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2010年5月12日 (水)

八日目の蝉 最終回「奇跡」

原作 … 角田光代「八日目の蝉」

公式サイト

原作未読です。

やっと視聴することができました。

時間も経っているので、感想のみ書きます。

実の両親の元に引き取られた、恵理菜=薫。
生まれてすぐに引き離された親子は他人同然です。
懐かない恵理菜に、恵津子もどうしたらいいかわからない。
懐かないのも無理はありません。今まで母だと思っていた人からいきなり引き離されて、見ず知らずの人を親だと思えって言われたわけですから。

受け入れる親の方も、養子など、最初から他人だった方が、覚悟が出来ている分、割り切れるかもしれない、と思いました。

方言を使うことを禁じたり・・・事情が事情だけに、恵津子が恵理菜が希和子との絆を思い出させるような態度をとるのが、理屈でなく許せないのも良くわかります。

「世界一悪い女」

恵津子の言葉を信じ込むこまなければ、恵理菜は新しい家族の中では生きていけない。
幼い彼女は自分の身を守るために本能的に、希和子のことを封じ込めた。
しかし、その思いは融けることなく、しこりとして彼女の奥深くに沈殿しつづける。

小豆島に渡り、文治から希和子が叫んでいた言葉を聞いて、泣き崩れる恵理菜。
「まだ、朝ご飯をたべていないの」
子への思いのたけが込められた深い言葉でした。

帰りのフェリーの中で、恵理菜は方言を思い出し、子供を生む決意をします。
フェリー内の売店の売り子をしていた希和子。
恵理菜が残した蝉のぬけがらを見て、思わず追いかけます。

「薫」

その言葉が聞こえたかどうかはわからない。しかし、ふりむいた恵理菜は、道路向うに佇む女性が希和子であることを感じたようにみえました。
しかし、恵理菜は立ち止まることなく、去って行きます。

小田原の友だち、ゴミ屋敷のおばさんやエンジェルホームの人々、そして久美はどうなったんだろう。
全てを明らかにすることはないと思いますが、文治以外、希和子と関わりを持った人たちは全て、通り過ぎていくだけでした。
まあ、現実の人生はそんなものかもしれません。

「犯罪者」の写真をずっと飾っている写真館、というのも、なんだかひっかりましたが、ここは藤村俊二さんのお人柄、ということで。(汗)

恵津子の夫、丈博の描写が少なかったのも、物足りませんでした。
男と女はお互い様ですので、少なくとも責任の一端はあるわけで。
ドラマを見た限りでは、恵津子と恵理菜の間に入ることなく、傍観していたように見えて、何だか腹立たしく思ってしまった。

総じて、現在の恵理菜たちの描写が少なかった、というか、ほとんど付け足しだったように感じました。
被害者である恵理菜の気持ちの描き方も中途半端というか・・・
時間がなかったのかな。

そのため、全6話を通じてみると、小豆島での夢のような生活が一番印象に残ってしまう。
それが狙いなら、成功していると思います。思い切りのいい編集だと。

しかし・・・確かに美しいシーンで心が和みましたが、その影で、ずっと我が子の安否を気遣う親がおり、前にも書きましたが、親子の貴重な時間を奪っていたのです。

八日目の蝉として、孤独だけど、他の蝉には見れない景色を見れた。
裁判所で、「感謝します」と希和子が言った時、自分が親なら、冗談じゃない、と思ったと思う。

このドラマ、結局、誰に視点を会わせたらいいかわからなかったかも。
逃亡生活のシーンが多かったから、一番感情移入しやすいのは、希和子なんだろうけど。
どうも、素直に浸れないのです。

ラストシーン、希和子を見るも、また前を見て歩いていく恵理菜。
それぞれの胸に去来するものは・・・見る人にゆだねる、といったところでしょうか。

原作を読んでいないので、的はずれな感想が多かったかもしれません。
原作ファンの方、ごめんなさい。

しかし、印象に残るドラマであったことは確かです。

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#ドラマ:2010年第2クール」カテゴリの記事

コメント

>受け入れる親の方も、養子など、最初から他人だった方が、覚悟が出来ている分、割り切れるかもしれない、と思いました。
私もそう思います。
恵津子の方にしてみたら、親子なんだからという思いがあるのかもしれませんが、赤ちゃんの時から離れていて突然会ったんだから他人のおばさんでしかないですもん・・
子供の心を一番に考えて欲しかった気がするけど、そうすると希和子の存在を認めることになっちゃうからアレなんですかね・・
>このドラマ、結局、誰に視点を会わせたらいいかわからなかったかも。
そうですよね・・・ずっと希和子目線で描いてきて、最終回になって恵理菜中心になっちゃったから、私も混乱しちゃいました。
恵理菜の他の家族との関わりがほとんどないってのも不思議・・
このドラマはあくまで母と娘の物語ってことなんでしょうかね~?
原作を読んだら、このもやもやはすっきりするのかな~

きこりさんへ いつもコメントをありがとうござます。

>子供の心を一番に考えて欲しかった気がするけど、そうすると希和子の存在を認めることになっちゃうからアレなんですかね・・
ええ、理屈ではわかっていても、かなり複雑だったと思うのです。そのあたりの葛藤は相当なものだっただろうと。望んで手放した子供ではないのだし。

>恵理菜の他の家族との関わりがほとんどないってのも不思議・・
ほとんど登場していない妹はともかく、娘が不倫の末に妊娠した時の父親の対応がほとんど描かれていないのが、何とも。
結局、恵理菜は過去に向き合うこと、そして子供を生む決意を一人で行動して決意したわけで。←マロンさんはきっかけにすぎないような描き方だったし。

希和子といい、文治といい、娘に去られた沢田のおかみさん、エンジェルホームの人々・・
登場人物全てが孤独な人々の物語だったような気がしました。

>原作を読んだら、このもやもやはすっきりするのかな~
そうですね~。また違った感動も感じるかもしれませんね・・・

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» 「八日目の蝉」 最終回 奇跡 [トリ猫家族]
 う〜む・・・正直、終って「え〜っ?!」って叫んじゃったわ・・・ いや、いいんだけどさ・・・原作もこんな感じなのかな?( ̄ー ̄?) 恵理菜(北乃きい)の気持の変化が急激だったような・・ 急に島言葉に戻って、すっきりってして、恵津子への壁も無くなって・・ いや、...... [続きを読む]

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