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2010年4月

2010年4月30日 (金)

アリス・イン・ワンダーランド

2010年 米製作
原題:Alice in Wonderland

児童小説家ルイス・キャロルが1865年に発表した「不思議の国のアリス」と、その続編「鏡の国のアリス」のヒロインであるアリスの新たな冒険を、ティム・バートン監督がイマジネーションあふれる世界観で描くファンタジー。
白ウサギと遭遇したことによって不思議の国へと迷い込んだアリス。そこは、美しくもグロテスクなファンタジーワールドで、トゥィードルダムとトゥィードルディーや、赤の女王とその妹で慈悲深い白い女王たちに出会う。(シネマ・トゥデイより)

原作:ルイス・キャロル
監督:ティム・バートン/脚本:リンダ・ウールヴァートン/音楽:ダニー・エルフマン 
出演:ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アン・ハサウェイ 

公式サイト

3D初体験をしてきました。(TOHOシネマズで鑑賞)
「アバター」はお話に興味が持てない上に、3時間と長いので、気力・体力に自信が持てずパスしたのです。

3Dは吹替えで観ないと気分が悪くなる、とのことで、吹替えで。

以下、ネタバレなしの感想を簡単に。

まず、3Dについて。

この映画は子供向き(一応;;)なためか、恐ろしげなクリーチャーはあまり強く立体化してなかったように思います。
茶碗等が客席に向って飛んでくるシーンには思わず目をつぶりましたが。

途中から感覚が慣れたのか、3Dであることはあまり気にならなくなりましたが、観終わった後。ちょっと酔ったような気分になりました。目も、いつも以上に疲れたし。

客席が一番どよめいたのは、映画が始まる前に、3Dのメガネの使用法をレクチャーする画面だったような気がします。(汗)

映画について。

子供向けにしてはティム・バートンらしく暗くて気持ちが悪いけれども、大人向けとしては、物足りない。
子供向けだから、というだけでなく、主人公が少女のため、いつも彼の作品になんらかの影を落としているファザー・コンプレックスな部分が非常に微量なので、らしくない、というか、毒がありませんでした。
同じく子供向けの「チャーリーとチョコレート工場」の方がまだ屈折しているのは、原作の違いもあるでしょうが、少年が主人公だからなような気がします。主人公への入れ込み方が違うというか。

アリスの世界に「息子が抱くファザー・コンプレックス」の屈折を求める方が間違っているかもしれませんけど。(汗)

また、原作のアリス・シリーズそのものが、マザー・グースなどを知っていないとよくわからない、韻を踏んだダジャレとなぞなぞのオンパレード。ナンセンスで意味が通じない言葉の多い、日本人にはかなり難解な作品。
つまり、英語がわからないと、ルイス・キャロルの意図した遊び心はわからないかもしれない作品。

なので、映画のセリフも、かなり難解です。
訳された方のご苦労が偲ばれます。

映像は、どうやって撮ったんだろう、と思うシーンの連続ですが、ティム・バートンならこれくらいはやるだろう、と、観る方もハードルを上げているので、あまりびっくりしませんでした。
こんなヒネたファンが多いと、バートンさんも大変です。(汗)

でも、ひとつひとつのクリーチャーに、バートンらしさがきちんと出ているのは、さすがだなぁ、と思いました。双子の表情がお見事。
特にチェシャ猫はイメージ通りで、嬉しかったです。

ヒロインのミア・ワシコウスカも自分はイメージ通りでした。

普通にしていたら男前のデップですが(笑)、これほど"異形のモノ"を演じて哀愁を感じさせることができる「二枚目」も少ないのではないか、と改めて思いました。←ちょっとえこひいき入ってます。
今回のマッドハッター役は、ウォンカより、スウィーニー・トッドより良かったように思います。少しだけ格好いいし(^^;;

まとめとしては、ティム・バートンとデップのファンで、彼らの遊び心を受け止められる方なら、観ても損したとは思わないだろうと。
それから・・・3Dである意味はあまりなかったような気がしました。(汗)

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・・・3Dって、アトラクションやスポーツ観戦ぐらいならいいかもしれないけれども、ドラマはどうなんだろう。
また、ゲームだと、比較にならないほど長時間、画面をみ続けるだろうから、二次元の時よりも確実に視力が落ちるだろうし、想像力や思考力も退化しそう。

バーチャルだとわかっていても、感覚的に本物として知らず知らずに捉えてしまうような気がします。
3Dの映像にまだ人間の脳が対応しきれないんじゃないかなぁ、と。

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素直になれなくて 第3話

公式サイト

ハルが自分のことが好きなことに気がついたナカジ。
しかし、その気持ちには応えられない。今までのように「良い友だち」でいようと。
快諾するハル。

と、いうことだったと思います。冒頭、ちょっとぼぅっとしていたので。(汗)

編集長とうまくいかなかったリンダ。「この役立たず」と罵られ、職場でも無視されて窓際に。人間としても最低です、この編集長。
編集長を抱く、と決意した時のリンダの回想カットには、少し笑えましたが・・・

ハルに会いに行って、聞かれてもいないナカジとの馴れ初めと、別れなければならなかった理由を語りだす桐子。

でも、今でも愛し合っている、運命の出会いなの。(概略。以下同じく)

しかし、ハルに

そんなの運命じゃない、本当に好きなら何としても一緒になったはず

言われて、逆ギレ。
あんたみたいな子供じゃナカジを満足させられないっ

挙句の果てに、自ら傷つけた傷を、ハルにやられたの、とナカジに訴えます。

・・・編集長と桐子。どっちが嫌な人間か。いい勝負です。
どちらも頭の中はSEXしかなんかいっ、と思わず突っ込みを入れました。
この二人をもう、最低、と感じたら、それは脚本家の思う壺でしょうね。(苦笑)

後は、ドクターを助ける見返りに、実家からお見合いを勧められるリンダ、しかし、彼は本当にEDだった。しかも・・・

祥子と亮介の理由ありカップル。子供たちの年を聞いていましたが、ここはブロガーさんたちの予想どおりの結果が待っている?

ドクターはリンダのおかげで、初めて成績ナンバーワンになれました。
今までドクターをいぢめていた所長が、素直に祝福し、喜んでくれました。今回唯一、救いを感じるシーンでした。良かった。でも、この先。落とし穴が待っていそうではあります。

あと、カミングアウトごっこなんていうのもありましたね。
授業中にハルの似顔絵をしんねりと描き続ける悪魔くんとか。

ふむふむ、この極端な展開。予想を裏切りません。

邪道なドラマ鑑賞の仕方だとは思うのですが、自分の中では、完全に突っ込み用作品と化していて、登場人物達の心の痛みを思いやれなくなっています。
真剣に見ておられる方、ごめんなさい。

でも、そうやって観ると、それなりに面白いんです。(汗)

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#1 #2

2010年4月29日 (木)

Mother 第3話

公式サイト

見る人によって重点を置く部分が違うだろうな、と思いつつ、感想を書きます。

せっぱつまった奈緒は事情を隠して、母、藤子からお金を借りに、会いにいきます。

藤子は業種はわからなかったのですが、会社の社長。事情はまだ明かされていませんが、藤子は女でひとつで会社を経営しながら、養子の奈緒を含む三人の娘を育てたようです。。
資金繰りに困っているようでもなく、奈緒の性格を知っている藤子は、頼みごとをしてきたことの方が嬉しい。しかし、宿泊しているホテルを知りながら、それ以上奈緒の生活に関わらない、というスタンスをとっています。
それ以上追求すると、自分の手から逃げてしまうだろうと思っているのかもしれません。

ホテルを訪ねてきた妹たちにあっさり継美(=怜南)の存在がばれてまいました。
奈緒は継美を「ひとりで生んだ」自分の子供として紹介します。
7年間会いにこなかったのはそういう事情があったのか、とあっさり納得する妹たち。
「お母さんに心配かけたくない」というキーワードが暗黙の了解になっているようです。

よほど、自分のことを語らない姉だったのでしょう。
それでも、結婚を控えた次女、芽衣とはそれなりの交流はあったようです。

「いろいろあったのよ」という姉に
「いろいろある人じゃないでしょ。」と、妹。
茶道の家元に嫁ぐ、という妹に祝福をいう姉に
「いろいろあったのよ」と妹。
「あんたはいろいろあったものね」と姉。
結婚を前に表情の冴えない妹は、何か事情を抱えているようです。

天涯孤独というわけでもなく、頼りがいのある実家があるのに、就職も含めて、甘えれない奈緒。
もちろん継美(=怜南)の件もあるでしょうが、基本的に甘えベタなのがよくわかります。
しかし、仕事を探しているのに、ビジネスとはいえ、ホテル住まいを続けるアンバランスな感覚が気になりました。母子家庭は家を借りにくいようですが、条件を下げれば、なんとかなりそうな気がするのですが。
仕事はなかなか見つからないでしょうけれどもね。

・・・と奈緒の家族内のスタンスが描かれる一方、実の母、葉菜との交流が描かれていました。

偶然見かけた娘と、娘が連れていた幼女が気になって、それとなく後をつけてしまう葉菜。自分の経験からか、何となく二人の関係に違和感を感じているようす。
奈緒が働いている間に、気分が悪いとは奈緒に言えず、熱を出してしまった継美を、ひきとって思わず世話を焼きます。
何故、継美が葉菜の電話番号を知っていたのか、よくわかりませんでした。教えているシーンを見落としたかな?だったら、ごめんなさい。

仕事の帰りに継美を迎えに行く奈緒は、葉菜の雰囲気に気を許し、自分の生い立ちを語りだします。
自分は捨てられた子供。母親のことは顔も含めて何も覚えていない・・・でも、「手」は覚えている・・

名乗れぬ実母と、実母とは知らずに心を許す娘。

今回のハイライトは、この、奈緒と葉菜のがっぷり四つのシーンでした。

自分を捨てた母親に会ってみたいか、と尋ねる葉菜に、奈緒は言います。

「子供への愛は無償だというけれども、それは違う。子供が親に向ける愛こそが無償。だから、それに応えられない親は許せない。」

終始表情を変えず、静かに奈緒の話を聞いてた葉菜は、一人になって嗚咽します。

松雪さん、そして田中さんの見せ所でした。

今まで継美が中心でしたが、今回は大人の話でした。

そして、継美の正体を知ってしまった葉菜。
継美の写真を手に入れ、東京の実家まで奈緒を追いかけてきた藤吉。

これからどうなるのでしょうか。
病気を抱えている葉菜の行動が全てを決めておしまい、という以外の結末を期待したいところですけれども。(汗)

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#1 #2

2010年4月28日 (水)

2010年4月のまとめ~春クールドラマの中間報告

月9を除いて、春クールのドラマが出揃ったので、ちょっと早いですが、4月のまとめを書きます。

感想を書いているのはサイドバーにある通り、

「ジェネラル・ルージュの凱旋」 「八日目の蝉」 「Mother」 「素直になれなくて」 「タンブリング」 「チェイス・国税査察官」 「新参者」 と、クール外の「仮面ライダーW」「天装戦隊ゴセイジャー」 「龍馬伝」 「ゲゲゲの女房 (週間)」の計11本です。

視聴はしていますが、感想を書いていないドラマは

「まっつぐ~鎌倉河岸捕物控」「同窓会~ラブ・アゲイン症候群」「ヤンキー君とメガネちゃん」「絶対零度~未解決事件特命捜査」「警部補 矢部謙三」。

以下、感想を書いていないドラマについての一言感想です。

「ヤンキー君とメガネちゃん」はようやく見ることができました。「タンブリング」ほど狙っておらず、コメディー色も強いので、こちらの方が気楽に楽しめるかもしれない。
女性にやたらに弱い品川が可笑しくてそぞろ哀れをそそるのと、実は伝説の元ヤン、花ちゃんが可愛くて印象的。
・・・でも趣向は違うとはいえ、同じ局で製作された青春ドラマが、どちらもヤンキーものというのは、いかがなものか、とは思いました。
出遅れた事もあり、先に「タンブリング」の感想を書き始めたので、視聴のみ楽しみたいと思います。

「同窓会~ラブ・アゲイン症候群」は、ツッコミ用作品かなと。(汗)
だとしたら、すでに「素直になれなくて」を書き始めたので、こちらはパスします。もし先に放映が始まっていたら、こちらの感想を書いたかもしれません。
それにしても副題の「ラブ・アゲイン症候群」て、誰が考えたんだろう。もう、昭和の香りがぷんぷんします。そういう意味でも「素直になれなくて」とはいい勝負しているかも。
視聴は続けると思います。

「絶対零度」は毎回は見なくてもいいかな、と気を抜いたら、2回目を見忘れてしまったのですが、それを残念、とは思わなかったので(汗)、感想はパスさせていただきます。

「警部補 矢部謙三」は、感想の方はもう、手一杯なので視聴のみ楽しんでいます。

「まっつぐ~鎌倉河岸捕物控」は、2回目を見てから感想を書くかどうか決めたいと思います。
初回を見た限りでは主役は松平さんだな、と。存在感が半端じゃないですからねぇ。
その他、手練の方々が脇をがっちり固めておられるので、安定感はありました。

お話も面白かったのですが、メインの3人が脇役になってしまいそうな気がして・・・いえ、お話はあくまでも男子3人としほがメインで進むでしょうけれども。
おっちょこちょいな亮吉、無愛想だけど泣き虫な彦四郎、勝気で健気なしほ。無難にこなしてはおられるのですが。

時代劇の今後のためにも、ぜひ、頑張って欲しいところです。

えっと・・・政次のぺらんとした顔(失礼)に、かつての東映の児童用時代劇(例えば「新諸国物語」。実写のテレビ版もあったはず)のヒーロー、もしくは時代劇の大立者になられた方々の、デビュー当時のブロマイド写真のような雰囲気を感じました。
これから「顔」が出来てくるのでしょうね。

感想を書かなくても、視聴は続けます。

あと、まだ見れていない作品が「三代目明智小五郎」です。
連休中に何とか見てみたいです。

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ジェネラル・ルージュの凱旋 #04「心筋梗塞」

転落事故による胸部打撲で入院中だったフリージャーナリスト・目黒(嶋田久作)の容態が急変し、初療室に運び込まれた。(公式サイトより)

原作:海堂尊「ジェネラル・ルージュの凱旋」

公式サイト

簡単感想です。

目黒、という準レギュラーの危機と、目黒の異常を予測できる機会があったにも関わらず逃してしまった長谷川の苦悩がうまく絡んでいたと思いました。

ハードワークで疲労困憊の長谷川。ミスを起こしたのは、速水の無茶ともいえる診療実態のせいだ、と自己弁護しつつも、本当は自分を責めています。
彼の、辞表を目の前で一瞬にして破かれた時の、悔しい、けれども嬉しい・・・何とも言えない表情と、再び医療という戦場に立ち向かう気力を取り戻した姿が印象的でした。

また、目黒がいかにも死にそうなキャラ、というか、死んでもあまり悲しくないキャラ(汗)に作ってあったのも、そんなキャラを徐々に、助かって欲しい、と思わせるようにするエピソードを重ねてくるのも、効果的だったと思います。

死んでいい人間なんかいないのだ、とドラマとは言え、思わず自戒。

スタンドプレーで長谷川のミスをカバーする難しい手術を成功させた速水。相変わらず自信満々です。
「過酷な医療現場なのだ。ひとつくらいミスはおこる」
穏やかならぬ発言ですが、その実、長谷川を庇っているようにも思えます。
「だが、患者やその家族にとってはかけがえのない命だ。」
それを知りつつ、白鳥は挑発。しかし速水は
「医療ミスで騒ぐモンスターペイシェント、医者を守れない国家。」
と言い放ちます。

いったんは綻びかけた「チーム・ジェネラル」の結束はまた固まった・・・かのようにみえたのですが。

ラストで、本来のテーマの新たな展開への伏線が張られていました。
病院事務局長の三船が佐藤に囁いた誘惑。
そして看護師の栗山は何を考えているのか?

今後は「チーム・ジェネラル」内の人間関係が描かれそうですので、前作「チーム・バチスタ」風なストーリーを期待している人には面白くなりそうです。

えっと・・・グッチー、頑張れ!(汗)

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#1 #2 #3

2010年4月27日 (火)

THE LAST 5 YEARS:舞台

運命的な男と女の出会い、そして結婚。
しかし――…
小説家の夢が叶うジェイミー と 女優の夢を断念するキャシー
――最愛の人だったはずが、いつしか2人心の間には大きな溝が
すれ違う切ない2人の想いを全編オシャレなナンバーで贈る。

1曲目にキャシーはジェイミーに永遠の別れを告げる。
女は別れから出会いの日へ(5年前へ)
2曲目にジェイミーはキャシーとの初めての出会いを歌う。
男は出会いから別れへ(5年後へ)

すれ違う2人の想いを象徴するかのように…2人の時間軸は逆走する。(公式サイトより)

台本・作詞・作曲:ジェイソン・ロバート・ブラウン
演出:鈴木勝秀/訳詞:高橋亜子/音楽監督:深沢桂子
出演:ジェイミー 山本耕史、キャシー 村川絵梨

今のうちに書いておかないと時機を失いそうなので、メモ程度に。

ミュージカルのお芝居を見てきました。初演から見てます。今回で3回目。

上記のようにストーリーが複雑な上に、インテリ・ユダヤ人のスタンスとか、出版社を教授に紹介してもらうシステムなどなど、アメリカ、というかNYの社会・風俗の知識も多少必要なので、初見の方には難しいお話かも。

更に曲が難しい。しかも登場人物は2人だけ。
なので、相当の演技力と歌唱力がないと演じられない演目です。

毎公演ごとにキャシー役が変わるのですが、演技力は今回のキャシーが一番だったように思います。唄もよく頑張っておられたなぁ、と。うん。
キャシーの気持ちがよくわかったので、三度目にして、ああ、そうだったのか、と気がついたところもありました。

山本さんはまたマッチョになっていたかも?←「新選組!」出演当時に糸井重里さんだったかな、に「鍛えすぎ」、って言われてたけれど。(笑)

注:公演は終了しています。

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新参者 #02「料亭の小僧」

三井峯子(原田美枝子)殺害事件で、捜査を担当する日本橋署の新参者刑事・加賀恭一郎(阿部寛)は、現場に残されていた「人形焼」に捜査の焦点を絞った。人形焼の容器に残されていた指紋は三つ。一つは品物を売った店の店員のもの、もう一つは被害者三井峯子の指紋。とすると、残るひとつは犯人のものなのだろうか…?(公式サイトより)

原作:東野圭吾「新参者」

公式サイト

原作未読です。

ネタバレなしの簡単感想です。

あらら、前回ラストの"あれ"は、まさかと、とは思ったけど、そうだったのね、という今回のラスト。

それで一人で動いている意味がわかりました。
でも、この段階でバラす、ってことはまだ色々仕掛けがあるのでしょうね。

原作とは違うようで?賛否両論あるでしょうが、自分は何となく面白くなってきました。

峰子の事件からまだ4日しかたっていないのか。
ならば「人形焼」を調べてても不思議はないです。

餡のあるの、ないの。選べるとは知りませんでした。

嘘には3つある。1、自分を守る嘘、2、他人を欺く嘘、3、他人を庇う嘘。

ということで、こうしてひとつひとつ証拠を調べながら真犯人にたどり着くまでに、各家庭のドラブルを解きほぐしていくお話なのですね。

捜査本部から見ると、マイペースでじれったいほどまったりとした捜査方法ですが、そういう方法をとるには何かわけがありそうです。

一方でたたき上げの刑事、上杉は被害者の家族に喰いついています。
見るからに怪しいですものね、清瀬は。でも、わざわざ秘書を同席させる、というのは怪しいを通り越して、何か深刻な理由があるのかも、とも思わされてしまいました。←釣られている?

