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2010年6月 3日 (木)

Mother 第8話

公式サイト

「ぎゅっとしてあげる」

半分以上が仁美と怜南の母娘の回想シーン、という思い切った構成でした。

生まれたばかりの娘を愛おしそうに抱きしめていたのに、夫を亡くしてシングルマザーとなり、最初は頑張っていたのに、生活や周囲の目、そして母と娘の二人きりの閉塞された生活から、次第に荒れてくる。(夫の仏壇はあったけど。実は生きていたのか?その辺はあいまいでした)
相談相手になってくれていた勝子おばさんも遠くへ去ってしまった。

最初はぎゅっと抱きしめていたのに、しつけのつもりで始めたでこぴんをきっかけに、自分の気分次第で娘を叱りつけるようになっていく仁美。自分の時間を持ちたいという欲求もつのっていく。

そして、誰にも認められないどころか、存在すら忘れ去られてしまっている自分を"見つけてくれた"浦上に次第に固執していきます。

怜南より浦上との休暇を選び、遊びと称して玩具のように怜南をいたぶる浦上を咎めず、母のためについた怜南の嘘を肯定してしまう。

休暇先から電話をしてきた母に、怜南はママが幸せだと自分も嬉しい、と。
この時、仁美は怜南の手を離したのでしょうか。

仁美が、いくつもの転換点の度に、無自覚にかもしれませんが、選んできた道の果て。
厳寒の路上に「ゴミ」として娘を捨てることになるまで。

賛否両論あるでしょうが、この部分を書かなければ、という脚本家の強い意志は感じました。

仁美の変貌ぶりを、唐突と感じるか、よくわかる、と感じるかは人それぞれだと思いますが、同情を寄せ付けない突き放したタッチで描かれていたように思います。

怜南の好物がクリームソーダであること、以前、奈緒が買った怜南の靴がサイズを確認したのに小さかったこと、仁美が沖縄にで行こうかな、と呟いたこと。
すべて、仁美と怜南にしかわからないこと、二人の積み重ねてきた時を感じさせる伏線だった。
奈緒を含む、他人には入っていけない絆のようなものを感じました。

何より仁美と怜南の原始的な、理屈ではない母娘関係が印象的でした。
怜南も奈緒の前で見せる表情とは全く違います。
わがままで、甘えん坊。
愛らしさと憎らしさは紙一重。

「ママは怜南がうらやましい。ママのことは誰も褒めてくれない。」

仁美にとって怜南は自分の一部であり、ライバルであり、同志であり、理解できない異物でもある。この錯綜した思いは母が娘に抱く感情として、母乳のにおいが漂うような生々しさがありました。

「怜南は天国に行ったの。怜南はもういないの。」
自分は怜南じゃない、継美だ、という娘に、ママのこと、好きでしょ、と尋ねる仁美。
「好きでも嫌いでもない。もう、ママじゃないから。」

娘に捨てられた仁美。

母を捨てた怜南。奈緒に抱きしめられて、初めて大声で泣きます。

そして、かつて娘を捨て、娘に捨てられた葉菜が二人を抱きしめる・・・

仁美は怜南に甘えていた。甘えられた怜南は大人にならざるおえない。
仁美が母であることに疲れたように、怜南も大人であることに疲れたのかもしれない。

しかし、仁美はそのことにまだ気がついていないように思います。
娘に捨てられて、拗ねてしまいました。

怜南がそれでも母を欲していることがわかった奈緒は、今は混乱しているけれども、きっといつか母娘に戻れる日がくる、と説得します。

「抱きしめることと傷つける間に境界線はないと思う。」
「目をそむけたら、そこで子供は死んでしまう。」

しかし、奈緒の言葉は正論であればあるほど、仁美には届かない。

怜南を置いて室蘭に帰る仁美。
「結局目をつむったまんまか。」
仁美の過去を探っていた駿輔は、娘に会った仁美がなんらかのアクションを起こしてくれることを期待していたようです。彼は、まだどこかで「親の愛情」を信じたいと思っているように見えました。

一方、鈴原家。
母子手帳を持っている芽衣。堕さなかった?
今だ離縁届けを出していない藤子。奈緒が葉菜のいる散髪屋で暮らしていると聞いても、もう怒りません。
「出て行ったんじゃない、帰ったのよ」

葉菜の、届けたいものと持ち去りたいものとは。

仁美を自分勝手な母親だと言うのは簡単なんですけどね。奈緒も自分勝手というか犯罪者だし・・・難しいです。

普通の母、そして女性の中に潜む、なんともやりきれない性(さが)のようなものを、視聴者の共感を突き放すかのように、しかも不潔感なく表現された尾野さん、さすがだな、と思いました。

5歳の時の顔、今の顔、と演じわけられていた芦田さんに改めて感服。恐いわ~(^^;;
(2,3歳の時の子役は顔が似てなかったと思います;;)

次回は、いよいよ追い詰められていきそう。戸籍の件といい、どうなるんだろう?

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