
方言で難しいのは単語のアクセントだと思うのですが、自然でしたね。
やっぱりただもんじゃないな~、と嬉しくなりました(^^)
>出汁の味見については、同じこと感じてました^^;
重箱の隅をつついてしまいました(汗)。
こういう、事件のきっかけになるエピに多少無理があってもOKな方向でいくのか、それともこつこつ積み上げていく方向なのか、ちょっとわかりにくかったので注目してしまいました。
OKな方向なら、あまり小さいことは突っ込まないほうが楽しめるだろうから。
>ストーリーは体育会系青春ものを目指すものかと。。。
私も嫌いじゃないんです。「ルーキーズ」は映画まで観に行っちゃったし(汗)
来週、ちょうど真裏で放映される「チャレンジド」も、ジャンルとしては体育系青春ものかもしれません。
「高校生レストラン」はどちらかというと「チャレンジド」テイストなのかな、と思いつつ観ました。
松岡さんと神木さんだけで高品質レベルに達しているので、この作品ならでは、というプラスアルファーが出てくると嬉しいかも。
投稿: Largo | 2011年5月 8日 (日) 15時11分