加賀と同じペンを大事に持ち歩く青山にも、まだまだ謎がありそうです。

前回の感想で概視感がある、と書きましたが、今回は、それを楽しむのも一興かと思いながら、気楽に見ました。

清瀬がミスディレクションだとしたら(いやそうでなくても)三浦さんは適役だろうし、小嶋に木村さんを配したのはコメディーリリーフとして大河原(「名探偵の掟」)風のキャストが欲しかったのだろうし。
まあ、スタッフのパロディー的遊び心かと。
そういうテーストがテレ朝系金曜深夜枠と似ている、と言われれば、そうなんですけれどもね。(汗)

好みもあるでしょうし、原作を読んでいたらまた違った印象を持ったかもしれませんが、阿部さんの存在もあって、尖がってはいないけれども、なんか奇妙な味わいのあるドラマだと思いました。
そもそも阿部さんと「下町人情」というのがミス・マッチなんですけれども(笑)、それも含めて、楽しんでいます。

ですので、加賀と料亭の女将、頼子のやりとりも気楽に楽しめました。
「結婚できない男」が好きだったのは、この二人の何とも言えない間の取り方が好きだったんだ、と思い出しながら。

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#1

2010年4月26日 (月)

八日目の蝉 第4回「恋」

原作 … 角田光代「八日目の蝉」

公式サイト

原作未読です。

簡単感想。←脱線ばかりでほとんど自分用のメモになってます。読まれた方、すみません。

久美の故郷、小豆島に逃れた希和子と薫。

今更ですが公式サイトで、オールロケであることを知りました。今回は小豆島が舞台。

小学校の時に、PTA主催の遠足で訪れたことがあります。
晴れた空と、山の上からはるか見渡したきらきらした海。

その海に大きな船が浮かんでおり、それが一向に動かないように見えたのを覚えています。その時に、付き添いのお姉さん(今から思うと学生ボランティアだったかも)に「とまっているの?」と尋ねると、「遠いからとまっているように見えるの。」と教えてもらったことを思い出しました。

前回のお月様のエピソードとも重なって、またもや思い出に浸りながら見てしまった今回。

そのためなのか、ラブホテルでの勤務、男達の視線、そして保険証のエピソードなど、逃避生活の辛さを描いてはいるのですが、一枚ベールを通して見てしまったというか・・・何だか童話的、というか。
希和子を演じる壇さんが王女様みたいに綺麗なためかもしれません。薫も子供らしい子供だし。庇護者も「崇拝者」もできたし。何より、小豆島の風景が美しい。

大人になってからも、レンタルの原動機付自転車(原チャリね)で島を一周したこともあり、懐かしい風景でした。

が、しかし。
久美の母が薫の世話を焼きながら、「このくらいが一番可愛い」と言っているのを聞いて、はっと夢から醒めた気がしました。
理由はどうあれ、この可愛い盛りの時間を実母から取り上げた希和子の罪は大きい、と。

薫が成長した姿・・・恵理菜が登場するシーンの寒々しい空気と比較すると、一層その思いは強くなります。

来週あたりから現実に引き戻されるのでしょうね。

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#1 #2 #3

仮面ライダーW #32

「風が呼ぶB/野獣追うべし」後編です。

公式サイト

パワーアップしたフィリップについていけない、翔太郎。
もう一度やってみようとフィリップに言いますが、フィリップは「できない」と言って、アクセルにメモリをパスします。
難なく使いこなし、かつて二人、いや三人がかりでやっと撃退したウェザー・ドーパントと対等に戦い、追い払うアクセル。
この様子を見て愕然とする翔太郎と、彼なら使いこなせる、と呟くフィリップ。

ということで、翔太郎とフィリップの絆が戻るまでを描いた今回。
見ていて、色んな意味で、かなーりこっぱずかしかったのですか。(照)

相棒に見捨てられた翔太郎は、自分のうすっぺらさを思い知らされて落ち込みます。

翔太郎のうすっぺらっさとは。背伸びをしていること、ツメが甘いこと、それとも中途半端に人を助けようとすること?まわりを見ていないこと?

甘かったり背伸びをしたりはしていますが、できる範囲のことを誠意を持ってやってきたと思うのですが。
少なくとも、自分は、今までのエピソードを見ている限りでは、捜査途上のポカ(甘さを含めて)はあっても、各事件への関わり方や締め方に疑問を抱いたことはありませんでした。それがこのシリーズに好感をもつ理由の一つでもあります。

今回も、ダブルにはなれないけれども、探偵であることは変わらない、と、手がかりのくまを探しに行く。翔太郎の基本なキャラにブレがなく、それが切なくて、思わず涙。

うすっぺらい・・・やはり、経験値でしょうか。

このあたり、桐山さんのキャラ作りに頼っていて、ストーリー的にはほったらかしだったような気がします。(汗)
今回のお話も、翔太郎というキャラだけで何となく納得はさせられましたが。
生い立ちから謎に包まれており、隠れた人格も潜んでいそうなフィリップはともかく、家族の復讐に燃える照井竜と比べて、翔太郎のバックボーンは描かれてなかったような気がするのですけどね。

今後はどうなのでしょうか。

さて、シュラウドさんの誘導もあって、ダブルの戦闘能力を高めることだけに意識が集中してしまったフィリップ。翔太郎を切って、照井竜にコンビを組むことをまで申し出ます。
冷たい、というより、何かに懲りだすとそのことだけに集中してしまう、彼の性分なのでしょう。

照井竜はあっさり拒否。一人のほうがいい。これも含みのある言葉。
確かに二人いないと変身できないのはめんどくさい。自分のペースで動けないし。
しかし、フィリップの本心から出た申し出ではないことも、わかっていたのでしょう。

ダブルのパワーアップに目がくらんでいるフィリップに喝を入れたのは、亜樹子。

翔太郎は戦いの道具じゃない。翔太郎のいいところは「ハーフボイルド」なところ、優しいところ。
その言葉にふと、別れ際の翔太郎の表情を思い出します。
ここで、フィリップの思考はダブルから翔太郎へ、翔太郎の表情へと戻ります。

あんな顔する時は、甘い考えで一人で無茶をする時だ。

その通り。
そのころ翔太郎は、甘い考えで真犯人を取り逃がしてしまった上に、九死に一生の状態に。

翔太郎の元に駆けつけるフィリップと亜樹子。

文字通り濡れ鼠でしょぼくれている翔太郎にフィリップは言います。

「誰も完全じゃない。」
それは、おやっさんこと鳴海壮吉が尾藤に残した言葉

「Nobody’s Perfect」。
ダブルも完全じゃなくていい。翔太郎とコンビを組むことが大切。強いだけのダブルは意味がない。優しさが必要なんだ、とフィリップ。

翔太郎は、自分の事は気にするな、俺が合わせる、と。

無事、仲直りできました。
二人が話しはじめると、そっと離れる亜樹子がGJ。

そしてパワーアップ!

えっと、文字通り「合体」したわけですな。(汗)
どちらかの意識がなくなることはないわけです。
ええ、ここんところが一番こっぱずかしかった自分は汚れているかも。(大苦笑)

とにかく、久しぶりに非常にインパクトのあったパワーアップ回で、大満足です。

翔太郎とフィリップを見守る亜樹子の好感度がさらにアップ。気持ちが良かったです。

パワーアップしたダブルを見て、当てが外れたように悔しがるシュラウドさん。
一方、ミュージアムでもパワーアップに合わせたように新たなパワーが登場したようです。また、その力を冴子ではなく、若菜に見せたい、という硫兵衛。何故?←ちゃんとミュージアムサイドの話も動かしてることにちょっと感動。

事件の方も、女は恐い、ということで、冴子さんを小さなフリに使うなど、筋が通っていました。
ゾーン・ドーパント、能力は素晴らしいけれども、そのお姿に、思わず笑っちゃいました。実に斬新だなぁ。力と姿のギャップが堪りません。一回きりとはもったいないです。

最後は尾藤さんのデコピン復活で。やられながらも、嬉しそうな翔太郎。
これからも時々おやっさん代わりにデコピン入れに来てくれないかなぁ。

ラストショットは林檎飴をかじる二人の図。
ええ、これもこっぱずかしかったです←嫌がっているわけではありませんので、あしからず(^^;;

パワーアップも無事終えて、これからいよいよミュージアムやシュラウドさん、そしてフィリップの謎に迫っていくのですね。

あ、フィリップって開始当初より背が伸びたような気がする。

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天装戦隊ゴセイジャー epic11「スパーク・ランディックパワー」

モネは病院でチアガールたちと合流し、入院中の少女・みくを励ますためのチアダンスを披露。さらに、モネは、大地と響きあって電気を起こし、イルミネーションでみくへの応援メッセージを。(公式サイトより)

公式サイト

簡単感想です。

みく、どこかで見たことある、と思っていたら、ゲゲゲの子役だった・・・ということが気になった今回。(汗)

データスの巨大化まで、いつものようにそつのないお話でした。
昭和のテースト漂うデータスが活躍したためか、いつも以上に懐かしい感じ。
でも、データス、ビルを押しのけるのはどうよ?絵は面白かったけれども。
まぁ、どの巨大ロボも、街を救っているんだか壊しているんだかわからないのですけれどね。そこは、ミニチュアセットの技術を守るために必要なシーンとして。

恒例の女子のコスプレ回でしたが、マニア向け(どんなマニアだ;;)ではない、爽やかなお話だったのも、ゴセイジャーらしかったです。

いよいよドレイク御自らご出陣・・・早過ぎないか?
はりきるドレイクを鼻で笑うブレドラン(でしたけっけ、青い怪人です)が気になります。
大ボスが登場する?←あえてラスボスとは言わないでおきます。

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2010年4月25日 (日)

龍馬伝 #17「怪物、容堂」

文久2年(1862)、26才(1836年生として数えで)

公式サイト

今回は龍馬、武市、以蔵、そして弥太郎(笑)の様子が描かれていました。

それに千葉家、久しぶりの武市の妻、富、坂本家の人々も描かれていたので、前回に比べるとちょっと散漫な感じがしました。

タイトルの容堂公の出番は少なかったです。しかし、最後に面談の続きを持ってくるとは。
これで締まった感じ。

勝の正式な弟子となった龍馬は、嬉々として海軍操練所を作るために東奔西走する勝のお供を務めています。
持ち歩くのは地球儀。
勝のお相伴をしている内に次第に自らも語りだす龍馬。こうして弁論術を身につけていったのですね。

「まさに自分の道が開けていく実感がある」@弥太郎

どんどん自分の道を進んでいく龍馬に置いてけぼりにされた、佐那と千葉家の人々。
神戸に海軍操練所を作る勝に着いていく龍馬は、もう江戸には、というより千葉道場には戻らない。佐那と一緒に道場を盛り立てていくことは、ない。

「誰の嫁にもなりません。」
何とも持ったない。魅力的な女性なのに。でも、これが佐那の矜持なのでしょうね。

一方、京都の武市たち。
以蔵は人を斬るのはうまくなりましたが、その行為は彼に深刻な影響を及ぼしているようです。
「それは褒美じゃ」
絵を描きながら、顔も見ない武市。
「いつまで人斬りを・・・」
言いよどむ以蔵に顔だけ向けますが、まともに対峙しようとはしません。
「人斬り」の顔を、人斬りにした自分の行為を見たくないのでしょうか。

平井への「お前と飲むと気が晴れる」という言葉は、どこまで本心なのか。
以前、以蔵にかけた言葉と重なってしまいます。

土佐にいる妻、富に対する思いだけは本物のようです。
優しい文と自筆の絵が書かれたプレゼントの扇。

以蔵の扱いとのギャップが際立ちます。

武市のやり方に不満を持っていた下士は望月亀弥太?

三条実美への運動が実って、ついに上士になった武市。しかし・・・

「下士は猫同然」
言い捨てる、容堂。東洋を斬った武市を憎んでいます。龍馬は雲の上の人、容堂公に初めて会って恐怖しますが。

「登り坂もここまでじゃ」
うーん。

で、弥太郎ですが。
半年以上前に会った龍馬の話題を「なんぼでも、なんぼでも、なんもでも、なんぼでも」(爆)と、餌に、龍馬の兄、坂本権平に強引な借金を申し込みました。

「商売のできる侍になって出世する。」
て、商売に失敗してますが。(苦笑)

結局権平さん、お金を貸してあげることに。
これが後の船の売買等に関わる龍馬と弥太郎の関係の伏線になるのかな?

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チェイス・国税査察官 #02「イミテーション・ゴールド」

財津(佐藤二朗)の脱税分のうち18億円を日本に持ち込むべく、村雲(ARATA)と歌織(麻生久美子)は地下銀行の営業担当・リャオ(石黒英雄)の手引きで、香港に渡る。一方突然の飛行機事故で妻を失った春馬は、事故以来心を閉ざす娘・鈴子(水野絵梨奈)のために査察の現場を離れようと決意する。だが鈴子の学校面接の当日、財津たちが空港税関を突破することを嗅ぎつけた春馬は窪田(田中圭)とともに、急遽空港に向かう。(公式サイトより)

公式サイト

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多忙なのに加えて、体調不良気味なので、簡単感想です。
不安定な気候にやられたようで。どうなっているんだろう、地球。どうかしてしまったのは人類なのか・・・なんてことを考えつつ。

より深い闇に沈んでいくような話でした。

お父さんを憎んでもかわまない。しかし、自立するまでは父親でいさせてくれ。(概略。以下同じく)

ようやく心を開いてくれた鈴子なのに。
やはり仕事を優先させてしまう春馬。

財津の摘発に立ち会った春馬は大規模な脱税計画と関わりがあることを知ります。

関係ない世界だと思っていたのに、繋がっていた。お母さんは殺されたんだ。

部屋を閉ざしたまま出てこない娘の部屋の前で、せつせつと娘に自分の気持ちを訴えますが、部屋には誰もいない・・・
父の本心はこのまま鈴子に伝わらないままなのでしょうか。
村雲の行動と合わせて、非常に不安を煽るシーンで、印象に残りました。

そして事故・・・一瞬やっぱり?!と思いましたが、命は無事なようで、ともかく、ひと安心。
でも危険は去っていない。村雲がどう出るのか?そもそも何のために鈴子に近づこうとしたのか?

歌織に一目ぼれした檜山基一。「純なところがある」@村雲。
危ない女性に惚れたもんです。

脱税に歌織の体をも利用しようとする村雲。
それを逆手にとって村雲を自分に惹きつける歌織。

村雲は基一の父、流通界のカリスマ、正道と因縁があるようです。
どちらにしても、彼の冷酷で屈折したキャラは、生い立ちと関係があるようですが。
歌織も何を考えているのか・・・

次の段階への伏線が不気味に張られた回でした。

土曜ドラマらしい、ドラマ。6回ぐらいが丁度いいです。心臓に悪い(^^;

あ、一箇所だけツッコミを。顔に傷があるのは目立ってしまうので、不利じゃないかな?(汗)

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#1

タンブリング #02

鷲津学院に負けたことで火がついてしまった航(山本裕典)。もう一度団体演技をやろうと、男子新体操部員たちに働きかける。
しかし悠太(瀬戸康史)は首を縦に振らない。それどころか男子新体操部を辞めると言い出す。(公式サイトより)

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公式サイト

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多忙のため、超・簡単感想です。

航と亮介の絆の再構築を通じて、新体操部・・・新「新」体操部が一歩前進する様子を描いていました。
だんだん仲間が増える。そういう話はわくわくします。

王道のストーリーを、相応しい演出とテンポ、そしてキャストの皆さんの熱演で見せてくれました。
ありがちな設定の人間関係も丁寧に作ってあるので、設定以上の深みを感じることができました。

どこかでみたような話だ、とも言えるかもしれませんが、それを言い出したらスポ根モノ、学園モノ、ヤンキーモノは作れなくなってしまう。

新しい趣向のドラマに挑戦すること必要ですが、一方で、定番の話を視聴者が期待する以上の作品として、キチンと作るのは大事なことだと思うのです。

前回、不安だと書いた配役も、いい感じになってきました。

山本裕典さん、頑張ってるなぁ。
今のところ、頑張りがいのある話になっているので、何よりです(^^)。

次回も楽しみです。

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#1

2010年4月24日 (土)

ゲゲゲの女房 第4週

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簡単感想です。

今週は結婚式から東京での新生活が始まるまでが描かれていました。

後半の東京での新生活が強烈だったので、結婚式のことを忘れてしまいそうになりました。
結婚式の印象が薄い、というわけではないのです。おもしろくてじんわりしましたし、村井家の一夜も上京する列車内のエピソードも印象的でした。

でも、土曜ラストのシーンが。(爆)

こういう流れは朝ドラとしては正解かも。

以下、印象に残ったエピソード及びシーンをメモってみました。

まず、結婚式では本当につんつるてんの花嫁衣裳と足袋と靴下のエピソード。
そして「コツン」。
村井父の屁のうんちく。←ほんとに無駄なことばかりよく知ってるなぁ(笑)
飯田父の安来節と回想シーン。

気一徹な飯田父は村井父のようなつかみどころのない人間には弱いみたいです。一応インテリだし。なんだか大物っぽくみえるのかも。
おかげで両家は、少なくとも父親同士はいい感じ(^^)。

つかみどころがない所は父ゆずりなのか、茂。
わかりにくい気の使い方をするようで。

心配そうに村井家に旅立つ布美枝を見送る紋付姿の父、母、叔母の3人のショットにおかしみを感じました。ストーリー的にはおかしいシーンではないのですけれど、深刻に撮らないのが、今シーズンの、自分の好きなところです。

村井家での一夜。
「のんのんばあ」のエピソードが出ました。

余談ですが、自分も狐の声を聞いたことがあります。その時はコンコンというよりケーンケーンと聞こえました。

和と洋の朝食。絶対に譲らないというか、尊重しているというのか、ともかく、両方作るのは大変だなぁ。布美枝はどっちを食べたのかな?

