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2010年5月23日 (日)

チェイス・国税査察官 最終回「カリブの黒い薔薇」

公式サイト

感想のみ書きます。

村雲が言う「希望」とは何だったんだろう。

あちらの世界からこちらの世界へ。
大切にされる子供とそうでない子供。
だとしたら息子、光は歌織がいうように希望そのものだったのか。

春馬を「幸せな人だ」と言って殺さなかった村雲になくて春馬にあるものは。

「犬」と卑下しながらも自分の仕事に対する揺るぎなき信念。
出世などの損得以前に税務官という仕事が彼の生き方そのものになっている。
そして家族と過ごした時間。
愛する人から愛されていた、という記憶。

カリブの島で力尽きて横たわった春馬が、娘が背広に縫い付けてくれた「お守り」を見てほのかに微笑むシーンは印象的でした。

誘拐事件の真相と、ラストシーンが衝撃的だったので、感動してしまいましたが、うやむやな部分も多かったように感じました。
思わせぶりな伏線が回収されなかった、というか。

基一の行動は、復讐は新たな復讐を生む、と歌織の言ったとおりになってしまったと言う事なのでしょうが、少し唐突に思えましたし、何より、歌織という女性がよくわからなかった。歌織についての考察は、やめておきます。「川島の妻」にしなくても良かったんじゃないかな、とは思いました。(村雲の「復讐」、というのも、よくわからなかったのですが・・・それに関しては後で少し書きます)

で、基一ですが、大企業のトップにいる人間が自ら手を下す、というのが、なんとも納得がいきませんでした。
このドラマのテースト的には情報網を駆使してビジネスでやっつけるとか、裏の手を使うとか、色々あったと思うのですが。

視聴者に提示された基一という人間に関する情報が、遊び人風だけど「意外と純情」という以外、少なすぎたような気がするのです。父、正道への思いを含めて。
あ、歌織が基一の仕事ぶりに眉をひそめるシーンもあったかな。

つまり、結局はお坊ちゃん、と言うことだったのでしょうけど、何だか普通の括りに縛られた2時間ドラマのような行動だなぁと。←2時間ドラマには2時間ドラマなられはの味わいがあるのですが、このドラマのテーストと合わない気がしたのです。

でも、他人の手を使わなかったのは、ある意味、村雲にとっては救いだったのかもしれません。
愛であれ、憎しみであれ、たった一人の弟からそこまで激しく思われたのですから。
故に、実母の態度の残酷さが際立ちもしましたし。

実母は何故死んだことにしたのか。
はっきり描かれませんでした。
全てをはっきり描く必要はないと思いますし、描かないことによって深みは増すかもしれませんが、狂言誘拐といい、左手の件といい、署長との関係とか、あまりにも視聴者の想像力に丸投げしている部分が多かったのではないかな、と思います。

ここがはっきりしないので、村雲の行動について、正道への態度を含めて、推測しかできないのです。復讐じゃないですよね、褒められたかったから?うーむ・・・?

後、春馬の娘、鈴子が株で失敗し、父と和解してから、どのような生き方をしているのかも、はっきりしませんでした。
いえ、春馬のスーツにアイロンをあてているシーンから想像はできますけど。
ベタに描いて欲しいとは思いませんけれども、せめてもう、ワンカット、提示してくれればなぁ。あれだけ引っ張ったのだから。

など、色々と舌足らずな部分も感じはしましたが、「終」のタイトルは心に沁みました。

江口さんとARATAさん、このお二人につきた最終回だったかと。
お二人のおかげでフィルム・ノワール的な味わいのある、印象的な作品になったと思います。

.

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#ドラマ:2010年第2クール」カテゴリの記事

コメント

おはようございます~
>で、基一ですが、大企業のトップにいる人間が自ら手を下す、というのが、なんとも納得がいきませんでした。
そうですよね。結局おぼっちゃんで、回りにはブレーンになってくれるような存在はなく、村雲がいなくなってみれば何もできなかったんですかねぇ・・
唐突に村雲を刺しに現れたのが、やっつけ的な感じがしたというか・・
>全てをはっきり描く必要はないと思いますし、描かないことによって深みは増すかもしれませんが、狂言誘拐といい、左手の件といい、
そうなんですよね。伏線をすべて収拾して欲しいとは思わないですが、つなぎ目がすごく粗い感じがしたんですよね。
思いついたエピソードをちりばめただけというか・・・
>江口さんとARATAさん、このお二人につきた最終回だったかと
このお2人だからこそ、最終回まで視聴者を引っ張ってこられたと思います。
でも、脚本家の方が愛情を持っていたのはこの二人のキャラだけだったようにも思います。
おもしろいテイストのドラマで、最終回次第で名作に入ると思いましたが、ちょっと残念だなぁ・・って思いました。

きこりさん、いつもコメントありがとうございます。

>そうなんですよね。伏線をすべて収拾して欲しいとは思わないですが、つなぎ目がすごく粗い感じがしたんですよね。

ええ、10回くらい長さのドラマのダイジェストを見たような気もしました。何かパーツが抜けているような感じ。

>でも、脚本家の方が愛情を持っていたのはこの二人のキャラだけだったようにも思います。

ああっ、そうですね、まさしくそうかもしれません。
それで思いついたのですが、ひょっとしたらですが、村雲のミステリアスな魅力に幻惑された春馬は、作者の分身かもしれないなぁ、と。

>おもしろいテイストのドラマで、最終回次第で名作に入ると思いましたが、ちょっと残念だなぁ・・って思いました。

ちょっと残念でしたね~。その残念さ故に、見ている方が何か見落としたような、みょーな余韻を感じました。

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