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2010年8月27日 (金)

15歳の志願兵

昭和18年。海軍は航空兵不足の解消のため、全国の中学校(旧制)に甲飛予科練習生の志願者数を強制的に割り当てた。
愛知一中の割当ては47人。しかし、名門校を自負する生徒たちは戦争を冷ややかに見ており、愛知一中の3年生・藤山正美(池松壮亮)もその一人だった。(公式サイトより)

公式サイト

視聴してから大分時間が過ぎてしまいましたが、記録として、簡単に感想だけでも書きとめておくことにします。

一番印象に残ったのは、坂町少尉、そして畳み掛けるような笹塚の演説でした。

日本は確かに物量では劣る、しかし精神では負けない。文字にすると滑稽とも思える精神論を、実に生き生きと弁じます。
たくみに少年達のエリート心をくすぐりつつ、負けるとわかっていても戦い続けるという悲惨さを、格好いい事だと思わせる。

彼らの演説を聞いて、それまで、様々な事情から志願を渋っていた少年達が、熱に浮かされたように雪崩をうって手を挙げる・・・

戦争を続けるには兵隊が必要。
しかし、全員が戦場に出てしまったら、どうなるのか。
人口も含めて圧倒的に資源の乏しい日本が戦争に向ってしまった一因に、NHKを含むマスコミの動きがあったことは確かであり、そのことを自省を含めて描いたドラマだと思いました。
そして、事実をどのように伝えるかで、人々の反応が全く変わってしまう、という点では、戦時下の話でなくても、恐ろしい、と思いました。

もう亡くなりましたが、身内が主人公と同じ年ごろに、まさしく愛知一中にいたらしいので、他人事とは思えませんでした。
その後、陸軍士官学校に入学、そのまま終戦を迎えたらしい。
陸士に入るくらいだから、先頭に立って志願したような気がします。しかしそうであっても色弱気味だったので落とされたでしょう。戦時中のことはほとんど語らなかった人なので、推測でしかすぎませんが。
日本中の少年達が「予科練」に憧れていた時代だとは聞きました。
国を守るため、ということ以外に、ミリタリールックって格好いいもんね、みたいな意識もあったようです。和洋問わず、軍服って格好良さを追求してますからね。人を集めるために。

身分が違うために正式な結婚もできず、肩身の狭い思いをしているがために、息子にはちゃんとした教育を受けさせ、尊敬される人間になって欲しかった登美。
彼女にとっての立派な人間とは、夫のような人、すなわち軍人だった。

登美が字を知らないために息子の日記がちゃんと読めない、というのは悲しかったです。

私に学問がなかったから、息子を死なしてしまったのだろうか。

対する正美の答え
「国家に学問がなかったのです」
国家というと堅苦しいですが、この国は自分たちが作るもの。そして学問、というのは、いい学校に入るとか、学校の成績だけではないはず。

正美の視点で描かれた、地味ですが丁寧に作られたシンプルなドラマでした。
ですので、原案者の思いがストレートに伝わったような気がします。
少年達の敬礼の姿勢がリアルだったのも印象的。かなり練習されたのでしょう。
こういうところは大事だな、と改めて思いました。

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