寝起きの悪い茂。

箪笥の上に綺麗に片付けられた義手がシュール。
会ったばかりで、まだ、そんなことしか、自分のできることが思いつかない布美枝の気持ちが伝わりました。

駅に見送りに来る飯田家の人々。
無邪気な甥っ子の好奇心。そんなものです、子供って。
弱いところを見せたくないからか、一人留守番をする飯田父。

列車の中、会話の噛み合わない二人。
出会ってから1週間ほど、しかも布美枝は超・内気ですものね。

で、ねずみ男登場です。
しげる→げげる→げげ。なるほど。
今後もかき回されそうです。

東京駅から調布までの「晴れがましい」布美枝。ああ、でも・・・

うし~っ(大爆)。

家は・・・ほとんど妖怪長屋。しかも庭から墓場っ。

粗筋は知っていたのですが、ギャップを増幅させる映像で思わず笑ってしまいました。

早速部屋にこもって仕事にかかる茂。
本当に全く、なんにもない家で途方にくれる布美枝。
「他人の家」をずかずか仕切りはじめない所が、布美枝らしいです。

訪れてきた兄との微妙なずれた会話が絶妙でした。

その後、わんさと押しかける借金とり。

そして、ついに「墓場鬼太郎」とご対面。(激爆)

今週も面白かったです。

昭和30年代後半の東京の光景を、今はやりの「三丁目」風のパラレルワールドとは一味違った色彩で、丹念に構築していたのが印象的でした。

大分以前に買った水木さんの自伝「「ねぼけ人生」をちらっとだけ再読。

戦後については漫画家としての苦闘や貧乏っぷりは書かれてありますが、家族などのプライベートなことはあまり詳しく書かれていなかったので、すっかり忘れていたのですが、確かに

見合いの写真を見て「長い顔の女がホホ笑んでいる」

て、書いてある。(笑)

ちなみに当時の「ラッシュアワー」は本当に殺人的だったそうで、「大阪からの上京組」というのは、さいとうたかお、佐藤まさあき、辰巳ヨシヒロさんたちの事なんですね。

これからもっと大変なことになりそうですが、ドラマが終わるまではこれ以上再読するのは止めておこうと思います。

その方が毎週、楽しめそうなので。

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1週目 2週目 3週目

2010年4月23日 (金)

素直になれなくて 第2話

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染み抜きをしたナカジのズボンを届けに、ナカジのアパートを訪ねたハルは、ナカジの恋人桐子に出会う。
不倫相手に妊娠を告げるも相手にされなかった光は「ぴーチ」としてハルたちのツイッターに参加。
歓迎するハルたち。
しかし、参加したとたんに自殺未遂をおこします。
ツイッターで自殺予言を呟いているのですから、冷たい言い方かもしれないけれども、確信犯かと。
で、駆けつける"仲間"たち・・・

えーっと、思わずここで視聴を止めようかと思ってしまったのですが(汗)。

前世紀のドラマかのような、この、馴れ合い感。好みでしょうけどね。
自分にはツイッターが流行る「今」の世相を反映しているとは思えませんでした。

わずかに今的だと感じるのは、家族とは名ばかりのハル一家の空気かな。

ぴーチはハルの友だちだし、すでに皆と面識があるわけだから、ツイッターなんていらないでしょう。
電話は無理としても、メーリングリストで一斉送信するとか・・・←メーリングってのが古いのか(汗)。

リンダは何故か皆から頼られる。
いい奴です、リンダ。ドクターのために10年間音信不通だった親、ナカジのためにはセクハラ編集長に頭を下げる。ツイッター仲間でしかないのに。

・・・おーっと。
そういうことですか。

現実問題としては全く無問題ですが、この作品にこういう設定を織り込んでくるのは、なんだかあざとく感じてしまった(大汗)。

ハルとドクターのデートやハルの生徒の悪魔君、わざとナカジに夫婦のラブシーンを見せつける桐子、トラブルに巻き込まれそうなハルの弟、元教師だったらしいハルの母と生徒だったらしいナカジの父のラブ・アフェア(滝汗)。
今週もてんこ盛りでした。

ぴーチのことは、もういいです。あ、演じられている関さんは、いかにもな女子の感じをよく出されていると思います。

後、細かい突っ込みとして。

「本当の事」なんて簡単に人に言えないと思いました。

あんだけ酒飲んで運動したら、そりゃ酔いがまわりますよ、危険です。「青春」を描きたかったシーンなのでしょうけどね。ここでわざとらしさが満開に。

笑えたのは、ラストの編集長。(大汗)
リンダにとっては笑いごとじゃないのですけども。うん、これは辛い。

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トレンディードラマ全盛期にテレビから遠ざかっていたので、あの頃の作品には疎いのですが、それでも概視感が・・・

今後も見続けるかどうか。うーん、結末は気になりますからね・・・
突っ込みがいはありそう(^^;;

1クールに1本、こういう突っ込めるドラマを視聴するのも、いいかもしれない。

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#1

2010年4月22日 (木)

タンブリング #01

男子新体操とは…男子新体操は女子新体操同様、「個人」と「団体」の競技に分かれている。
「団体競技」は女子とは違い、手になにも持たずに演技を行う。
とくに男子は、女子には禁止されている「タンブリング」(=床上での前宙、バク転、バク宙、側転などの跳躍・回転技)を行うのが特徴。
男子ならではのダイナミックなタンブリングをしていく姿は見る人を魅了する!!(公式サイトより)

公式サイト

視聴はしても、感想はどうしようかな、と思っていたのですが、第一話が意外に面白かったので、簡単に感想のみ書いておきます。

2時間は長かったですが、東と新体操部、そして竹中の関係は丁寧に描かれていたと思います。

お話は、取り組む競技が「男子新体操」というのが目新しいだけで、スポ根とヤンキー物を合わせたベタな青春ストーリーです。
それだけに、編集とキャスティングが大事かと。

第一回を見た限りでは、王道の話をストレートにテンポ良く描いていて、民放らしい華やかさがあったと思います。

キャスティングも個性豊か。

まず、顔及び雰囲気に個性があること。
テレビでは新人に近い俳優さんが多いので、初めて見る人々がすぐさま識別できなければ、お話についていけないですから。

例えば、ゴ○センシリーズですが、シリーズを重ねるごとに、似た面立ちの俳優さんばかりをメインに据えていくようになって、最後は自分には識別不能になってしまった(汗)。

今ならわかる人もいますけど。

知らないキャストが多い外国映画などは、もっと顕著です。あの人、あそこで死んだんじゃなかったっけ、あれ?とかね。そのへん、ハリウッドはうまいです・・・

あ、話がずれました(汗)。

このドラマは金子君、土屋君のようなコメディリリーフにキチンと実力者を入れてくるあたり、わかっているなぁと思いました。ルーキーズの成功をちゃんと踏まえている、というか。
二枚目キャラ(イケメン、という言葉はあまり好きじゃないので)も、違った雰囲気、顔立ちの人達を配役してきたと思います。

識別できて、各キャラ設定に親しめれば、後は演じられている方々の「俳優力」でどれだけキャラを膨らませてくれるかどうか。

この年代の男優さんたちは生き残りをかけて、半端なく努力されておられると聞いてます。ですから皆さん、基礎力は高いはず。期待しています。

で、気になるのは、すべてに体当たりで挑戦し、互いに切磋琢磨している若者たち、そして彼らを見守る個性豊かな大人たちの中に一人、素人さんが・・・。
生徒が主役なので、目立ちすぎてはいけない、かといって存在感がないわけではない、難しいポジションだと思うのですけれども。
明らかに俳優さんとしての温度が違う。この温度差がキャラに反映していると見るか、どうか。微妙に感じました。いい味になるのかどうか。これからに期待します。

今後も感想を書くかどうかは時間次第ですが、視聴は決定しました。応援してます。

ベタな青春物は大好きなので、楽しく見れそうです(^^)

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Mother 第2話

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怜南を連れて室蘭から東京行きの列車に飛び乗った奈緒。
怜南に「継美」という名をつけ、自分を「おかあさん」と呼ばせます。
しかし、怜南が行方不明者として捜索中、という記事を見て不安になった奈緒は宇都宮で途中下車。
しかも駅で置き引きにあってしまい、荷物は捨ててあったものの、現金はほとんど取られてしまいました。

この冒頭の流れが、怜南が子供相手ですが本名を思わず口にした時や、荷物を置きっ放しにした時に「ああ、あぶないよ~」、と視聴者に心配させたり突っ込ませたりする、サスペンスの王道をきっちり踏まえていて、開始早々ドラマの世界に入り込めました。

お茶の間で観るドラマは、導入部でいかに視聴者の意識を集中させるかが勝負なんだなぁ、と改めて思いました。

残ったわずかなお金で、自分が5歳から7歳まで預けられていた児童養護施設へ向います。
ボランティアで運営されていたらしいその施設なら、大丈夫。あの「ももこせんせい」がいれば。
ローカルバスに乗車してやっと一息ついた奈緒。怜南にも「大丈夫」と微笑みかけます。
とにかく、いったん怜南を預かってもらって、仕事を探しに出かけよう。

奈緒はどうやら生みの母に捨てられた後、施設に預けられ、その後、鈴原家に引き取られたらしい。
そして生みの母については何にも知らされていない様子。

たどり着いた施設。建物はそのまま残っていましたが、ももこせんせいは痴呆症になっていました。

ももこせんせいを心配して様子を見に来た駐在さんが、せんせいの近況を教えてくれます。

10年前に夫に死なれた後、一人暮らしは心配だから、と引き払うことを勧められても、ここから出ようとしなかった。
それはここを巣立っていった子供達のために。あの子達の故郷はここしかないのだから。待っててあげる人がいなければ。

しかし、ヘルパーもいない不便な所なので、明日、施設に引き取られることになっているとのこと。

偽名を名乗った奈緒を、ここを巣立った子供達の一人だと知って、何の疑いもなく喜ぶ駐在さん。
あんたの子供だったら孫も同然。さぞ嬉しいだろう。

最初は会話さえままならぬほど痴呆が進んでいたももこせんせいは、怜南と触れ合う内に、時々記憶が戻るようになってきたようです。
子供に戻ってしまったももこせんせいに懐く怜南。

奈緒は施設から人が来る前に逃げようと、怜南を連れ出そうとしますが、怜南はももこせんせいと一緒じゃなきゃ嫌だ、とだだをこねます。

わがまま、言わないの。
無理矢理連れ出そうとする奈緒。

すると、ぐずっていたのを止めて真顔になり、今までは言われたとおりに「おかあさん」と呼んでいた奈緒を「先生」と呼ぶ怜南。
やがてにっこり笑いながら言います。

大丈夫だよ、わたし、ももこせんせいと二人でいるから。

あな、恐ろしや。

この変わり方が、素晴らしい。思わず肝が冷えました。

この子は自分が邪魔になりつつあることをよーく知っているわけで。
ももこせんせいも同じように皆から邪魔、とまではいかなくても、「やっかいもの」扱いされていることも知っている。

自分の事を「心配している」母親が映っているニュースを見て、「ママは心配なんかしてない」と言える子供です。

今までわがままを言わなかったのに、突然頑なになってしまった怜南をどう扱っていいかわからない奈緒。でも逃げなければ。どうしたらいいの。母親なんかになれない。

会話が通じない、と知りつつ、ももこせんせいに愚痴る奈緒。

「16。16.5。」

ももこせんせいは怜南の靴が合っていないことを語りだします。痛そうに歩いていた、と。
全く気がつかなかった奈緒。靴は怜南を連れ出そうと決意した時に買ったものです。

ももこせんせいは子供と触れ合って、昔のことを思い出してきたようです。世話をした子供達のことを、そして奈緒のことも。

「あんたもそうだった。わがままを言わない子だった。どうしてだかわかる?
一度捨てられたから。また、もう一度捨てられるのが恐いから。」

奈緒はももこせんせいと一緒に逃げることを決意しますが。

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勢いで怜南を連れ出したものの、どう扱っていいかわからない、挙句に逃げ出す可能性もあった奈緒が、次第に冷静に怜南と向き合いだした回。

しかし、この感情の動きを「母性」とはまだ言えない、と思いました。
強いて言うなら「保護欲」、もしくは「同志愛」。

今のところ、奈緒と怜南ってどう見ても親娘に見えません。これからでしょうね。

松雪さんの子供が好きじゃない様がリアルでした。ええ、自分も子供はあまり好きじゃないので。(汗)
子供に馴れていない人って、子供を子供として扱えない。自分の子供ならまた違うのでしょうが、他の子って距離感をとるのが難しい。

ましてや怜南は。
嘘やごまかしが通用しない。
奈緒の中の、ほんの少しでも自分を捨てようと思いつつある、持て余しつつある気持ちを敏感に感じてしまう。
めんどくさいお子様です。

でも、自分もかつてはそうだった。ももこせんせいの言葉で思い出す、幼少期。
そして、他人との距離感の取り方がわからぬまま、今に至っているのかもしれない。

自分の身を守るためにそんな風に育たざるおえなかった不幸。

ももこせんせい、奈緒、怜南。
それぞれに孤独な3人の触れ合いが、ベタな展開ではありましたが、落ち着いた描写で、心に沁みました。

ももこせんせいが保存していた、自分が預けられた当時の物が入っているはずの箱の中身は一枚の紙切れが入ったきり。
悲しいほどからっぽでした。

一方、育ての母、鈴原籐子と、生みの母らしい望月葉菜は定期的に会っていたようです。
籐子に「一度も会ってません」と言い切る葉菜。

しかし、奈緒と街ですれ違ったとたんに娘とわかった、ということは。

今回も締めは葉菜でした。

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テーマの重さは重さとして描かれており、色々と考えさせられましたが、それぞれの不幸感の描写が押しつけがましくなく、ミステリー・スタンスで描かれているので、スリル感も楽しめたお話でした。

怜南の母親、そして嗅ぎまわる藤吉駿輔の動向も含めて、どう話が展開していくのか。

三姉妹の長女、奈緒が養子であることは妹達には知らされていないようです。
結婚を控えた次女の顔を、いつも逆光気味に撮っているのが印象的でした。

最後まで、このクオリティーを保ってほしいものです。

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#1

2010年4月21日 (水)

ジェネラル・ルージュの凱旋 #03「人格変貌」

深夜の繁華街で重傷を負った塚田康史(渡辺哲)が救命救急センターに搬送された。大声をあげながら若い男に殴りかかり、ナイフで腹を刺されたらしい。しかし塚田に飲酒の形跡はなかった。(公式サイトより)

原作:海堂尊「ジェネラル・ルージュの凱旋」

公式サイト

原作未読です。

コメントのみ短く書きます。

アスベストが原因でしたか。
自分でも知らない内に吸っているかもしれないのですよね。人事とは思えません。
今回は白鳥のお手柄でした。

けれども速水のやり方は、自分が患者だったら許せないかも。だって発作がおきたら辛いじゃないですか。他に方法はなかったのでしょうか。

それから今回は特に、救命でここまで追求するの?と思いました。
刺し傷で運ばれたわけですから、その症状が安定すれば、もし他の症状を発見した場合は、専門の科に移した方が効率的だと思うのですけれど。

先を行きすぎ、全部抱え込んじゃっているわけですね。長谷川の言うこともわかります。

でも、みなさん書いておられますが・・・忙しい、と言っているわりには暇そうですよね。(大汗)

ああ、やはり目黒は退院できない?!

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#1 #2

新参者 #01「煎餅屋の娘」

男の名は加賀恭一郎(阿部寛)。
彼が着目する視点は独特で、他の誰もが気に留めない謎に寄り添い、数々の難事件を解決に導いてきた。赴任早々、彼は日本橋人形町を知るために、その界隈を歩き回る「新参者」である。(公式サイトより)

原作:東野圭吾「新参者」

公式サイト

原作未読です。

ようやく視聴できました。
こちらもかなり出遅れたので、感想のみ簡単に書きます。

アバンで着任早々事件をすばやく解決する加賀の優秀さをアピール。

一応毎回完結ではありますが、一人暮らしの女性・三井峯子(原田美枝子)の殺人をゲスト・エピソードを絡ませながら、ずっと追っていくスタイルのようです。

見るからにわけあり気な三井の元夫、清瀬(三浦友和)と息子の弘毅(向井理)、何かを知っていそうな青山(黒木メイサ)がキーパーソンですね。あ、上杉(泉谷しげる)もわけあり気です。

ゲストの皆さんが言わずもがなの、大物かつ芝居巧者だったので、事件が解決したような気になってしまいましたが、一人の容疑者が消えただけで、事件は続く。
エピソードそのものは終わってみれば、香川さんの悪い顔(褒めてます)がミス・リードの下町情話でした。

しかし、加賀の飄々とした個性と、田倉慎一(香川照之)のアリバイ巡ってのボタンとかコートとか、剣道とか小物が効いていて、本格推理物らしい感じはしました。

コミカルで軽いタッチなので気楽に楽しめるのですが、根底に流れる事件の動機や背景如何によって、流れが変わりそうな気もします。

思わせぶりで終わらずに、最終回に唸らせてくれるかどうか?

オープニングのタイトル・バッグに登場したした方々にはこれからのゲストも混じっておられる・・・本当にゲストなのか?その辺も気になるところです。

豪華なキャストなのですが、組み合わせに何となく既視感がつきまとう・・・普段は全く気にしないのですけどね。それぞれ好きな作品ばかりだったので。(苦笑)

なにはともあれ、感想は遅れますが、見守りたいと思います。

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青山は加賀を大学のOBだといっていましたが、年齢差からみて、加賀は卒業してからもちょくちょく顔をだしていたのでしょうね、茶道部に。←すみません、原作を読んでいないので。

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2010年4月20日 (火)

チェイス・国税査察官 #01「カリブの手品師」

「国税査察官 VS 天才脱税コンサルタント」(公式サイトより)

公式サイト

内偵調査を行う叩き上げの区税査察官、春馬草輔と「カリブ海の手品師」の異名を持つ天才脱税コンサルタント・村雲修次の攻防を描くドラマ。

先週土曜日が多忙だったため、大幅に出遅れてしまいました。(汗)

ですので、簡単に感想のみ書きます。

緊迫感のある映像といい、無駄のないストーリー運びといい、この枠の個性が良く出ているドラマ。
特に感情描写は他の追従を許さないほど、ドライで非情です。

脱税にはとんと無縁だし、経済関係にも無知で、テーマそのものに興味があるわけでもなく、スキームとか、その他わからないことも多いのですが、わからなくても何となくわかるように作ってあり、興味がない自分のようなものにも面白く感じさせるように作ってあるのはさすが。

キャスティングもよく、冷徹でありながらどこか弱い部分を持っている村雲役のARATAさん、何を考えているのかわからない歌織役の麻生さん、薄幸な役が本当に良く似合う春馬幸恵役の木村さん。
欲目もあるかもしれませんが、 麻生さんは悪女ぽい役を演じても不快感を感じない女優さんだなぁ、と思いました。
村雲と歌織のミステリアス・コンビに期待大。

主人公、春馬草輔役の江口さんはスーパーヒーロー的に登場。格好良かったです。
しかし、飛行機事故から風向きが変わりました。
直接的には彼のせいではないとは言え、妻を死なしてしまった、という罪悪感と、殺したのと同じだと責める娘との関係が、仕事に集中していた彼の人生に影を落としました。
今後の心理的葛藤に注目したいです。

息抜き的存在なのは田中さん演じるちょっとオタクな窪田。(笑)

檜山基一の脱税計画はもちろんですが、川島の死によってスキームに成功したレンタカー経営者の財津はこのまま逃げおおせるのか。ゲストキャラではなさそうですので、気になります。

「土曜ドラマ」ファンにはまずは満足のいく滑り出しだったのではないでしょうか。

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2010年4月19日 (月)

仮面ライダーW #31

「風が呼ぶB/野獣追うべし」前編です。

公式サイト

「野獣死すべし」ならぬ「野獣追うべし」。

時間がなくて一回しか視聴できず、細かい部分まで観きれていないのですが、大変面白かった今回。いや、今回も面白かった、と言うべきでしょう。感想のみ書きます。

翔太郎を通じてダブルの秘密の一端が描かれていました。
フィリップのパワーアップについていけない翔太郎。
ダブルになってもバランスが悪くて戦えません。
ガレージにまで現れ、翔太郎を切るべきだとフィリップにせまるシェラウド。
悩むフィリップ。

一方で、10年前、おやっさんに世話になったという尾藤(小沢和義)が出所してきて事務所にやってきます。
おやっさんこと鳴海壮吉は尾藤のために何か探っていたらしい。

しかし、鳴海はすでに死んでいる・・・亜樹子が父の死を知っていたのには少しびっくりしました。
そんなシーンがあったっけ?パティシエ事件の時?いや、この時は結局言えなかったはず。だったら、まさか映画?
えっと、どちらにしても亜樹子が父の死を知って愕然とする、もしくは受け入れるシーンの記憶が強烈に残って残っていないのは、確かです。
今シリーズ、唯一不満な点ですね。

いや、自分が見落としているのかもしれない。もし、ここだ、と思えるシーンを知っている方、教えてください。皮肉ではなく、本気です。見直します。

鳴海が死んでいると聞いてがっかりする尾藤。
後を引き継ぐという翔太郎を「うすっぺらい奴」と相手にしません。
しかし、翔太郎はおやっさんの弟子の名と意地に賭けて。
ダブルに不安を抱えるフィリップに気づかず、首を突っ込んでいきます。

小沢さん演じる尾藤の貫禄と、翔太郎の半人前ぶりがいいです。さすが大々ベテランは違います。若手を引き立てる懐の深さとさりげなさに痺れました。
何か言う度にデコピンを食らう翔太郎。二人のタイミングが良くって笑えました。

いつもはレギュラー内では最年長のためか、「ハーフボイルド」とか言われつつもまとめ役にまわっている翔太郎。
まだ半人前で力不足であること密かに自覚しつつも、皆を守ろうと背伸びをしている。
早くに父親を亡くした家庭で父親的役割を懸命に果たそうとしている長男のような感じでしょうか。
しかし今回は等身大の、つまり「息子」のポジションで描かれていました。
おやっさんと動いていた時もこんな風だったのだろうなぁ、と思うと何だか切なかったです。

前にも書きましたが、この切なさが風都及びダブルの魅力の一端であると思っているので、翔太郎の切なさを真正面から描いた今回は、非常に印象的でした。

ウェザー・ドーパントも神出鬼没な悪役っぷりでお話を盛り上げています。

次回、ダブルはどうなる?まさか?!
置いてけぼりになるのか、翔太郎?

