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2010年6月24日 (木)

Mother 最終回

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メモも取ったのですが、粗筋を追う事はやめて思いついたまま感想を書くことにします。

駿輔と耕平、芽衣のフィアンセの加山、実は元刑事だった老人、そして浦上。
レギュラー及び準レギュラーだった男優さんは5人、けして女優さんの人数と比べて少ない、と言うことはないのですが。

葉菜の家に集まった女性達の元から、「何か居づらくって」と苦笑いしながら抜け出す耕平姿が象徴的でした。

題名通り。徹底的に母性、そして女性を描いたお話でした。
いわゆる「フェミニズム」と言うのとは違い、もっとプリミティブ、すなわち原始的な感覚で母性を捉えていたように思います。

スナックに務めている浦上。怜南を虐待した若い男、というだけで背景はついに語られませんでした。マスターだったのか、従業員だったのかもよくわかりませんでした。

手術は必要らしいけれども、無事生まれた男の子を見守る藤子と芽衣。そこには父親はいない。加山はラストで現れますが、危険な出産を控えた芽衣の支えにはなってくれなかった。
藤子の夫、芽衣たちの父については思い出話すらなく。
DVだった事以外、語られない奈緒の父。
そして葉菜が奈緒に渡した写真は葉菜の母が一人写ってるだけ。
父、すなわち祖父の存在はどこにもなく、そのことに不満を持たない奈緒。

母から母へ。例え血は繋がらなくっても、父系がメインの世界にあって、影でしっかりいつの間にか根を張っていく母系の絆。。
仁美ですら、例えマイナスな絆であっても、確かに繋がっているように感じました。

男性から見ると生物学的な恐ろしさを感じたかもしれません。
もしくは理解不能かも。

「聖母」と題した記事を書きながら破棄してしまった駿輔の心の内はわかりませんが、奈緒たちをそっとしておきたい、という気持ち以外に、男性である自分には納得のいく記事が書けなかった、ということもあったのではないかな、と思いました。

人間には男と女と、もう一種類いる。それは母親だ。@元刑事(高橋昌也さん)

そんなのは男達の幻想よ@葉菜

仁美は登場しませんでした。
ドラマ的には不満な部分でもあるのですが、葉菜、奈緒、怜南、と受け継がれる思い、そして奈緒と怜南の別れに焦点を絞りきった、という感じはしました。

自らやってきた怜南は、うっかりさんとの永遠の別れをへて、自ら去っていきました。

二度の別れは少しくどいかも、と最初は思ったのですが、意味が違うのだと気がつきました。
一度目はかつて自分を置いて恋人の元へ(精神的に)行ってしまった仁美と時と同じく、あきらめの別れ。
二度目は、自分は確かに愛されている、という記憶を灯す別れ。
怜南にとっては重要な記憶になるでしょう。

けれども、少し斜め見すると、それこそ生まれたばかりの雛に刷り込むように、奈緒も怜南の記憶に刷り込みたかったのでは、と。仁美ではない、自分こそがあなたの母親だと。それはそれで恐ろしいかもしれない。

しかし、怜南も仁美を探すのではなく、奈緒を訪ねてきたのです。
本来なら親を選べない子供が親を選んだのだ、と解釈しました。
親子でも気が合う、合わないがあります。奈緒が怜南に衝動的に母性を感じたのと同様に怜南も奈緒に共鳴したのだと。

怜南に会わなければ、葉菜にも会えなかった、例え会ったとしてもあのように濃密な時間を過ごすことはできなかった。
「あなたとの出会いは運命だった」

葉菜と過ごした最後のひと時。何でもない時間をしみじみと愛おしく描いていました。

鈴原家を交えてのガールズトーク(とうは立っていますが;;)のシーン、何気ない会話が心に残りました。
葉菜が高校時代にデートしてたなんて、信じられない。(爆)

上記、男性たち、夫、父親の存在以外に、この作品では直接語られなかった事も多かったように思います。
元刑事と葉菜の関係、葉菜が散髪屋を営むようになった経緯。
そして奈緒の父の死因。
これは駿輔の言うとおり「誰にも言わないでおく」ことなのでしょう。
奈緒は、手鏡に映った母の顔を思い出しましたが、父のことはついに、葉菜の願い通りに思い出しませんでした。これも刷り込みなのか・・・

後は、仁美の人生も含めて、視聴者の想像に委ねる、ということで。
色々委ねられちゃったので、嫌でも記憶に残るドラマになってしまいました。

エンドロール後のシーンはひょっとしたら奈緒の想像かも?とも思ったりしました。

本当に思いついたまま書いたら、随分バラけた文章になってしまいました。(大汗)
登場人物にはあまりのめり込んで見ていなかったので、客観的かもしれません。

映像が非常に印象的だったことは書いておかねば。

若き日の葉菜と奈緒の逃避行のシーン。
「すきなものノート」にうっかりさんと書くシーンでは思わずほろり。
葉菜の家のシーンが暗かったために、余計に明るく見えた室蘭の風景。その明るさが切なく感じました。

鳥かごが揺れすぎてて、小鳥さんたちが心配になったのは内緒。(汗)

ストーリーには関係ないのですが、亡くなった葉菜の枕辺に駆けつけた藤子の足の裏の白さ。目に残りました。
このシーンは亡くなった葉菜を前景にしたカメラ据え置きのローアングルでした。

それから、室蘭にて、怜南の同級生親子に出合ってしまったために、唐突に別れることになった二人のシーン。
怜南がアップなのに、焦点を奈緒に絞りきっているため、怜南の表情がボケて全くわからないシーン。こんなに極端な絞り方は珍しいのでは。物凄く意図的です。

キャストの皆さんも素晴らしかったです。

冷静で知性的な女性が母性によって次第に感情の起伏を露わしていく様子を演じきられた松雪さん。
田中さんの存在感に演者を超えた何物かを感じました。凄いわ、この人。

芦田愛菜さんはまさしく「怪物」でした。今回も奈緒に別れを説得されるシーンでは思わず土下座。←何言ってるんだか(汗)
俳優としてだけでなく、一人の人間としても健やかに成長されることを思わず願ってしまいました。特にバラエティーには出て欲しくないなぁ。勝手なお世話ですけどね。

突っ込みどころもあるにはあるのですが、それも含めて、脚本、演出、映像、キャストの全てに力を感じた作品でした。

最後に。
好きなジャンルのドラマではないので、もし、山本耕史さんが出演されてなかったら、見なかったかもしれない。
山本さんウォッチャーで良かったです。
傍観者のポジションだったのであまり前面には出てませんでしたが、ある意味、脚本家、坂元裕二さんの分身だったかもしれないな、と思いました。

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