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2010年11月13日 (土)

アガサ 愛の失踪事件

Photo

1979年 米 99分

監督:マイケル・アプ- テッド/脚本:アーサー・ホプクラフト、キャサリン・タイナン/音楽:ジョニー・マンデル/原作:キャサリン タイナン
出演:ダスティン・ホフマン、ヴァネッサ・レッドグレイヴ、ティモシー・ダルトン

アガサ・クリスティの1926年失踪事件を基にその事件にまつわる人間模様を描く。(amazonより)

BSにて視聴。

原題は「Agatha」。

ネタバレなし。題材となった事件の輪郭と感想のみを書きます。

.

すっと以前にレンタルで見たことがあり、その時に原作も買いました。
原作者、キャサリン・タイナンは脚本にも参加しています。

アガサ・クリスティ失踪事件とは、ロンドン近郊の田園都市サニングデールに住んでいたアガサ・クリスティ(当時36歳)が1926年12月3日、自宅をでたまま行方不明となった事件を指す。これが推理小説の歴史に名を残す大事件、すなわち Agatha Eleven Missing である。事件は11日後に保養地のホテルに別人名義で宿泊していた彼女が家族の確認の上で保護されることで決着した。(wikipediaより引用。この情報は数々の本にも載っているので確かです)

という、アガサ・ファンには有名な失踪事件を題材にした、フィクションです。
真相は、本人が固く口を閉ざしたままなくなられたので、今でも謎のまま。

映画にも描かれていますが、かの有名な「アクロイド殺し」を発表した直後で、そのトリックについて賛否両論を巻き起こし、時の人となっていた最中の出来事でしたので、周囲は大騒ぎ。大々的な捜索が行われたようです。
人気ミステリー作家の失踪。大スキャンダルだったでしょう。

この事件の後、2年後に離婚、さらに2年後の1930年にマックス・マローワン氏と結婚してから、推理作家として黄金期を迎えます。

シャイだけれども芯の強い女性、アガサ役のヴァネッサ・レッドグレイヴは、アルバート・フィニー版の名作「オリエント急行殺人事件」(1974)にも出演しています。面立ちがどことなくクリスティーに似ている、知的で英国人らしい、背の高ーい女優さんです。

ダスティン・ホフマンが演じているのは、失踪事件を追う英国の一流新聞のユダヤ系アメリカ人のコラムニスト。
主に社会風俗関係を皮肉るコラムを書いているようで、評判がいいらしく、周囲も一般の記者とは違う扱いをします。
常にシックで高級なファッションを身につけ、英国のエチケットを完全マスターしているのも英国人から"尊敬に値する"人物として扱われるのに貢献しているようです。
しかし、所詮は異邦人・・・というところでしょうか。

アガサの失踪を探ろうとすると、夫、クリスティー大佐の属する階級からネチネチと妨害されます。階級というか、恐らくパブリック・スクール繋がりなんでしょうね。ダスティン・ホフマン演じる記者が、クリスティー大佐の友人でもある新聞社社主のネクタイの色を皮肉っていましたから。

背の高いヴァネッサとチビのダスティン・ホフマンのダンスのシーンはしみじみとした風情がありました。

冬枯れの英国の風景も忘れられません。

アガサと夫の心のすれ違い、アガサの執着心、そして彼女のミステリアスな行動と・・・決意に至るまでの心の動き。
どれも、アガサ・クリスティーが書いた作品の世界とよくマッチしていて、ひょっとしたらこの通りかだったかも、と思わせるほど、違和感を感じさせないドラマになっています。

しかし、真相はあくまで謎のまま。謎のままにしておいてくれたことそのものが、「ミステリの女王」からのファンへのサービスだったのかもしれません。

クリスティー・ファンなら一見の価値はあると思います。
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コメント

>ひょっとしたらこの通りかだったかも、と思わせるほど、違和感を感じさせないドラマになっています。
いや~私もそう思います。
これって、キャサリン・タイナンの推理のもとに作られた話しなんでしょうが、すごくよくできていると思いました。
アガサがやろうとしていたこと、私は反対に考えていたんですが、そんな女性じゃないですもんね(笑
アガサの旦那さんの冷酷っぷりが見事でした。
見ながら、この後、素敵な旦那さんと出会えるって知ってるから
穏やかな気持で見ることができましたが・・・(笑
>「ミステリの女王」からのファンへのサービスだったのかもしれません。
そうかもしれませんね。語らぬが花。
さすがミステリの女王ですよね。
優雅な雰囲気に酔うことができた映画でした~

こんにちわ。


>アガサがやろうとしていたこと、私は反対に考えていたんですが、そんな女性じゃないですもんね(笑
原作を読んだのは、映画を見た後でしたので、作品を見ている間は、私もずっとそう思ってました。
それをコラムニストが止めるのだろう、と。
でも、違ったんですね~。

ああ、こうして思い出してみると、結構いいミステリーだったかもしれません。
でも、このトリックというか、ミス・リードは今は普通なのかも。ミステリーって大変。

>アガサの旦那さんの冷酷っぷりが見事でした。
アガサの心の奥底が見えない分、夫の気持ちをはっきり描いて緩急をつけてましたね~。思わずあちらの遺族からクレームがこなかったのかな、と思っちまうほどの悪役っぷりでした。
冷静に見ると、生き方や感情表現の合わない二人が出会ってしまったんだなぁ、お互いにとって不幸だったのだろうな、と。

この経験を作品に見事に生かしているところが、さすが作家だな、とも思いました。

>この後、素敵な旦那さんと出会えるって知ってるから
分かれあっての、出会いですよね。

こうやって書いていると、メロドラマチック・ミステリーの佳作なんじゃないかな、と思えてきました。
クリスティらしい、世界の。


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