シェラウドさんは鳴海壮吉と因縁がある様子です。
こちらの謎はまだ明かされないでしょうね。

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天装戦隊ゴセイジャー epic10「ハイドの相棒」

ある人に花を手向けるため海辺にやってきたハイド。そこにルビーウ星人・5000℃のクラスニーゴが現れる。(中略)クラスニーゴはハイドの相棒で親友のマジスを倒した宿敵だった。天の塔をデレプタが破壊した時、クラスニーゴはすでに地球沸騰作戦を開始していた。作戦を阻止するため立ち向かったマジスは、クラスニーゴと相討ちし、亡くなってしまったのだ。しかし、クラスニーゴは生きていた。(公式サイトより)
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公式サイト
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簡単感想です。

ゴセイジャーの中では、ただ一人のシーイック族、ブルーさん。
彼にも相棒がいた、というお話でした。

冒頭、同じ族同士でじゃれ合う他の4人。
ブルーさんは普段から一歩引いたスタンスではありますが、今日は様子が違います。トゲトゲした感じです。

何故、突然亡くなった相棒に花を手向ける気になったのか、彼の命日だったのか、それともドラマの都合(以下自粛)。

ともかく、相棒が倒した、と思ってたクラスニーゴが生きていたと知って、復讐に燃えるブルーさんは倒すことのみに執着し、チームワークを省みなくなりました。

女子たちは不満たらたら。注意すべきよ、と意気込みますが、男子たちは、人から言われたって納得しない、自分でわからなかれば。ブルーさんならきっとわかるよ、と見守ります。
今回、男子達の冷静さが好もしかったです。

そこへ髭パパとさかなクン登場。
方や天文オタク、方やおさかなオタク。噛み合わないトークでも大の仲良しだそうで、つかみはOK。いいコンビネーションでした。

海の、ひいては地球の将来を憂うさかなクンを只者ではないと感じたレッドさんは、テンパっているブルーさんにさかなクンの助手になるように言います。

渋々さかなクンに着いて行くブルーさんでしたが、次第にさかなクンの言葉によって心が開かれていきます。

さかなクン、意外に(失礼)、いい味を出していました。
言っていることは普段と変わらないのですけれど、それだけに「セリフ」に嘘がなくて、素直に心に沁みました。
ある意味人間離れしたキャラなので(失礼)、ブルーさんを天使だと見抜いたのも、納得。
水槽をバックにしたシーンも綺麗でした。

ブルーさんは復讐のためじゃなく、地球と全ての命を守るために、仲間とともにクラスニーゴと戦います。今の相棒はゴセイジャー。

クラスニーゴさんはドレイクさんたちが本格的に地球を侵略する前から、活動していたのですね。とても強かったです。

ラストのちょっと切ないシーンも余韻があって、いい話でした。

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2010年4月18日 (日)

龍馬伝 #16「勝麟太郎」

文久2年(1862)、26才(1836年生として数えで)

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公式サイト

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今回は勝との出会いが描かれていました。

江戸に着いた龍馬は千葉道場を訪れます。
・・・佐那さん、苦しい恋をしています。

勝に紹介してもらいたいがために、松平春嶽にお目通りする龍馬。平時では藩主が直々に浪人会うことなど、例え千葉家の紹介と言えども絶対に考えられないことです。

勝が三回取り出した地球儀が印象的でした。

1回目は龍馬に。

龍馬は何としても勝の教えと乞いたいがために緊張し、あの春嶽公ですらたらしこんでしまった、いつものペースを崩してしまい、通りいっぺんの応答しかできません。しかしその一方で勝が自分の知りたいこと教えてくれる人物なのか、本当に教えを乞うに足りる人物なのかを探ってもいます。

軍艦、つまり黒船を日本で作っているとは知らなかった。見てみたい。皆は幕府はもういかんといっているけれど、そんなことはない、勝さまのような凄いお方がおられる。ぜひ、勝さまのお話を、いや、弟子にして欲しい。

「お前はなにも知らない、俺は軍艦は作っちゃいない。」
「わしは攘夷も開国もない、ただこの日本を守りたいだけ。」
「気安く言うなっ」

と、一喝する勝。
そして、「お前は見たことがないだろう」といった感じで地球儀を見せるのですが。

龍馬は「知っています」、と、自分の知りたいことはその先なのだと、食いつきません。

そんな龍馬の様子を見て、勝は手帳に×の嵐。(笑)
龍馬も「がっっっかりじゃ」と失望。

「天下の勝麟太郎なんていわれたことは一度もない。」

自分の思いをうまく言葉にできずにあせったあまり、勢いで並べ立てたおべんちゃら言葉に、へそ曲がりの勝のへそが曲がってしまったようで。

一方、もっと圧倒的な迫力の持ち主を期待していた龍馬も、口が達者で癇癪持ちの勝に失望してしまいました。

そんな龍馬を千葉重太郎は、時代のうねりを一人で変えるのは無理だ、と慰めつつ、道場に通う者たちの質の変化を嘆きます。喧嘩の仕方を習いくるものばかりだと。このままでは道場はつぶれる。
龍馬に佐那と一緒になって道場の再建を頼みますが、まだ、家を捨て、家族を捨て、藩を捨てたのに何もなしえていない自分にその資格はない、ここに収まるわけにはいけない、と逃げるように立ち去ります。

2回目は武市に。

今や相当名が知られているらしい武市は、勝がまぁ、わしの話を聞け、と取り出した地球儀にも勝の話にも全く興味なし。
朝廷への幕府側の使者が将軍ではなく、慶喜であるらしい噂を聞いて、「由々しきこと」と、ぜひ将軍自身に上洛してもらうように働きかけてて欲しいと、幕臣である勝に、脅しに近い陳情に来ただけです。政治的根回し、ということでしょう。

地球儀にも話にも興味を示さないお前達も坂本と一緒だな、という勝に自分達は違う、あいつは藩も幕府もない、と言う男だと武市。

「藩も幕府もない」という言葉にひっかかった勝。この言葉が彼の思いと共鳴したようです。

付き添うのは平井と・・・以蔵。
一瞬、こんな大事な場所にも参加できるようになったのか、と思いましたが、どうも、用心棒であり、事と次第によっては斬ってしまうつもりで連れてこられたような気がしました。

すでに勝の弟子になっている、龍馬の幼馴染、近藤長次郎。
龍馬とは再会を喜んだ長次郎ですが、武市の「饅頭屋の分際で」という言葉に激昂します。昔の武市さんならそんなことは言わなかった。

長次郎から以前から龍馬のことを本当はもっと面白い人物だと聞いていた勝は、再び龍馬に会うことにします。

3回目の地球儀は再び龍馬に。

こんどは自分は語らずに、龍馬の話を聞こうとします。

異国から日本を守るにはどうしたらいいのか。

「お前さんはどう思うね。」
「わかりません」
「いや、自分の弟子になりたいと思いつめたんだ。何か考えがあるはずだ。」

じっくり考えて話せ。つきあってやろう。

四方を海に囲まれている日本を守るには強い海軍が必要です。
自分は剣が強い。けれども喧嘩にはならない。何故なら自分が強い、と知っている人間は喧嘩をふっかけてこないから。だから・・・
強い海軍があれば、戦にはならん。剣がと強ければ喧嘩にならん。

日本は異国の技術を、文明を学ぶ。
そうすれば戦をせんでも攘夷を成し遂げることができる。

「お前さん、合格だ。」

俺は探していた。日本の海軍を作る人間を。

勝は龍馬を気に入り、弟子にすることを決めます。

咸臨丸で太平洋を渡った経験を踏まえて、幕府だ、土佐だ、長州だの言っている場合じゃない、日本人になたなければならない。そうならなければ日本は消えてなくなる、と説く勝。

「日本人。」

公使としては225年ぶりに海外へ、しかも黒船に乗って行った男、勝の話に引き込まれる龍馬。そこで、勝は3度目の地球儀をとりだします。

「とく、見ねぇ。」

今度は打って変わって龍馬は食いつく食いつく。
地球儀の上に大海原を渡る黒船を見たのかもしれません。

勝は龍馬を咸臨丸に乗船させます。

思えば桂小五郎とともに見た黒船に憑かれてから10年近く。

念願の黒船に乗れて大感激の龍馬。
この時代、黒船に乗れる人などほとんどいなかったでしょう。

本物の船を使った海上ロケの開放感のためか、そのはしゃぎっぷりに思わず感動しました。

最初は数多く訪れる弟子志願者の一人として、いや、「面白き人物」という噂を聞いていたがためにいつもより厳しくあしらっていましたが、龍馬の可能性を見出した勝。
今までどうやって説明したらいいかわからなかった自分の思いを、勝のリードで初めて言葉として掴むことができた龍馬。

龍馬が「龍馬」になった瞬間でしょう。
事件はありませんでしたが、重要な回でした。

勝、龍馬、そして長次郎の軽快なやりとりも面白かったです。

佐那さん、胴着姿が凛々しかったです。
龍馬が来たので早速着物に着替え、鏡に向かって微笑む練習をする姿がいじらしい。でも、龍馬の心はここにあらず、なんですよね。そのことは佐那さんもわかってはいるのですけれども。

武市さんは・・・

喜勢にまんじゅうのお土産を買う弥太郎。うまくいっているようで、何よりです(^^)

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2010年4月17日 (土)

ゲゲゲの女房 第3週

公式サイト

簡単感想です。

水木さんも登場し、いよいよ本格的にお話がまわり始めた今週。

向井さんの実年齢と「水木さん」の年齢差などということは全く気にならなず、楽しめました。
年齢は冒険だけど、その他は実に手堅いなぁと。

両家の人々が実にいい感じです。

特に今回、初めてじっくり描かれた、村井家のあっけらかんとした思いやりと強引さが好もしかったです。
水木さんの部屋にあると、義手もシュールに見えました。この乾いた感じが好きです。

「いかる」と「いとつ」・・・「ひとまず、黙って聞け。」かぁ(爆)。

比べると飯田家の人々は少しウェットですが、あの時代の普通の人々の感覚を押しつけがましくなく描いているように感じました。

いい兄嫁だな~。

月曜日のラスト、兄が借りてきたマンガを「かわいー」と楽しそうに読む布美枝のシーンの直後の水木さんの「どどーん」には思わず爆笑。

続く、お見合いまでのドタバタも軽やかで、飯田のお父さんのノリツッコミにもくすくす笑えました。
「目玉」と「一反木綿」とかのネタも。(笑)

この一連のシークエンスで、半年間、多少の波があっても、見続けようと決心しました。

朝ドラで笑えたのは久しぶりです。(汗)

来週はいよいよ結婚式です。楽しみ(^^)

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1週目 2週目

2010年4月16日 (金)

八日目の蝉 第3回「悲しき女たち」

原作 … 角田光代「八日目の蝉」

公式サイト

原作未読です。

多忙にて、超・簡単感想です。

サライさんの過去、久美と子供の対面シーンなど、エンジェルホームでの生活を中心に描かれていました。

「この子はついてくる月を見たことがない」って、もっと早くに気がつかないのかなぁ?
あ、自分、希和子に冷たいかも。(汗)

ここからドラマの感想から脱線します。

外の世界を知らずに育った子供。

思わず、萩尾望都さんのレイ・ブラッドベリ原作の作品、「びっくり箱」(「ウは宇宙船のウ」収録、原作は「10月はたそがれの国」収録。原作の子供は少年なですが萩尾さんの作品では少女になっています)を連想しました。

ちなみに萩尾さん版「びっくり箱」は生まれてから一度も家(大邸宅です)から出たことがなく、自分以外の人間は母親と乳母兼家庭教師のシスターしか知らない少女のお話です。

「シスター」というのも重なっているせいもあって、このドラマ、テーマは重いのですが、何となくファンタジーのように感じてしまいました。

愛読書だったんです、「ウは宇宙船のウ」。ええ、凄く個人的な感傷です。(汗)

実はそういう展開より、ずーっと気になる設定があって、ストーリーにあまり集中できなかったのです。

それについては、また今度書く・・・かもしれません。

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#1 #2

デジタルカメラ

Nicon_3

デジタルカメラは1台持っているのですが、大昔のものなので、重い上に携帯の機能の足元にも及ばぬシロモノと化してしまったため、ここ数年、全く使ってなかったのです。

でも仕事絡みでどうしても必要になってきて・・・思い切って購入したのがニコンCOOLPIX S6000です。

ステージなど、フラッシュをたかずに撮影することが多いので、「夜景が綺麗に撮れる」という謳い文句に釣られて買ってしまいました。

なんと言ってもISOが3200、というのが決め手となりました。

本当なら一眼レフのいいのが欲しいところなのですが、そんな予算はないし。コンパクトデジタルカメラとしてはお値段も手頃でかなり高機能かと。

今のところテストは良好。軽くて使い勝手もいいです。まぁ、前のが化石化したモノだったから、何でも素晴らしく思えるのですけどね(汗)。

ただ、記録ならOKだけど、印刷物に使用するのは無理かもしれないです。でも、何もないよりまし、ということで。

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素直になれなくて 第1話

公式サイト

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まだ男性とつきあったことない、私立高校の非常勤講師のハルこと、水野月子(上野樹里)。
戦場カメラマンだった父を持つ、駆け出しのカメラマン、ナカジこと中島圭介。
子供服店で働くハルの親友、ピーちこと西村光。
韓国から5年前に日本にやってきた医療機器メーカーの営業マン、ドクターことパク・ソンス。
雑誌編集者で、ツイッター仲間のパーティを呼びかけたリンダこと市原薫。

もう、何かが起こってしまったらしい、冒頭の緊迫したシーンから始まって、時間はこの5人が初めて出会った時に戻ります。

まあ、5人を取り巻く人間関係が、複雑なこと。初回なので詰め込めるだけ詰め込んでみました、と言う感じ。

ハルの家族は単身赴任の父と更年期障害と過去になにかしでしかしたらしい弟、学校ではハルに憧れている男子生徒とその男子生徒が好きらしい、ハルに敵意を持つ女生徒と、ガミガミ怒る担任。ああ、ハルの母とナカジの父は顔見知り?

ナカジには体が不自由になったらしい父と、同じタトゥーをしている理由ありげな恋人、そして「若い芽はつぶせ」方式らしい先輩カメラマン。

ピーちはリストカットの習慣があり、連絡のとれない恋人がいる。

ドクターは営業成績が悪く、上司の陰湿なパワハラをうけており、制服から見るに、ハルの高校に通う妹がいる。

リンダは自分を営業から編集に抜擢してくれた女性編集長からセクハラをうけいて、そのためか、EDに。

以上、公式のチャートを見ずに、ドラマを見ただけで主人公と気になる周辺の人物を書き出してみました。
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おしゃれなモンタージュとBGMでも度々流れる主題歌の「Hard to say I love you~言い出せなくて~」の軽快さに誤魔化されてはいけません。(苦笑)

ドロドロと込み入ったお話になりそう。それもかなりベタな作りの。

ツイッターの効用については、自分はよくわかっていないのですけどね。(大汗)
初回で充分に説明されていたとは思わなかったです。
それに、会ってしまったら、後は普通のメールでいいんじゃない?とか(汗汗)

今後ツイッターがどれだけ活用されるのかわかりませんが。でも、詳しく説明する意味もあまりないような気もしました。

全く知らないわけではないが、あったことはない人々を集めるきっかけの一つ、程度に止めていおいたほうが、ツイッターを知らない人たちも入り込みやすいドラマにはなるかもしれない。

群像劇としては、ハルとナカジに焦点をあてつつも、5人の背景が短いシーンで効率よく描かており、テンポもいいので、散漫な印象はうけませんでした。
なんか起こりそうな、それも冒頭のシーンで示唆されたカタルシスに向って進んでいくような緊迫感は充分感じることができました。

メインの5人もバランスがとれていたように思います。

「ごめん」など、セリフも効果的に使われていました。
「素直になれなくて」はハルだけではなさそうです。

ドロドロ系や暗い話はあまり好物ではないのですが、初回で張られた伏線がどのように展開、回収されていくのか、興味がわきました。

ただ、登場人物の心情にのめりこんで見ると疲れそうなので、一歩引いたところから見たいと思います。

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天候不順に体がついていけない今日この頃(_ _;;
この土曜日は新ドラマラッシュなので大変~。

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2010年4月15日 (木)

Mother 第1話

鈴原奈緒(松雪泰子)は、30歳半ばに至るまで恋人も作らず結婚もせず、室蘭の大学でひたすら渡り鳥の研究に励んでいた。
そんな中、突然大学の研究室が閉鎖され、奈緒は仕方なく近隣の小学校で理科の教師となった。

ある日、産休の教師の代わりに一年生の担任を任された奈緒は、クラスの中で浮いた存在の道木怜南(芦田愛菜)と出会う。
幼いくせに、どこか自分を見透かしているような怜南が苦手だったが、怜南は無愛想な奈緒のことを慕ってきた。(公式サイトより)

公式サイト
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多忙にて、ネタバレなしの感想のみ書きます。

赤いポストかぁ。

重いテーマのドラマが始まりました。
テーマは突っ込めないほど重いので、「ドラマ」としての印象を。

好みじゃないジャンルですが・・・

面白かったです。

少なくともこの初回は。思わずNHKさん制作のドラマかと思うほど(汗)、重厚で正攻法な作りでした。

とにかく松雪泰子さんと芦田愛菜さんの火花の散るような演技が凄かったです。二人の間に漂う空気感も。

芦田さん、恐かったです。こまっちゃくれた子供らしくない子供そのものです。その上、笑顔の裏に潜む悲惨な影まで完璧に匂わしていました。

ええ、あんなお子様には絶対勝てません。(断)

同僚の先生たちや相談所の人たちの顔を印象に残らないように撮っていたのが印象的でした。
渡り鳥、ハムスター、好きなものノートなどなど、普通ならあざといくらいに分かりやすいキーワードが、ドラマの中に溶け込んでいたような気がします。
藤吉駿輔と怜南の母親の恋人の笑い方が似ているのもなにやら暗示的。

そして、エンドタイトルに田中裕子さんの名前が流れて、あれ、見落とした?と思ったら、その直後にBGMも止めて登場させるなど、見せ方がうまいなぁ、と思いました。

母親に会おうとしないヒロイン、奈緒の過去とは?
怜南の母親、仁美の今後も気になります。尾野真千子さんだし。

情だけでオチをつけず、サスペンスとしても成り立つ展開になるといいなぁ。その方が問題提起になると思うのですけど・・・これは好みですね。

連続ドラマらしいドラマが始まった、と言う感じです。次回に注目。

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蛇足ですが、ドラマを見終わった後で公式サイトを見たら、上記の粗筋が。←思わず苦笑。
セリフではなく、映像でのみ描かれてる感情を、饒舌なナレーションのごとく書くのはいかがなものか、と。普通のドラマなら感じないことなのですけどね、このドラマは映像に力があるので。
書籍の帯のようなものなのかな?(大汗)

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2010年4月14日 (水)

カテゴリーを変更しました

今までドラマを「「あかさたな」別にカテゴリー分類していたのですが、「クール別 テレビドラマ感想」という項目を作ったら、この分類はあまり意味がないような気がしてきたので、思い切って全面改装しました。

・感想を書いている連続ドラマは、タイトルでカテゴリーを作りました。頭に■がついているカテゴリーです。

・途中で感想をリタイアした作品も、放送中はカテゴリーを消しません。

・放送終了後は「クール別 テレビドラマ感想」にまとめ、カテゴリーを消し、「ドラマ:2×××年第×期」カテゴリーに吸収します。

・単発ドラマ及びミニ・シリーズは「ドラマ:SP」カテゴリーに入れます。

後、まことに情けないことに、映画も観劇も年に数えるほどしか行けていないので、DVDのカテゴリーと一緒にしました。

また変更するかもしれませんが、しばらくはこの形でやってみます。

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※編集の都合上、終了したドラマのカテゴリーを少し細かく分類し直しました。

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ジェネラル・ルージュの凱旋 #02「集団過呼吸」

ミスコンテストの日本代表を目指してレッスンに励む青木恵理(藤井美菜)が過呼吸で倒れた。救急センターに担ぎ込まれて症状は落ち着いたものの、手足に麻痺が残っている様子。(公式サイト)

公式サイト

まだ2回目、という助走段階なので、救命スタッフ内の葛藤を前面に出さずに、通常の検査では見つからない病いの原因を患者の普段の生活や過去の病歴を絡ませて探る、というラインにのっとって、手堅く作っていました。

青木恵理の抱えた秘密は早々にわかってしまいましたが、わかりやすく作っているのでしょう。
で、ビタミン不足は怖いなぁ、ということで(違?)

グッチーも活躍してました。能力が認められたらしく、すっかり救命の一員になってます。実際の現場にもこういう人がいたら、心強いだろうと思いました。

速水とメディカル・アソートの関係以外に、今後の伏線として、

和泉は15年前の事故で速水に助けられた?
花房が知っている速水の秘密とは。
労働過密のためにろくに家族に会えない佐藤は?

それから、勝手に予想した展開として、

何かと張り合う研修医3人、ライバル心が高じて誰かがミスをするかも?
マイペースな長谷川のペースを崩す事件がおきるか?
何かを知っていそうな目黒は生きて病院を出れるのか。(汗)

と、いったところでしょうか。自分の予想は、ほとんど外れるのですけど(_ _)

ああ、こうやって書き出していくと感想を書き続ける気力がわいてきました。
いえ、面白いのです。気楽に楽しんでいます。でも、良くも悪くも、突っ込むほどのプラスαというか、引っ掛かりを感じられなくて。(大汗)

それにしても白鳥と速水は仲良しだなぁ。
グッチーと白鳥より見栄えする画ではありますけど(^^;;

前回より二人の掛け合いが減っているのが寂しいかな?
白鳥さん、もっとグッチーをかまってあげてください。

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#1

2010年4月13日 (火)

天装戦隊ゴセイジャー epic9「ガッチャ☆ゴセイガールズ」

仕切りたがりのモネが規則正しい生活をおくるためのルールを決めることに。ところが、自由なエリが素直に従うはずがない。2人のいざこざに巻き込まれたくないアグリたち。(公式サイトより)
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公式サイト

簡単感想です。

「男はひれ伏しなさい」と、男嫌いかと思いきや「女は鬱陶しい」と、結局文字通り女王様だった女王蜂星人。
ドレイクはともかく、他の幹部たちは嫌がっている様子。

女性の諍いに巻き込まれる「いけにえ」のレッドさん。
「でも、アラタだからいいか」@ブルーさん、ブラックさんと望。
ええ、あまり気にしていないようですね。
レッドさんて女ばかりの家庭に育った末っ子のような気質に思えました。

ブラックさんと同じ「陸」属性でも、イエローさんは樹木の気持ちがわかるのね。素敵です。
「木にも雄と雌がいる。雄の木が恐がっているわ!」

お互いに嫌っている、と思われていた女性二人が、実は相手のことをとても心配していた、というお話でした。
でも、相性は良くないかもね。仕切り魔のイエローさんと自由奔放なピンクさんですからね。どちらも勝気だし。間には立ちたくないですね。

今回はブルーさんとブラックさんの同時突っ込みが多く、彼らを含めてゴセイジャーたちの掛け合いはなかなかチームワークが良かったんじゃないでしょうか。

いったんは倒される女王蜂星人。
そこまでするか?いや、最後まで働いてもらわないと、といった感じで、幹部達はビービ虫を憑りつかせて巨大化させます。
ビービ虫はやっぱり罰なの?

ゴセイジャーのメンバー紹介クールだからでしょうが、今のところ、理由はわからないけれども、次から次へ地球にやってくる悪い奴を、見習い天使らしいゴセイジャーがやっつける、という戦いが続いてます。
それはそれで、何にも考えなくてもいいので、とっても気楽ですが。雰囲気も明るいし。

ラスト、引きずられていくレッドさんの綺麗な姿勢に感心しながら次回へ・・・ブルーさんの過去?さかなくん?

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2010年4月12日 (月)

仮面ライダーW #30

「悪夢なH」後編です。

公式サイト

「お前の夢は危険だ」

翔太郎の夢の中に入るも、色んな邪魔が入ってくるのに業を煮やしたナイトメア・ドーパントは退散。

一方、フィリップを間一髪で助けたのは、鳥の形のメモリ。小さいながらウェザー・ドーパントの攻撃も跳ね返す力があるようで、肉体ごとフィリップを吸い込んで去っていきます。

亜樹子からフィリップの危機を知らされて目覚めた翔太郎。
フィリップは生きている。それならば、とにかくここは依頼人を助けること、つまりナイトメアの正体を知ることが先決だと、翔太郎と亜樹子は捜査をはじめます。

犯人とおぼしき人物を追い詰めるも、彼もまたナイトメアの餌食に?
では、誰が?

翔太郎の夢は敬遠されたので、今度は亜樹子が眠ってナイトメアをおびきだすことに。

亜樹子の夢は故郷の夢。
ははぁ、ここで大阪ロケですか。見慣れた光景でないだけでも新鮮でした。

見た夢を全部寝言で報告する亜樹子。役に立ちます。

それにしても照井竜はなんでも似合うなぁ
「俺に質問すんなや」(爆)

そして真っ白なスーツ、ソフト帽の男が・・・すわ、おやっさん登場かと思いきや、翔太郎。
翔太郎を見ていきり立つ照井竜、止めるフィリップが可笑しい。

亜樹子の夢の中でおやっさん=翔太郎というのが何だか意味深でした。

夢の中ではなんでもできる。翔太郎と組んでダブルに変身!倒れるのは翔太郎。
亜樹子が本体なので、なんかくねくねしたダブル。(大爆)

なんだかんだでナイトメアの正体を暴いた翔太郎と亜樹子。
やはり研究室の学生でしたね。

一方、鳥のメモリに救われたフィリップはシュラウドさんと対面していました。

「あなたはこの星にとっても、私にとっても必要な存在。」
そして、左翔太郎から離れるように忠告されます。
嫌な予感は的中しました。翔太郎だけ違う存在なのです。

しかし、フィリップはシュラウドさんの忠告に反発。
僕の相棒は翔太郎しかいない。

翔太郎の呼びかけに応じて元の世界に戻ります。
無事なフィリップを見て嬉しそうな翔太郎。

「やるか、相棒」

なんか、この言葉に泣かされそうな展開になりそうな・・・←何いってんだか(苦笑)

翔太郎と亜樹子が見守る前で、パトカーに乗せられる犯人。
ストーカーまがいの犯人を「待っているから」と真摯に見送る被害者ヒメカリン。その言葉に涙する犯人、の影からのっそり出てくる照井竜のアングルが可笑しかったです。

「意外な結末」
と、亜樹子。
「なんにしても悪くないラストシーンだ」
と、いつものハーフボイルドなセリフを口にする翔太郎。が。

「みんな、みんな、大好き!」
眠りから目覚めた研究室のみんなに早速、いつもの調子で愛想を振りまきはじめるヒメカリン。

あきれる翔太郎と亜樹子。決まり文句
「さあ、お前の罪を数えろ」
は、ポーズもぴったり決まりました。
このオチは好きです(^^)

ドクターから鳥のメモリのことを聞いた園咲家の面々。若菜は相変わらずハイテンションのまま。疲れるだろうなぁ。
冴子と若菜はそんなメモリの存在は知らないけれども、
「ついに動き出したか」
硫兵衛さんはもちろん、正体を知っている。

一件落着した探偵事務所。
「それにしても気になるのは。」
あの時、どこへ行っていたのか。翔太郎はフィリップに尋ねますが、
「今はまだ言えない」
と、表情を暗くして答えるフィリップ。が

「僕のパートナーは翔太郎、君一人だ。」

と改まって宣言するものだから、不意打ちを喰らった翔太郎は大照れ。
そんな翔太郎をからかう亜樹子と、翔太郎のいつに変わらぬ賑やかなじゃれあいを微笑みながら見つめるフィリップのズーム・イン、で次回に続く。

今回はネタ回らしい賑やかさの中に、翔太郎とフィリップの今後に繋がる重要な伏線も描かれていて、見逃せない回でした。テンポもアングルも素晴らしい。
思わず拍手しながら見てしまいました。

事件そのものもフェイントをかけており、ヒメカリンは一周半して、可笑しかったし。(汗)

翔太郎が久しぶりに彼らしい活躍を見せてくれたのも嬉しかったです。亜樹子とのコンビネーションもばっちりでした。
そしてフィリップがこんなに翔太郎のことを思ってくれていたなんて。
見ているほうも照れましたが、いい感じでした。いい感じなだけに、その先にある展開が恐い。

毎年ネタ回が終わると、いきなりシリアス展開になるのですよね。

フィリップは「特別な存在」。翔太郎は?
とても気になります。

予告で一瞬おやっさんを見たような気がしましたが・・・

とにかく、今回も大変面白かったです。
次回が待ち遠しいです。

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我が家の歴史 最終夜

三谷幸喜書き下ろしのスペシャルドラマ。昭和2年から昭和39年までの、激動の歴史を底抜けの明るさとバイタリティーで生き抜いたある家族の物語。(公式サイトより)

公式サイト

総括を含めて。

一家の大黒柱だった鬼塚が癌に倒れ、今まで曖昧だった本妻と「二号」の立場の違いも明らかに。
しかし、鬼塚が亡くなった後もトラブルに巻き込まれながらも、それぞれに失敗を重ねながら、たくましく生きていく八女家の人々。

三夜目が、一番ドラマとしてまとまっていたように思います。

それは八女家を中心に描かれていたためかと思います。

いや、今までもそうだったのですが、第一夜は有名人たちがお祭り的に登場するのに、見ている方が馴れてなかったため、第二夜はコントの部分が突出しているように見えたため、ドラマの本筋が散漫な印象になってしまった気がしたのです。

最終夜は前半は鬼塚の死と、その影響をもろにかぶる八女家の人々に焦点が合わされていましたし、後半は懲りずに夢を追いかけ続ける、父、時次郎の高揚と挫折が描かれていました。

また、一夜、二夜ではブレていた長女の友人であり、長男の元恋人のゆかりのキャラに筋が通ったこと。「転落した女性」のベタなパターンではありますが、見やすくなったと思いました。
八女家にわだかまりなく受け入れられるも、つるちゃんと三女、房子の結婚式の後、姿を消し、ラスト、自立した姿を見せるのも、戦後の一女性の生き方のひとつのパターンを描いて成立していたと思います。

コミカルな、というかコント的なシーンは、つるちゃんがほとんど一手に引き受けていたのも、ドラマとしてのまとまり感を生んでいたと思います。

実在の有名人たち、永井荷風、手塚治虫も本筋に関わっていましたし、特に古川ロッパは三谷さん、そして生前の舞台を見ておられた伊東四郎さんの思い入れもあってか、血肉の通った人物に感じました。

鬼塚の全財産は妻が相続しますが、息子、実には、成人するまでの養育費を払ってくれるとの事。
その他に、鬼塚は実のために政子名義で口座を作ってくれていました。
政子は、そのお金を実のために取って置くためにトランジスター工場の工員として働き始めます。

そんな中、またも事業に失敗する時次郎。
米国生まれのプラフープのような玩具はうまくいきそうだったのですけどね。米国サイズそのまま作っちゃったもんだから、重たくて大きくて・・・後発の日本人向けのフラフープに押されて全く売れずに完敗。

だからー、古賀ちゃんの持ってくる話に乗っちゃいけないんだってば。(笑)

時次郎の事業に関わることでようやく自分の生きる道を見つけたような気になった、政子の元恋人、大浦が哀れでした。その後、何故か駅員になってましたが、それはそれでよかったよかった。

やむを得ず、父の借金を鬼塚の遺産で返済する政子。

怒り心頭の政子を、フラフープで笑わそうそうとする時次郎、弟の宗男。宗男の嫁、マリアたちの能天気さが、笑えるとともに「情けなかぁ」@母、マキ

怒り笑いの政子に思わず共感。ええ、この時からこのドラマに愛着を感じました。遅いですが(汗)。
でもヒロインに共感を感じる、感じないでは大違いだと思うのです。

そして半分に減った遺産も・・・

忠実な鬼塚の片腕で、鬼塚の死の後も八女家を献身的に支えていた阿南さん演じる秘書が、実は出会ったときから政子に惹かれていて、思わず想いを打ち明けるも、手厳しく拒否されると、残った遺産を全て持ち逃げして行方をくらましてしまうのです。

誠実無私で忠実な秘書を演じられた阿南さんの存在自体が思わぬミスリードで驚きました。このエピソードは、完璧。

時次郎の最期はあっけなく、そのあっけなさが切なく心に残りました。夢を追い続けていた男の最期。

「ベアトリねえちゃん・・・」
時次郎の亡骸の横で夜通し唄ったマキ。

第一夜での冒頭、炭鉱が順調な時の、幸せそうな一家の姿がオーバーラップしました。

後、古川ロッパの本物の芸を見て、芸人の夢をあきらめる宗男、手塚治虫のマネージャーのようなことをしている編集者から才能のさなを指摘され、漫画家の道をあきらめる房子。何年もかかってやっと1作書き上げた阿野。
それぞれ、三谷さん自身の創作活動に対するネガな思いが反映されているように感じました。

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三夜続けてみて、最初はどうなるか、と思ったのですが、何とかうまくまとまったように思います。

色んな伏線が、苦さをともないながら回収されていったと。

後は好みでしょうね。

一番印象に残るのは、夢を追いかけ続け、ついにひとつも成功することなく、あっけなく逝ってしまった時次郎。このはた迷惑で生活能力のない親父を演じられた西田敏行さんは、さすがでした。

そして豪華なキャスティングの中で、ヒロインを演じきられた柴咲コウさん。子供を生んでからの少し老けた感じも絶妙で、無理がありませんでした。

ドラマの核であるこの二人に揺るぎはなかったと思います。

その他、破天荒な家族の中で世間的常識の要を担っていた富司純子さん、佐藤隆太さんの受けの演技、意識的に二枚目ポジションを演じられた松本潤さん、上記の阿南さん、そして控え目ながらもあくまでポジティブで気のいい嫁を演じられた鈴木砂羽さん。彼女が出てくるとほっとしました。

ま、一番の儲け役はつるちゃんだったでしょうね。大泉洋さんがこの三谷さん好みのキャラを見事に演じてられていました。

後は好みでしょうが、当初はなんだかなぁ、と思っていた堀北さん演じる次女、波子のマイ・ペースでデリカシーに欠けるキャラが最後まで徹底されていたので、何となく納得させられてしまいました。
こういう女性だからこそ、何年間も作品を書かない面倒くさい(笑)夫を全く気にすることなく、萎縮せず、自分の好きなことをのびのびできるのだろうと。また、阿野への的確な突っ込みに愛情を感じました。押しつけがましい行為は嫌いだけど寂しがり屋(突っ込みは愛情;;)な阿野とは相性がいいのかも、と。←この段、一部訂正、追記しました。

あ、三谷さんの術中にはまっている?(苦笑)

ま、八女家の人々は最終的にそれぞれ存在感をしめした、ということですね。

しっかりもののヒロイン、志半ばで病に倒れた恋人と、甲斐性なしの親父。
終わってみれば、謳い文句通り、笑いとペーソスを織り交ぜた、「ホームドラマ」、もしくは「バラエティー感覚あふれたホームドラマ」でした。

この「バラエティー」とは、お笑い芸人さんたちを並べる今のバラエティーではなく、テレビで言えば「時間ですよ」とか、映画だと「無責任」シリーズのような作品、という意味です。作品を知らない人には全くわからないでしょうけれども。(大汗)

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と、いうことで。

なんだかね、してやられた感はありますね。(苦笑)
変化球で打ち取られた打者みたいな気分です。

好みで言うと、しんみりしたシーンの多かった最終夜より、破綻気味だった第二夜が面白かったです。コメディー好きなので(^^;;

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最後に物凄く個人的に。

八女家がそろったシーンでは必ず画面すみにぼーっと立っている阿野のダメっぷりが可笑しかったです。
KYなのは、彼の発言が物語を進めるわけですのでいいとして、波子の突っ込むスピードがだんだん速くなっていったような(笑)。
新聞に掲載された芥川賞をとった遠藤周作の写真に、何度も「このっこのっ」と指を押す大人気のなさや、引越しの時の役に立たなさには笑えました。無駄にカダイがいいだけに余計に。

ともかくも作品が仕上げって良かったですね。
でもナレーター(実)が「時代を動かしたものはいない」なんて言われていたので、きっと知る人ぞ知る、マニアックな作品だったように思います(^^)

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#1 #2

2010年4月11日 (日)

龍馬伝 #15「二人の京」

文久2年(1862)、26才(1836年生として数えで)

公式サイト

京に上がってきた武市率いる土佐藩。
武市は三条実美に帝の勅命をもって江戸に下り、幕府に直接攘夷をせまるように進言し、受け入れられます。
三条実美の持ち上げているようで、実は嫌味を含んだ微妙な言い回しに武市が気がつくわけもなく。(苦笑)

とにかく、異例の大出世です。それだけに妬むもの者や名を騙るものなど、周囲のざわつきも大きいようで、武市は自分が目障りだと思った者をそれとなく以蔵に知らせるというか、悟らせます。

言葉では言わないところがずるい、と思ってしまいますね、やっぱり。
面と向かって人殺しの命を下す勇気がない、とも思えて。

大好きな武市の表情を見逃すまいと見つめる以蔵。頭は悪いかもしれないけれども、感が鋭いのでしょう。
武市の意を汲んだ以蔵は・・・

一方ふらりと京に現れた龍馬は三条家で働く加尾を訪ね、お互いの気持ちを改めて確認しますが・・・

タイトルから龍馬と加尾の恋模様中心に描かれているのかな、それだったらちょっとしんどいかな、と思ったのですが、「二人」って龍馬と加尾だけでなく、龍馬と以蔵、武市と以蔵を意味しているのかもしれない、と思った今回も面白かったです。

龍馬と加尾のラブシーンと以蔵の暗殺シーンを重ねていました。まるでサスペンス・ドラマのよう。
今度は刀を使っていましたが、相変わらず手際が悪い以蔵。この手際の悪さが哀しいです。

暗殺の手柄によって、武市のいる酒席に末席では参加させてもらえるようになった以蔵。
やっと認められてきた。
一人酒場で飲んでいる時もごきげんです。だけども武市の悪口を小耳に挟んだとたんに表情が変わります。

悪口を言っていた連中を探っている内に、偶然龍馬をみかけます。
大仰にあわてて逃げようとする龍馬。
しかし以蔵は大喜び。龍馬のことも大好きなんですね・・・。

加尾と龍馬と以蔵。幼馴染の3人ですが、加尾も龍馬も土佐にいる時とは思考も、生き方そのものが変わってしまった。
以蔵だけが変わらない。ある意味無邪気です。

武市先生だけがわしを侍として扱ってくれた。まっこと優しい人じゃ。

自分は武市先生の役に立っている、と今やっていることを自慢しようとするも、龍馬に、秘密にしておいたほうがいいこともある、と止められて、みなまで言えませんでした。

自分のやっていることの重大さに気がついていない、というより、武市の言うことより重大なことはないのでしょう。それにテロが横行していた時代ですからね。

以蔵のやっていること、そして武市がやらせていることを察知した龍馬は、責めるのではなく、なるだけにこやかに、噛んで含めるように諭します。

以蔵、武市さんを慕っていることはよくわかる。でも人の道に外れた事をしちゃいけない。
人はそれぞれ違う。考えが違ってあたり前だ。

「そ、そりゃそうだ」

日本が異国のものになって喜ぶ日本人などおらん。
今、日本人同士が喧嘩している場合じゃない。

「う、うん。」

お前は心根の優しい男だ。
喧嘩はするな。
本当に強い男はめったなことでは剣は抜かない。

「そうじゃの」

すごく素直な以蔵が・・・(涙)

思想で動く人間じゃない、いや、思想など理解できないので、思想を情念化することもない。上から目線で理屈を説かれるより、好きな人の優しい言葉に素直に納得してしまう。
龍馬と会えて、久しぶりに楽しかった、心が晴れた気持ちになった、と喜んで帰っていきます。

以蔵が去った後、龍馬は武市が以蔵を利用していることに激しく怒り、こんなことが当たり前になっては日本は滅びてしまう、どうしたら皆を止めさせることができるのだ、と焦燥を露わにします。

加尾はそんな龍馬にある人物に会ってみればいい、といいましす。
その名は勝麟太郎。

あー、加尾が勝の名を龍馬に教えるくだりは唐突で違和感を感じましたが、ま、ドラマの流れ、ということで。(汗)

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江戸に下がる土佐藩。武市の横に嬉しそうについていく以蔵。
役目を終えて土佐に戻る加尾。

あ、弥太郎はお百姓をしています。苛立つ弥太郎をなだめる喜勢。ええ嫁です。あんないい嫁がなぜこんな岩崎家に嫁いできたのだろう、信じられない、と父、弥次郎。
「わしもじゃ」@弥太郎。

弥太郎さんは今後しばらくせっせと開墾に精を出して、お金を貯めるはず。頑張ってください。

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龍馬と加尾の逢瀬より、以蔵をめぐる武市、そして龍馬の関係に意識がいってしまいました。

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佐藤さん演じる、自分が頭がよくないことにコンプレックスを抱くからこそか、人の優しさに敏感な以蔵が印象的でした。
理屈ではなく、情で動く、そんな人間が「人斬り」を生業とするようになる矛盾。

まぁ、存在としてはチンピラというか、鉄砲玉なのですけどね。当時大勢いたであろう若者の象徴でもあるような気がしました。

前回に引き続き、今回もピンで名前が出た時はどきどきしましたが。
頑張りに見合う役なので、嬉しいです。

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#01 #02 #03 #04 #05 #06 #07 #08 #09 #10 #11 #12 #13 #14

ゲゲゲの女房 第2週

公式サイト

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簡単感想です。

大人編、というか本編が始まりました。

成長した布美枝はやはり内気な性格に見えない、どう見ても華がある、子供時代と連続性を感じないなぁ、と突っ込みつつ。

しかし、お話はじっくり楽しめました。

背が高い、という劣等感がもうひとつピンとこなかったのですが、和菓子屋との縁談が不成立に終わる顛末をへて、家父長制度時代の強かった時代背景の描写も加わって、徐々に自分の中で納得できるようになりました。

祖母の過去のエピソード、普段はいばっている父が子供に戻って祖母の死を悼むシーンは前半のハイライトでした。

後半の女三界に家なし、家事手伝いしかできない小姑の布美枝が、だんだん実家に居づらくなっていくエピソードの数々はちょっとくどく感じましたが、それほど長くひっぱらなかったので、ストレスを感じませんでした。
ここまで描かないと布美枝が弱々しく見えないかもしれない、とも思いましたし(汗)。

とにかく、終わり良ければ全てよし。

叔母、輝子の言うとおり、早く布美枝を片付けたいがために、どうみても条件の悪い見合いを薦めるように見えた源兵衛の真意に、すごく納得してしまったので。

ええ、少しうるっときました。(照)
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源兵衛というキャラが今までのエピソードを踏まえて、ちゃんと成立しているのが大きいです。

今のところ、毎日面白く観ています(^^)

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1週目

我が家の歴史 第2夜

三谷幸喜書き下ろしのスペシャルドラマ。昭和2年から昭和39年までの、激動の歴史を底抜けの明るさとバイタリティーで生き抜いたある家族の物語。(公式サイトより)

公式サイト

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短く感想。

すっかり鬼塚に頼りきる八女家です。

鬼塚に頼ることになった時点で、一家の主婦は政子になり、片身の狭そうな母、マキと、姉の負担にはなるまいと思う長男、義男。
全然気にしていない、というよりむしろ喜んでいる父、時次郎。妹達は図太いなぁ(汗)。

図太い女性達に比べて、父、次男、次男の友人、次女の夫の書けない作家、長女の初恋の人・・・出てくる男達がほとんどダメダメなのがおかしい。

世相を反映するエピソードのほとんどが、男達の失敗談になっています。

長女の友人のお嬢様、ゆかりのキャラに納得できなかったので、義男とのラブストーリーにも納得いかなかったのですけれども、ヒロイン、政子の設定に慣れたたためか、その他は三谷さんの「夢の昭和物語」だということを受け入れれば、楽しめたと思います。

一夜目よりも三谷ワールドが展開していたとも思いました。

次男、宗男と友人のつるちゃんの再会のパターンの繰り返しや、なし崩し的に嫁にストリップをさせようとした父、時次郎の憎めない情けなさとか、空気の読めない阿野と八女家の会話、いつも逃げるはめになるつるちゃんなど、面白かったです。

シリアスな部分とコミカルなシーン、プライベートな進行と世相を反映させたエピソードがまだうまく溶け込んでないような気もしましたけれども。
まぁ、そういうドラマだということで。意識して分離させているようにも思いましたし。

世相を反映させるエピソードの中では、洞爺丸の事故は進行中なので置いておくとして、つるちゃんの警察予備隊入隊のオチが、くだらなさすぎて(褒めてます)、一番うまくドラマとリンクしていたように思いました。

くだらない、と言えばマリリン・モンローのエピソード、というかコントも。(爆)
本筋にはほよんど関係ないのですけどね。
演じている方々も楽しそうでしたし。

今回は出番の少なかったマキですが、政子にしっかり釘をさしたシーンが印象的でした。

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ああ、妻のいる人との結婚は、やっぱり「結婚」とは呼べないと思います(汗)。

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#1

2010年4月10日 (土)

我が家の歴史 第1夜

三谷幸喜書き下ろしのスペシャルドラマ。昭和2年から昭和39年までの、激動の歴史を底抜けの明るさとバイタリティーで生き抜いたある家族の物語。(公式サイトより)

公式サイト

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伏線などあるだろうから、三夜まとめてみないとなんとも言えないのですが、とりあえず今夜の感想のみ簡単に。

まず、ホームドラマ、と銘打ちながら、それも体裁は朝ドラ風を装いながら、健気で気丈なヒロインを愛人、つまり「妾」にするとは。
すごく捻ってきたなぁ、という印象です。凶と出るか吉と出るか。

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有名人が有名人に扮してほぼワンカット、さしてストーリーに関係なくちょこちょこ出てくるのはサービスとして割り切ってもいいかもしれないのですが、以下、ドラマの骨格としてどうなんだろう、と思った部分です。

・山師的な父と父似らしい弟はともかく。
「姉さんがいいと思うなら、いいじゃない(概略)」というようなセリフをバックコーラスのように、全く疑問も持たずに異口同音に奏でる妹達が、彼女達の育った環境(戦前の中流階級)を考えると、普通じゃないように感じました。母の対応が普通だと思うのですけどね。この設定をどうとらえるか。普通じゃないのはわざとなんだろうけれど。

・シベリア抑留から生還した時にわざわざ、当時の交通事情で福岡から舞鶴まで出迎えに来てくれた恋人が人の妻だったら、それも夫同伴とは。どれほどがっかりするか。
普通なら夫を連れて元恋人を迎えにいく、なんていう無神経なことはしないと思う。普通なら。舞台的な設定だな、とは思いました。

・象のエピソードに関して。昭和23、4年に民間人が海外へ行くのは、実際にはほとんど不可能に近かったのが気になりました。行ったのが高田純次さんだし、余計に。(苦笑)
あ、高田さんだから成立するのかなぁ?(改めて笑)

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妻がいながら家族に挨拶にいく鬼塚の行動は、妾が公認されていた戦前の「家」のあり方の残照だと思えないこともないのですが。
その他、時代を反映させているように見せながら、実はかなり普通でない、パラレルでシュールな話のような気がした第一夜。このシュールさが心地よく感じられるかどうかはこれからの展開次第、ということで。

「たくさんの笑いと感動とともにお届けします」@公式

受け取れるのかな?正直、ちょっと不安になりました。(滝汗)

シチュエーション的には鬼塚と長姉、政子、鬼塚と父、時次郎のやりとり、そして海の家(爆)に三谷さんらしさを感じて楽しかったです。

つまり第一夜は政子役の柴崎コウさんと鬼塚役の佐藤耕市さん、時次郎役の西田敏行さん、そして母のマキ役の富司純子さん以外は背景だったような。(汗)

あ、佐藤隆太さんと大泉洋さんのコンビネーション、天海祐希さんの啖呵、ゆかり役の長澤まさみさんの好感の持てないお嬢様っぷり、鈴木砂羽さんのいつに変わらぬ安定感は印象に残りました。

第二夜はどうなるのかなぁ?

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PS:結局、次のセリフはフツー(笑)

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2010年4月 9日 (金)

NHKドラマ 火の魚

島に住む老作家、村田省三(原田芳雄)のもとに、原稿を受け取るため東京の出版社から女性編集者・折見ちと子(尾野真千子)が通ってくる。小説家と編集者は、歳は違うがプロ同士。互いに一歩も譲らず、丁々発止のバトルが繰り広げられる。
あるとき小説の装丁を、燃えるような金魚の「魚拓」にしたいと思いついた村田は、折見に魚拓を作ることを命じる。
魚拓をとるには、金魚を殺さなければならない。(公式サイトより)

原作:室生犀星「火の魚」
脚本:渡辺あや/演出:黒崎博/音楽:和田貴史/制作統括:行成博巳
出演:原田芳雄/尾野真千子/高田聖子/笠松伴助/岩松了

平成21年度文化庁芸術祭大賞 受賞

公式サイト

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原作未読です。

冒頭、老作家が10年間籠っていた瀬戸内海の小さな島から上京したシーンのBGMに1970年代前後のロック風ギターが使用されていて、なんだかなぁ、と思っていたら、この音楽そのものが老作家のかつての無頼な生活を表現していたのだと途中でわかりました。このBGMは2回ほどしか使われていません。

原田さんへのリスペクトも込められていたのかもしれない。

この無頼時代の写真が、若かりし原田さん自身だったのが、懐かしかったです。

無駄なエピソードやキャラがなく、55分という時間を最大限に生かしきった作品。
録画したまま観るのを忘れていたのですが、観てよかったです。

絞り込んだ印象的なセリフの数々。そして非常に映像的なドラマでした。映像的、というのは主人公たちの心の動きをセリフだけでなく、映像で表現している、ということです。

老い、そして死と向かいあうことの恐怖と孤独。
テーマは重いのですが、陰鬱な作品ではありません。むしろ軽やかなテンポで描かれています。この軽やかさが主人公たちの切ない心象を際立たせているような気がしました。

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以下、粗筋を書いていますのでご注意ください。

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かつては売れっ子作家で、10年前に突然故郷の島に舞い戻ってきたも、頑固で変わり者、人付き合いも最悪で、書いている作品も子供には見せられないものらしく、島の人々にはあまりよく思われていない村田。しかし本人は気にしていない。

そこへ新しく担当としてやってきた編集者、折見。

「最初は実に気に食わなかった。」

若くて女性で、しかも慇懃無礼。

村田を見て、「あー」と無表情に確認する折見。
「あー、とは何だ。あーとは。」

礼儀知らずな奴だと、プライドが傷ついた様子。

「あー」というのは折見の口癖のようです。

いったんは追い返す村田ですが、船を待っている間に龍を絵を砂浜一杯に大きく描いた折見に興味を持ち出しました。
変わらぬ時が淡々と流れる島では、どんな小さなことでも、日常と違うことが起きると興味がわく。退屈しのぎといったところです。

折見が学生時代、人形劇の美術をやっていたと聞いた村田は、担当を続けることの条件に村の人々を集めて劇を上演することを持ち出します。
折見が断れるわけもなく。
上演した影絵はオスカー・ワイルドの「幸福の王子」。テーマと本作品が重なり合います。
懐かしい話でした。思い出すだけでも泣けてくる・・・

意外にも感動してしまった村田。

上演後、セリフの間が悪かった、と反省する折見。村田の心境が段々変化していきます。

「俺は折見を好ましく感じていた。そしてそのことに戸惑っていた。年よりは人を嫌うことは得意である。いがみ合いも憎しみ合いもみなゲーム。故にそんなことには傷つかない。傷つくのはむしろ好ましく思った時である。」

老いてしまった自分に自信がない。逃げ出したくなる。

わざわざ取り寄せた折見用のマグカップを眺め、自分の心境の変化に戸惑う村田。
マグカップには渋い色彩のぼかしの中に、ワンポイントで小さく赤い金魚が描かれていました。

カポーティ、チェーホフ、横光利一が好きだと言う折見に、正直に言え、俺の小説なんか読んでいないだろう、馬鹿にしているだろう、とからむ村田。

折見は先生の作品は全て読んだ、と答え、村田の作品に対して的確で容赦のない批評を礼儀正しく述べはじめます。

42歳の時に書かれた作品が最高でした。それが突然劣化するのは島に引きこもってから。情けないです。腹が立って仕方がありません。あれほどの作家が何をしているのか、と。特に女性の描写が最悪です。男に都合のよい女性ばかり。

村田は反撥しない。そのとおり。

遊びまくった売れっ子時代。それが10年前、胃に腫瘍が見つかって以降、不摂生な生活とすっぱり縁を切り、一切の虚勢を捨て、島に引きこもった。

けれども闘うことをやめたと同時に俺の小説も形骸化した、ということなのだろう。死におびえ、死んだように生きている。あきらめようとしていたものを求めようとした時に苦しみがはじまる。俺はもう、何にも求めたくない。

「辞めさせるか、折見を。」

孤独であることで心の平穏を保ってきた村田は、自分の生活や精神が崩されることを恐れ、折見を追い払おうとして小説のヒロイン、「金魚娘」を殺して連載を終了してしまいます。

「その方がいいいです。」

全く動じない折見。好きな人に相手にされないようなもどかしさを感じる村田。

「お前、何か恐いものはないのか。」

「死ぬのは恐いです」

「何言っているんだ、若いくせしやがって。お前に何がわかるんだ。」

癌の恐怖に怯えている村田の天邪鬼な部分に火がつき、残酷な作業を強要します。好きな女の子を逆に苛めてしまうように男の子のように。

それは村田の小説の装丁に使用するために、村田が可愛がっていた赤い金魚の魚拓を作ること、つまり、金魚の息の根を止めること。

「それで気がすむのなら。」

魚拓をとるシーン。動揺する折見と彼女を凝視する村田のまなざしがエロティックでした。.

魚拓をとった後、ねぎらいのつもりで連れて行った食堂で「一番のご馳走を」、という大雑把な注文をしたら、何と鯛の生け作りが出てきた。
バツの悪そうな村田。
断ることもなく、ただもくもくと食べる折見。この食べ方が何とも秀逸でした。

「ひどく後悔していた。」

そして性懲りも泣く、新連載の担当に折見を指名しようとしますが。折見は村田に黙って担当から降りてしまっていました。
その理由は。
癌のために入院したから。2年前に手術した癌が再発したのです。

島のよろずやで金魚を注文して折見に送ろうとするなど、思わず錯乱する村田。
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こうして村田は折見を見舞うためだけに、久しぶりに上京します。

会ってくれるだろうか。どきどきしながら。ぱりっとスーツを着こなし、真っ赤な薔薇の花束を持って。昔のダンディーさが偲ばれます。

村田は病院のロビーにあるイスに腰掛けている、パジャマ姿の折見を見かけます。なんと弱々しげで儚げなことか。
折見の方も村田の姿を認めたのですが、姿を消してしまいます。

折見に逃げられて病院の庭に所在無く座り込む村田の前に、「制服」とでもいうべきスーツ姿に着がえた折見が現れ、担当していた時と変わらぬきびきびした様子でお礼とお詫びを述べます。

「薔薇を持った先生のお姿を見て、病院中の女が色めきたっております。」

スーツ姿にローパンプスですが、頭に治療の後遺症のためかニット帽を被っているのがシュール。
わざわざ着がえる折見の、自分を律する心が切なく感じました。

「すまなかったな」

色々無理難題、というか駄々をこねたことを謝る村田。(こんな大衆作家の担当になって)嫌だっただろう、と。癌にはストレスが一番良くないんだ。

「先生、私を侮られてはこまります。むしろ逆でございます。」

2年前に手術をしてから自分はこの世で一番孤独だと思った。

しかし、先生は私以上に寂しい方であられました。他人の不幸は密の味と申しますが、先生の無残は孤独ぶりだけが私の心の慰めでした。

実は、自分から願い出て村田の担当になったのだと告白します。
誰よりも先生の孤独を理解できる、という妙な自信があった。

「先生、死を意識されたことはおありですか。その時、人間は果てしなく孤独です。でも、その孤独こそが先生と私を強く繋げてくれる気がしました。」

薔薇を受け取り、やっと涙する少女のような折見。

「先生、私、今、もてている気分であります。」

「あながち気のせいでもないぞ」

病棟に戻る際に深々とお辞儀をする折見を見つめる村田。

島へ戻る途中、船上にて。

折見の生はいつまで続くかはわからない。モノローグで折見に語りかける村田。

しかし、もし、叶うなら、今生、どこかで会おう。なっ。

「たばこ吸いてぇー!」と叫ぶ村田のシーンでこの物語は終わっています。
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少女っぽさというか、妥協を許さぬ、純粋な魂を無愛想な表情の中に秘めたインテリジェンス溢れる女性編集者、折見は尾野さんにぴったりの役だったと思いました。

隠遁してはいるが、実は俗っ化の塊でエネルギッシュ、そして大人気ない(笑)、老作家。
無頼派だったころの色気と格好良さの「残り香」のようなものを漂わす村田、という人物を演じられた原田さんは絶品でした。

村田と折見。この二人の孤独な人間の精神的な交流を、肉惑的でありながら、清純に描いていたように感じました。

肉惑的、と感じたのは原田さんの「色気」及びカメラワークから、清純、と感じたのは尾野さんの育ちの良さをうかがわせる凛とした雰囲気と、原田さんの悪がきっぽい雰囲気のためかもしれません。
老作家の創作欲や生への執着が画面から伝わりました。

もう一歩踏み出すと、谷崎潤一郎的世界になるのかもしれない、危うさ。

この「危うさ」が作品の魅力となり、一方の「清純さ」が風格になったのだろうと思いました。

もし、DVD化されたら買います(^^)

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2010年4月 8日 (木)

八日目の蝉 第2回「エンジェルの家」

公式サイト

原作未読です。

何だかいきなり怪しい展開になってきたなぁ(汗)。
小説ならすっと入れる展開も、ドラマにすると違和感を感じることもあるわけで。

ゴミ屋敷のおばさんの登場がちょっと唐突過ぎるような気がしました。
新興宗教?サライさんはともかく、エンジェルさんてお金が好きそうですね。

前回は多少あざとくとも人間の業のようなものが描かれており、逃亡劇らしいスリリングなムードも感じたのですが。
今回は浮世離れしたお話になってしまったように感じました。
久美もシスターたちもなんだかアンドロイドみたい(汗)。

ま、とりあえず突っ込ませていただきます。以下、突っ込みが苦手な方はご注意下さいませ。
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ほとんど面識のないゴミおばさんの言うとおりに動くなんて。悪質な人身売買業者だったらどうするの。
しかも「エンジェルホーム」なんて名前から怪しいじゃないですか。それなのにほいほい車に乗ったりして。
そして簡単に薫をあずけすぎ。最初からそんなに信用していいのでしょうか。
見ている自分の頭の中は「?」だらけでした。

えっ、希和子ってお金持ちなの?エンジェルさんが確認してましたね。
だったら、もっと他の道がありそうな気がするのですが。

何故、あのような所に?

いくら指名手配されているとはいえ、その必然性が感じられませんでした。次回の展開を見よ、ということなのでしょうが・・・

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えーっと、どういう視点で見たらいいのか、わからなくなってしまったのですが、希和子と薫こと恵理菜の絆を巡ってのどんでん返しがあるかもしれない、ということで、気楽に楽しむことにしました。6回だし。

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ホームのロケ地、寒そうでしたね。
さんさんと雪が降っている様子が窓から見えるシーンは綺麗でした。

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#1

2010年4月 7日 (水)

2010年春クールのドラマ

うかうかしている内に、もう始まってしまいました。

見たドラマは「八月の蝉」「ジェネラル・ルージュの凱旋」。どちらも初回の感想は書きましたが、最後まで視聴するか、感想を書くかどうかは決めていません。

どんなに好みでなくても、苦しくても、見るつもりなのが「Mother」。山本さんウォッチャーなので。面白いドラマになったくれたら嬉しいです。

「新参者」は見るつもりですが、土日は見ているドラマが多いので、感想は遅くなるかもしれません。

「タンブリング」「ヤンキー君とメガネちゃん」は気楽に楽しめれば、視聴すると思います。その上で、良くも悪くも何らかの引っ掛かりを感じれば、気を入れて書くかもしれません。

リアルタイム視聴が基本なので、夜11時以降のドラマはパスしているのですが、「警部補 矢部謙三」は録画して見るかもしれません。「三代目明智小五郎」は録画に失敗しなければ、少なくとも初回は見てみるつもりです。←遅い時間はよく時間の変更があるので、録画するのもめんどくさいのですよ~。

後は、初回を見てから、自分の能力にあったペースで感想を書きたいと思います。
今クールは自分の好みとしてですが、脱落しそうなドラマが多いかも(汗)。感想が第一回で終わっている作品があるかもしれません。

DVDも映画も見たいしっ(^^;;

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※テレ東系及びWOWWOWは視聴不能のため、パスします。

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ジェネラル・ルージュの凱旋 #01「失神」

公式サイト

噂には聞いていましたが、重い公式サイトだなぁ。
うちのPCが古いのか。とにかく見るのがめんどくさくなるほど重いです。(汗)

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原作未読です。

白鳥、田口コンビのシリーズ第二弾。医療エンターティメントドラマ。

病院は以前と同じ東城大学医学部付属病院で、今回は救命救急センターが舞台。
なので田口公平(伊藤淳史)の出番があるわけですな。
白鳥圭輔(仲村トオル)は厚生労働省が定期的に行っている抜き打ち監査でやってきます。

今シリーズの主役、ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)とあだ名されるセンター部長の速水晃一(西島秀俊)は強引とも言えるやり方で、次々と患者を受け入れる。
一見いい先生なのですが・・・疲労困憊の救命スタッフの様子には関心がない様子。
そこが「ジェネラル」たる所以なのでしょう。

仕事に追われるスタッフには患者の精神的なケアまで気遣う余裕がない。
そこで、心療内科特別愁訴外来、通称「グチ外来」の田口が呼ばれます。

スタッフの一員の医師、和泉遥(加藤あい)は田口の同期ですが、あまり成績の芳しくなかった田口をあからさまに軽く見ている様子。
その田口が、抜群の記憶力と人の良さをフル活用して、原因不明の失神を繰り返すC.A.の患者を救うのに大いに役に立つ、というのが今回のお話でした。

速水と白鳥は医大の同期で、白鳥がトップ卒業したらしい。速水は席次には興味がなかったようです。

後、速水を巡って和泉と看護師長の花房美和(白石美帆)の間になにやら葛藤がありそうな様子とか、速水について行けなさそうなスタッフ、若手スタッフ間の競争意識、薬品会社など、初回なので、今後への伏線を散りばめてありました。

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正直言うと、前回と比べると、キャスティングが薄いかな、と感じました。

スタッフをまとめる重大なポジションを演じられている木下さんは、すごく健闘されているとは思うのですが、やはりプロの中に混じると、いかにも”演じてます”という感じで、冷や冷やしました。今後に期待したいです。というか、途中で消されそうな感じもするのですけれど・・・どうなんでしょうかね。(汗)
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おそらく大きく破綻しないだろうから、突っ込みどころもなさそう(^^;;
気楽に楽しみたいと思います。
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2010年4月 6日 (火)

ゲゲゲの女房 第1週

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朝ドラはいつも最初は見ているのですが、途中挫折する作品が多くて・・・。
ちなみに一番最近で完走したのは「つばさ」です。その前は「ちりとてちん」、その前は「芋たこなんきん」・・・です。

今シリーズは、水木しげるさんの愛読者としては見過ごすわけにはいかない作品なのですが、あまり固定概念を持ってみるとドラマとして楽しめないだろうから、「水木」という名の漫画家の一家の話、くらいに思ってはいます。

感想は一週づつまとめて、軽目に書くことにします。←いつフェイドアウトしてもいいように。(汗)

で、第1週ですが、アニメとのコラボは初めて?
べとべとさんの登場は嬉しかったです。

そういった新機軸はあるものの、ドラマそのものはオーソドックスでしっかりした作りだなぁ、と思いました。戦前が舞台となっているためか、画そのものが落ち着いて見えました。

内気な妹と奔放な姉の交流、いばりんぼうの父、「見えないもの」に対する興味など、しんみり描いていて、面白かったです。
6話では思わず涙ぐみましたよ。(照)

でも、子供時代はどのシリーズもたいてい面白いのですよね。
問題は大人になってからなんです。来週も感想が書けるかな?
まだカテゴリーは分けないでおこう。(汗)

ちなみに少女時代の姉、ユキエ役の足立梨花さんは「ふたつのスピカ」でもツンデレなお嬢様を演じておられました。お嬢様が似合う人だなぁ。

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世にも奇妙な物語20周年スペシャル・春~人気番組競演編~

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ネタバレなしの一言感想を書きます。

■ニュースおじさん、ふたたび

出演:香里奈、勝地涼、唐十郎
原案:大場惑「ニュースおじさん」(太田出版)/脚本:保田良太/演出:都築淳一
コラボ作品:『めざましテレビ』

「ニュースのおじさん」と取り交わされる契約は、どんな形であろうと絶対にろくなもんじゃないだろうと思っていたら、「奇妙」でもなんでもなく全く捻りのないホラーオチでした。
ニュースキャスターに共感できなかったので、恐くなかったです。ま、他人事、というか。(汗)

■ナデ様の指輪

出演:塚地武雄(ドランクドラゴン)/佐々木すみ江
脚本:大久保ともみ/演出:佐藤源太
コラボ作品:『はねるのトびら』

「はねるのトびら」及びこの番組での「塚地さん」のキャラの持つ明るさと、塚地さんの体験する恐怖の落差が印象的でした。ラストを含め、閉じ込められた空間のシーンは恐かったです。(凍)
きっかけは100円ショップの指輪ですが、誰にでもおこりえそうな話でしたし。
ただ、前半のありえない幸福の数々を描くテンポが少しモタついていたように感じました。ここがもう少し弾けていたら、後半、塚地さんの味わう恐怖との落差が激しくなって、もっと恐かったと思います。

■もうひとりのオレ

出演:藤本敏史(FUJIWARA)/原西孝幸(FUJIWARA)/今田耕司
脚本:丸茂周/演出:木下高男
コラボ作品:『爆笑レッドカーペット』

今回もっとも「世にも奇妙な物語」らしいお話だったと思います。
オチは何となくわかったのですけど、フジモンの熱演、そして今田さんが良かったです。あの役は若手との接点が多い今田さんしかできなかっただろうな。「爆笑レッドカーペット」とも深いところでコラボしてたし。
お笑い芸人たちの妄想というか、ホラ話から生まれたようなお話だったところも、切なかったです。

■まる子と会える町

出演:西田敏行/芳本美代子
脚本:正岡謙一郎/演出:小林義則
コラボ作品:『ちびまる子ちゃん』

ストーリー的にはシリーズに1本は入るいい話・・・としかいいようがない。(汗)
さすがにお子様の夢は壊せない、「ちびまる子ちゃん」の世界は崩せなかった、ということでしょう。
「ちびまる子ちゃん」ファンならしんみりできたかも。

■台詞の神様

出演:三谷幸喜/柴咲コウ
脚本:三谷幸喜/演出:河野圭太
コラボ作品:『わが家の歴史』

あからさまなどんでん返しのない、上品な掌編小説、もしくはショートショートのような味わいのストーリー。もう少し時間が長ければ、柴咲コウ似のメイド(笑)のキャラが膨らんだろうな、とは思いましたが、ラストの、すこん、とした落とした方は三谷さんのお洒落心でしょう。
三谷さんがここぞとばかり、アドリブっぽいくすぐりギャグを、張り切って演じられているのが微笑ましかったです。(微苦笑)

こうして、彼の苦しみは続く。(笑)

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番組とのコラボ、という限られた企画内でどれだけ「奇妙」なドラマを作るか、ということなのでしょうが、あまり成功しているとは思えませんでした。

恐かったのは「ナデ様の指輪」かな。自分は「もうひとりのオレ」が番組とコラボった上で一番「奇妙」らしい話だとは思いました。
「まる子と会える町」はオチが見える、ドキドキしない、という意味で番組イメージの制約を受けていたように思いました。逆に「まる子ちゃん」でなければ、素直にいい話、と思えたかも。←へそ曲がりですみません。(汗)

「台詞の神様」は一応番組の宣伝にはなっていたし、番組がなくても成り立ったストーリーだったと思います。スマートな作品でした。

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2010年4月 5日 (月)

仮面ライダーW #29

「悪夢なH」前編です。
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公式サイト

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29、30回というと、今までなら晩夏に放映する回なのですね。恒例のネタ回の時期です。

今回の依頼者は眠ると夢に怪物が現れ、捕まると二度と目覚めなくなる、と怯える女子大生。すでに同じゼミの学生が次々に襲われており、寝覚めなくなっているとか。
どうやら、他人の夢に出現して夢の中で人を襲うドーパントがいるようです。

この女子大生ことヒメカリン、ちょっと親切にされると誰にでも「あなたこそ、ひょっとして運命の王子様かも~」と、抱きつく癖のある、なんともブリッコ(死語?;;)なかわいこちゃんです。
翔太郎、早速鼻の下を長くしてます。のみならず、事件に出張ってきた照井竜にも、そして再度翔太郎に抱きつくヒメカリン。
最初はまたか、と冷ややかに翔太郎の様子を見ていた亜樹子がだんだんムカついていく様子が、何とも共感を呼びました(^^;;

自分が囮になろうと、翔太郎と照井竜。
照井竜の夢の中には死んだはずの妹が。ギャグっぽいシーンでしたが、切なかったです。アクセルは夢の中でドーパントにやられてしまいます。

一方、良く眠れるだろう、と、バカにしていた亜樹子が夢中になっていた時代劇シリーズのDVDを見はじめるも、すっかり夢中になって眠れなくなってしまった翔太郎。夢中っぷりが可笑しい。(爆)
おお、こんなところに福本さん。

容疑者の一人だったヘンな教授もやられてしまった。

変身したままなら、フィリップも翔太郎の意識を通じて夢の世界に行けるだろうと、翔太郎はダブルに変身して眠りにつきます。その横には意識のないフィリップが。

作戦はいいですね。でも。

なぜ、グラウンドで寝る?!(大爆)

ま、いいです。面白かったから。

翔太郎は前夜、徹夜で見てしまったDVDの影響で時代劇の夢を見たようで。
岡っ引姿、似合ってました。下ッ引のフィリップも。同心姿の照井竜はズラも雰囲気も似合いすぎ。何より亜樹子のおかみさんが出色。セリフまわしもばっちりでした。皆さん、その内ぜひ、時代劇に出演してください。
本気の小道具だけでなく、初心者を短期間でここまで馴染ませる太秦のスタッフ、恐るべし。

もう、後は木札のガイアメモリとか、チャリンコにかわるバイクとか、「検索一筋」とか、スタッフの遊び心が炸裂してました。

時代劇のセットを縦横無尽に走り回るライダーの図は、永久保存版かも。

ストーリーは、これは夢なんだ、とわかって戦うという定番の流れでしたが、ドーパントと同じく他人、つまり翔太郎の夢の中にいるフィリップにはドーパントの攻撃が効かない、という設定が面白かったです。

で、グラウンドなんかで寝ているから(苦笑)、ウェザードーパントにみつかっちゃったわけで。竜巻、本格的に使い出しましたね。この技、視覚的に好きです。

一人目覚めたフィリップはボコボコに・・・どうなる?

そうそう、いっそう情緒不安定になっている若菜。硫兵衛さんから「娘になんかあったら許さない」と釘をさされたドクター。こちらも気になります。

来週はもっとカオスなことになりそう。楽しみです(^^)

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天装戦隊ゴセイジャー epic8「ゴセイパワー、暴走」

街中をデタラメにしてしまうトツネホ星人・出鱈目のファンダホーが出現。戦いの中、仲間をかばったレッドがファンダホーの攻撃を受けてしまうが、なぜか全く痛くない。ところが、その攻撃のせいでアラタの変身が解けなくなってしまう。(公式サイトより)
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公式サイト

今回の敵星人の名前はファンダフォーというのですね。
ゴセイジャーたちのゆる~い作戦に騙されるおまぬけさが可愛かったです。
「ファンダホーの攻撃には、機械や人間の命令中枢のバランスを乱す力があるのだ」@公式
アラタだけでなく「街中をデタラメにしてしまう」様を観たかったなぁ。あまり覚えていません。

ということで、今回は自分の意に反した術しか使えなくなってしまたアラタが主人公です。
変身したままだと、どんな困ったことになるか。想像シーンだけだったのですね。なぁんだ。
天装術でミニ雷雲を作ることができるのは、初めて知りました。なんだか素敵。

皆に迷惑をかけてしまって必死になるアラタ。第一回の頃に比べると滑舌も表情も随分成長したように思いました。もちろんご本人の資質や努力もあるでしょうが、この短期間で若手を成長させる現場の伝統はさすが。

で、絵がオチですね。
カードの絵が消えてしまったので、自分でドラゴンヘッダーを書いた実はアラタはすごく絵がヘタだった。
どう見てもドラゴンヘッダーに見えない絵に、何故かエキゾチックブラザーなる新しいオモチ(自粛)が反応して登場しました。

公式を見ると、アラタが同じ絵をかけないために、もう二度と使えない技、なのだそうですが、エキゾチックブラザーって、普段は実体のない何らかのエネルギーをアラタ独自の思念パワーで実体化したもの、ということなのでしょうか。うーん。じゃ、ゴセイヘッダーは?ああ、ちゃんとカード化されているものなぁ。

・・・まぁ、あまり深く考えないようにしよう。(汗)

パパの似顔絵、望の絵が上手すぎて可愛げがないのに比べて、アラタの絵の方が子供っぽい、というところがなんとも。(笑)

幼児用ドラマとして王道を行く今期のシリーズ。←褒めています。
今回もネタが面白かったので、そこそこ面白かったです。

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2010年4月 4日 (日)

龍馬伝 #14「お尋ね者龍馬」

文久2年(1862)、26才(1836年生として数えで)

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第二部が始まりました。
ここからは1年、1年の描き方が濃密。

まずは第一回の冒頭と同じく、明治15年の、功成り名遂げた弥太郎が記者、板崎に思い出を語るシーンから始まります。
板垣退助や後藤象二郎の留学支援を断っています。
板垣はともかく、象二郎とは明治以降ではありますが親戚になっているのですけどね・・・ドラマで二人の関係がどう描かれるか、興味津々です。

なかなか龍馬の話を始めない弥太郎。(笑)
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話は文久2年、龍馬が脱藩した後へ戻ります。
東洋亡き後、土佐藩の実権を握った武市は京の実力者にも手をまわし、山内豊範を説き伏せて上洛を計画、実行します。殿はあまり気の乗らない様子。

派閥争いに負け、蟄居同然の象二郎は、龍馬が東洋を殺したものとして、弥太郎と井上佐市郎に龍馬を捕らえることを命じますが、弥太郎の嫁、喜勢は大反対。龍馬が殺すわけがない、象二郎の命令など聞く必要はない、と。しっかりものです。憎憎しげな口をきく弥次郎、また、博打に負けた?(笑)
それでも、今や象二郎しか出世の糸口がなくなてしまった弥太郎は、探索に出かけます。

大阪で龍馬と出会った弥太郎。せっぱつまった弥太郎とは対照的に、龍馬は薩摩藩が作っているという船を見に行ったも、噂どおり見張りが厳しくて、藩内にはついに入れないかった。しかし、旅は面白かった、と楽しそう。
弥太郎は龍馬に犯行を問いただすのではなく、何故武市を止めなかった、東洋しか自分を認める人はいなかったのに、と。武市を止めずに逃げ出したことに腹を立てています。
やはり龍馬が犯人とは最初から思っていなっかたようです。文句のつけ方といい、弥太郎らしい。

すまん、と龍馬。そして弥太郎に、今すぐ土佐に帰ることを進めます。これからは血で血を争い世の中になる。そんな中にいてはいけない、土佐の家族のことだけを考えろ、と。

一緒に捕らえにきた井上は龍馬に刀を向けますが、軽くかわす龍馬。

弥太郎は事態が自分の想像を超える状況になっていること、その中で渡り合っている龍馬を「別世界におるような凄みのある男になった」と感じ、アドバイスどおり土佐に帰ります。間一髪ですね。この判断が弥太郎にとってはターニングポイントになったかもしれません。

そしてもう一人、別世界の人間になってしまった男が。

武市は、目的のためなら邪魔な人間を殺すことを厭わない人間になってしまったようです。
危険を冒して会いに来た龍馬との会話はついに噛み合わないまま。
計画通りに土佐藩の実権を握って自信満々です。正しかったのは自分。龍馬が脱藩したこと、つまり自分の元を去ったことを悔いているだろうと決めつけ、戻って来い、「許してやる」と。
龍馬はそんな武市の目を凝視しながら、「俺は土佐を捨てた男」と言って去っていきます。

「たしかに俺は頭が悪いけど、難しい話はさっぱりわからん。」
重要な話になると締め出され、パシリ状態の以蔵。

「でも、餓鬼のころより、誰よりも武市先生を・・・」
役付けなどはどうでもいい、武市に無視されるのが一番こたえる。悔しくて寂しくて涙を流す以蔵に、悪魔の囁きが。

悪魔とは、他でもない武市。

お前を役付きにしなかったのは、気楽に話ができる仲間が欲しかった。役を離れて悩みを打ち明けれる人物が欲しかったから。お前だけは昔のままでいて欲しかった。

自分のことをそんなふうに思っていてくれたとは。
喜び感激する以蔵。

武市は思わせぶりな苦悩の表情を見せます。

何か、悩んみがあるのですか、と以蔵。
私に言ってください。それで心が晴れるかもしれません。

・・・こうして周辺をかぎまわる井上の抹殺を、命じるのではなく、以蔵自らの意思として実行させるようにしむけることに成功した武市。

お前だけがわしの友だちだ。

以前龍馬にも同じ事を言っていましたが、その時とは全く変わってしまった武市。
以蔵の表情が月の光にあたっているのに対して、武市の表情が暗闇に沈んでいるのが印象的でした。

井上を殺す前に、あいつは悪い奴だから、と必死で自分を納得させる以蔵。

以蔵の初めての殺人は、刀ではなく、絞殺。バタバタとした格好の悪い、リアルな立ち回りが効果的でした。

絞殺というのが、武士として、殺されたほうも殺したほうも、情けなく、哀しい・・・

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海軍設立を提唱する勝麟太郎が初登場しました。
東洋を殺されて怒り狂う山内容堂。
坂本家は、権平と武市の力でお取り潰しにはならなかった。

一皮むけた龍馬。
ついに人を殺してしまった以蔵。廊下で泣きべそをかく姿が印象的でした。(涙)

話の流れもよく、面白かったです。
来週も楽しみです。

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2010年4月 3日 (土)

ミス・マープルシーズン3 「復讐の女神」

BS2にて視聴。

2007年、英米製作。

以下、ネタバレなし、感想のみ簡単に書きます。

原作は1971年に発表、ミス・マープルシリーズ最後の作品です。(クリスティーの遺言により、死後発表された「スリーピング・マーダー」が書かれたのは第二次世界大戦中ですので。)
"ミステリー・ツアー"と"秘密の花園"の要素が混在する上、登場人物も多い、かなり複雑な構成の作品です。

ですので"秘密の花園"要素を切り捨てて、"ミステリー・ツアー"に的を絞ったドラマ作りになったのは仕方がないかもしれません。
英国の観光ガイドにもなってますからね。(汗)
ええ、風景は美しかったです。

時代背景、登場人物の大幅な(本当に大幅な;;)改変、それにともなう動機の変更も、ミステリードラマとして成り立っていればいいのですが・・・とにかく人間関係が複雑で、分かりにくかったです。原作をひねくり返して、わざと分かりにくくしているような気がしました。

ストーリーも映像もパーツが足りないというか、すっ飛ばされていましたし。終盤になってから何度「えー?!」と叫んだことか。
見慣れない俳優さんが多かったせいもあるとは思いますが。

"秘密の花園"要素の方を強くした方が尺的に、ミステリーとしては作りやすかったのではないか、と思いました。

クリスティーの読者としては、ミス・マープルシリーズ「カリブ海の秘密」の前にこの作品をドラマ化するのに抵抗を感じましましたが、ラフィール氏は原作でもそれほど大きな役割ではないので、あきらめました。

それよりミス・マープルの甥のレイモンドが登場したのにはびっくり。プレイ・ボーイ風なのはさておき。
ミス・マープル初登場の短編集「火曜クラブ」のイメージが強かったので、もっと若い人を想像していたのですが・・・ミス・マープルの年から考えると妥当なラインなのかもしれません。

他にも、刑事の名前が「ゼロ時間へ」の原作で活躍するバトル警視の息子と同じのは、ドラマ制作者なりの敬意なのかな?とか、1951年かぁ、年代をはっきり特定してきたな、とか。

それなりに楽しめました。(溜息)

大勢いる登場人物の中で、ジョージアナの声が気になったため、エンドタイトルに注目していたら、朴さんでした。さすがです。
ちなみにレイモンドは、声優さんには疎い自分でも大塚芳忠さんだとすぐにわかりました(^^;;

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シーズン3の4本を観終わって。

シーズン1の頃より英国らしさが出ていたというか、暗い色彩の作品が多かったような気がします。

ストーリーの改竄については「書斎の死体」「パディントン発4時50分」や「予告殺人」等などの後なら、もう、なんでもこい、って感じ。(汗)

これらシーズン1の作品を観て、シーズン2を観る勇気を失った軟弱者ですが、シーズン3は多少のことには目をつぶる覚悟で視聴したので、それほど突っ込みませんでした・・・「復讐の女神」にはちょっとたじろぎましたが。

皮肉なことに、原作がミス・マープルシリーズではない作品の方が、ミステリードラマとしてのできが良かったように感じました。

・・・つまり、原作にミス・マープルが登場していない作品の方がより原作に忠実だ、ということです。それってミス・マープルに失礼なんじゃないかな~。(_ _;;

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ミス・マープルシーズン3「無実はさいなむ」
ミス・マープルシーズン3「バートラム・ホテルにて」
ミス・マープルシーズン3「ゼロ時間へ」

ミス・マープルシーズン3 「ゼロ時間へ」

BS2にて視聴。

2007年、英米製作。

以下、ネタバレなし、感想のみ簡単に書きます。

原作は1944年に発表、探偵役はミス・マープルもポワロでもなく、クリスティーの他作品で脇役を務めるバトル警視です。

ゼロ時間とは。

「殺人というのは終局。物語はずっと前から始まっている。ある日、ある時、ある時間へと導いてくる、要因と出来事が必ずある。その時がやってくると、爆発する。それがゼロ時間なのだ。」

つまり、殺人が行われる、まさにその時のこと。

クリスティーが作家としての風格を確立した1940年代に書かれ、傑作の1つにあげる人も多い作品です。
動機は今ではありがちなものですが、原作が書かれた当時(戦時中です!)はかなり斬新だったと思います。

原作に書かれているバトル警視の家庭の挿話のくだりは有名だし、事件を解くヒントにもなっているのですが、このドラマでは探偵はミス・マープルなので、カットされても仕方がない・・・・ですね。

バトル警視が登場しないのは残念ですが、元々主要な登場人物の少ない作品なので、改竄がほとんどなく、安心して観れました。本来ならいるはずのないミス・マープルの存在も自然でしたし。

自分がイメージしていたより各キャストの年齢が高いかなぁ、とは思いましたが。外国人の年齢はわからないとはいえ・・・特に、あのトリックを成立させるにはちょっと、ね。(汗)

バトル警視に代わる人物は、むむう、ミス・マープルの引き立て役なので仕方がないですが、普通の警視でした。

しかしヘタレに描かれていないだけましかもしれません。

とりあえずプロットの改悪がないので、面白かったです。

今シリーズは落ち着いた雰囲気だなぁ。

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ミス・マープルシーズン3「無実はさいなむ」
ミス・マープルシーズン3「バートラム・ホテルにて」

2010年4月 2日 (金)

2010年3月の読書

※読書順、敬称略です。

○<新読>

恋いちもんめ  著:宇江佐真里(幻冬舎文庫)
泣きの銀次 著:宇江佐真里(講談社文庫)
岩崎弥太郎と三菱四代 著:河合敦(幻冬舎新書)
千年樹 著:荻原浩(集英社文庫)
複眼の映像―私と黒澤明 著:橋本忍(文春文庫)
天才 勝新太郎 著:春日太一(文春新書)

○<再読>

後巷説百物語 著:京極夏彦(角川文庫)

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「恋いちもんめ」「泣きの銀次」

「恋いちもんめ」
年頃を迎えた水茶屋の娘・お初の前に、前触れもなく現れた若い男。青物屋の跡取り息子で栄蔵と名乗る青年は、彼女の見合い相手だった。その清廉な人柄に、戸惑いながらもしだいに惹かれてゆくお初。だが、ある事件を契機に二人の関係は思わぬ方向へ進み始める…。運命のいたずらに翻弄される純愛の行き着く先は?感涙止まぬ、傑作時代小説。(「BOOK」データベースより)

「泣きの銀次」
誰がお菊を殺したんでェ。最愛の妹の命を奪った下手人を追って、大店の若旦那の地位を捨てた、人呼んで「泣きの銀次」。若き岡っ引きは、物言わぬ死体の声を聞いて涙する。お侠な娘、お芳の健気な想いを背に受けて、めざす敵は果たして討てるのか?鮮やかな筆が冴えわたる女流時代小説作家の人情捕物帳。(「BOOK」データベースより)

「恋いちもんめ」、宇江佐ワールドに心地よく浸りました。ああ、ほっこり。

「泣きの銀次」は、全くのハッピーエンドではないのですが、ラストにほっとしました。
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「岩崎弥太郎と三菱四代」


経営者としての三菱四代を基本的に賛美する作品。HOW TOモノの一種と捉えてもいいかもしれません。奥深い作品ではありませんが、簡潔なので年表がわりにはいいかもしれない。

「千年樹」


荻原浩氏の作品を読むのは初めてです。関東地方にある、小さなまちの小高い山にそびえる老木を巡る連作。背景となる時代は平安から現代にまで渡っています。ジャンルわけするなら幻想怪奇小説?妙に心に残る作品でした。
読後に、千年樹のある寂れた神社の境内で遊ぶ夢を見てしまいました。
木々を渡る風の音がする昼下がり、目線は千年樹で、遊んでいる幼い自分を見下ろしており、だんだん自分の姿がズームアップしていく・・・それだけなのですが、少し恐かったです。風の音もいやにリアルに耳に残りました。

「複眼の映像―私と黒澤明」

本作はタイトルどおり、黒澤監督との関係を中心に自身のシナリオライターとしての歩みが書かれています。そのポイントの絞り方がさすがです。

B・ワイルダー氏、笠原和夫氏といい、シナリオライターというのは、粘着質で頑固でありながら、映像製作と言う集団芸術に関わる限り、人間関係を大事にできる人でないと続けられない仕事なのだな、と改めて感じました。
人間関係を大事にする、というのは、お追従が言える、ということではなく、自分の意を貫くためには議論を尽くし、その結果喧嘩になっても、徹底的に関係を壊すことはあまりない、ということです。その場は喧嘩別れになっても、いざとなると頼りにされる。人徳というか、それだけの才能と気力と体力がある、ということなのでしょう。
色んなタイプの方がおられるとは思いますが、一見相手の意のままに書いているようでも、実は我を通す、というのは共通しているように思います。そうでないと超一流のライターとして生き残れないのだろうと。

逆に、各氏書かれていますが、「ノー」と言えなかった、もしくは言わなかったがために後悔される事の方が多いようです。自分が納得できなかった作品、という意味もあるのでしょうが。

自分が渾身の力で書き上げたシナリオも、現場ではどんどん改作されていく。B・ワイルダー氏はそれに我慢できずに監督になり、橋本氏も監督をされたことがあります。
文中で「シナリオライターから小説家に転向して成功した人は多いが、その逆はない。」と書いておられたのが印象的でした。

名作というものが、いかに網の目のように張り巡らされた偶然の"あや"のようなものによって誕生するかがうかがい知れて、呆然としました。また、その偶然を生かしきれたのは各自の精魂込めた努力の賜物なのだと思うと、改めて「七人の侍」などの作品を観たくなりました。

「天才 勝新太郎」

勝氏関連の本は自伝「俺、勝新太郎」や山城新吾氏の「おこりんぼ さびしんぼ」、田山力哉氏の「市川雷蔵かげろうの死」「田宮二郎いのち純情の死」を読んだことがありますが、実は勝新太郎という大スターにさして興味があったわけではありません。(汗)
上記「「複眼の映像」と一緒に何となく買いました。

本書あとがきでも書かれているように、勝氏本人も意識して増幅させていた「勝新太郎伝説」を追うのではなく、俳優として、また作家でもあった勝氏の類まれなる才能と、それ故の孤独感と苦悩が描かれています。

そして、いかに「座頭市」という役に思い入れがあったかが、当時の関係者へ入念な取材を元に、せつせつと書かれています。

自分は映画の「座頭市シリーズ」は、大昔にテレビで放映されたのを見たくらいで(今、このシリーズが地上波で放映される可能性は皆無かも)、ほとんど知りません。2、3年ほど前に思い立って第一作をDVDで観たのですが、モノクロプリントの状態が良くないためか、全編薄暗く、セリフもよく聞き取れなかったので、それ以上見ようとは思いませんでした。
セリフが聞き取れないのは録音が良くないためだ、と思っていたのですが、この本を読んで、目から鱗でした。

その他、一時代を築いた大スター、という地位に甘んじることなく、更に前に進もうとする、芸術家としての勝氏の生き様が息苦しいほど描かれています。本作には書かれていませんが、現役でトップであり続けることの凄まじさ、という意味で、同じく大スター、「世界のミフネ」の晩年を思い起こしました・・・

「複眼の映像」と合わせて読むと、黒澤監督と勝氏は、もったいないけれども決裂すべきしてなった、としか言いようがないと思いました。

テレビ版の「座頭市シリーズ」は全く観ていませんが、観てみたくなりました。

「複眼の映像―私と黒澤明」と「天才 勝新太郎」、どちらもポイントをうまく絞った上で、著者独自の目線が鋭く表現されている優れた伝記だと思います。

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「後巷説百物語

先月書いた「前巷説百物語」の感想で「ペダンチックになってる」というようなことを書きましたが、改めて読むと本作から充分にペダンチック。(汗)
京極堂シリーズに繋がる人物も登場させたりと、サービス満点です。
「巷説百物語」「続巷説百物語」と大きく違う点は、明治の世をなすこともなく迎えた百介の、又市たち一党を思い出す心境がセンチメンタルな風情を醸し出しているところでしょうか。
現在「怪」に連載されている新シリーズ「西巷説百物語」は、「前巷説百物語」と同じく百介と出会う前のお話だそうですが、又市には明かされていない謎が多いのですよね。
事触れの治平が亡くなったという大事件もまだ描かれていないはず。
気長に待ちますか。

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2010年4月 1日 (木)

2010年冬クールのドラマ・まとめ

ウィークデイはおおよそ一日1本のペースで観ていました。
土日に視聴するドラマが集中するのは、スローペースな自分には結構きついのですが、いずれの作品も見応えがあるので、忘れないためにもできるだけ書き残しておきたいと思っています。
しかし、そのためか単発ドラマやDVDを見る回数が減っているかもしれません。

録画したまま、まだ観ていない作品もあるので、クールがずれ込んでも、感想を載せたいと思っています・・・観れたらいいなぁ。(苦笑)

以下は初回から最終回まで感想を書いていて、今期で終わったドラマです。 
各作品のタイトルは最終回の感想、もしくはまとめ記事にリンクしています。

※今クールから、鑑賞した映画・DVDも追加することにしました。

<連続ドラマ>

コード・ブルー 2nd season
まっすぐな男
曲げられない女
ブラッディ・マンデイ シーズン2
とめはね!
君たちに明日はない
咲くやこの花

<2クール以上の連続ドラマ>

侍戦隊シンケンジャー
不毛地帯

<継続中>

天装戦隊ゴセイジャー(継続中) 
仮面ライダーW(継続中)
龍馬伝(継続中)

<単発ドラマ>

ミス・マープルシーズン3 「バートラム・ホテルにて」
ミス・マープルシーズン3 「無実はさいなむ」

「ヤマトナデシコ七変化」は視聴のみ。原作未読です。
七変化というほど変化してないとか、スナコの超能力の描き方が失速気味になったとか、「○スナコ」とか、風呂場で戯れるシーンが狙いすぎて恥ずかしかったとか、時々気になる展開はありましたが(たくさん書いてますが;;)、総じて気楽に見れる面白い作品でした。開始当初はあまり区別がつかなかった男性4人のキャラも終盤にかけてたってきましたし。
序盤のアラサー・ストーカーのエピソードで視聴をやめた人は、いるかもしれません。
コンプレックスの克服と恋バナを意外に真面目に絡めて描いていたのですが、その分、爆発力に欠けたかも。

基本的に観たいドラマしかみていないので、それぞれ楽しませていただきました。

その中でも特に面白かったのは放送曜日順に「コード・ブルー 2nd season」「曲げられない女」「咲くやこの花」と、それぞれ全く趣向の違う3作品。いずれも甲乙つけがたく見応えがありました。

好みでいえば「曲げられない女」ですが、ラスト、着地の見事さでは「咲くやこの花」でしょうか。序盤は様子見だったのですが、中盤からの盛り上げ方がお見事でした。終わりよければ全てよし(^^)。
「曲げられない女」は序盤の展開で惹きつけられ、そのまま最後までキャストの魅力もあって、楽しめました。
「コード・ブルー 2nd season」は、医療現場を描くことに長年携わってこられた製作スタッフの真摯なドラマ作りに迫力を、キャストのみなさんに成長を感じました。

別格として、「侍戦隊シンケンジャー」。
長きに渡ってこの枠を、単に維持するだけでなく、毎シーズン、試行錯誤を恐れずに高い水準の作品を作り続けておられる関係者の方々に、改めて敬意を表して。

後はドラマ8枠らしい瑞々しい作品だった「とめはね!」。この枠がなくなるのが寂しいです。
「君たちに明日はない」も気楽に楽しめました。
「不毛地帯」については最終回の感想で書きたいことは書いたので、割愛いたします。
「まっすぐな男」は毎回、まるでストレス解消のような突っ込みを書いていましたが、実は楽しかったです。・・・とは、やはり、言いがたい作品でした(汗)。期待が高かっただけに。
「ブラッディ・マンデイ シーズン2」は初回は面白かったです。それ以降は・・・視聴を止めなかったのは佐藤さんウォッチャーだから、という理由以外ない、と言っても過言ではない(大汗)

○印象に残った男優さん
ロングスパンを耐え抜いた唐沢さんや、愛らしいダメンズを演じられた塚本さんが印象的でしたが、谷原章介さんで。

○印象に残った女優さん
「咲くやこの花」に出演されていた方々は全員忘れがたいのですが、ここは永作博美さん、ということで。

以上、あくまで、好みです。お許しくださいませ。

<鑑賞した映画・DVD>

のだめカンタービレ 最終楽章 前編
ナイト ミュージアム2
続夏目友人帳
天国はまだ遠く
ハッピー・ロブスター
ハリー・ポッターと謎のプリンス

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作品一覧