2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

自己紹介のようなメモ

  • 気になる、もしくは愛すべき作品にはついついツッコミを入れてしまう、ドラマの感想中心のちょっとおっちょこちょいなブログです。

TBとコメントについて

  • TBとコメントは認証制にしています。頂いたTBには記事と関係がある限り、必ずお返しするようにしていますが、サーバーのご機嫌次第で時々お返しできない時があります。

過去の感想記事について

  • ドラマ感想及びまとめは下記の「クール別:鑑賞したテレビドラマ・映画・DVD一覧」に、 DVD、映画、舞台の感想は「DVD、映画、舞台のINDEX」にアカサタナ順に、 読書は「読書:著者&編者別のINDEX(アカサタナ順)」に収納しています。

クール別:鑑賞したテレビドラマ・映画・DVD一覧

DVD、映画、舞台のINDEX

カテゴリー

今月の読書

無料ブログはココログ

« ミス・マープルシーズン3 「無実はさいなむ」 | トップページ | 龍馬伝 #13「さらば土佐よ」 »

2010年3月27日 (土)

咲くやこの花 最終回『今は春辺と』

「夕されば 門田の稲葉 おとづれて あしのまろやに 秋風ぞ吹く」(大納言経信)

公式サイト

.

おお、今頃ですが(汗)、「ゆ」の決まり字の歌に「門田」が入っていることに気がつきました。「二字決まり」のひとつなのですね。勉強になりました。

.

試合会場では由良を警戒する門田伯耆守。

長屋では、お染を囲んでおこいのことを心配する面々・・・あれ、若旦那がいる?

心配する皆にお染は言います。

「ここで由良さんを見捨てちまったら、おこいはこの先ずっと悔やんで生きていく。
そうなったらたとえ金持ちになったって幸せになれない。
笑って生きていくことはできないんだよ。」

そこまで惚れているとは、と若旦那。諦めがついた?
「だけど、本当にあの浪人がお城で刃傷沙汰を起こしたら、おこいもただではすまない」

緊迫する皆。

おこいとおはな。お互いの志と想いを賭けて、勝負が始まりました。
おこいも一歩も引かずに頑張っています。緊迫感漂う試合運び。
将軍も固唾を呑んで見守ります。

氏神様に祈るおしんと若旦那。
若旦那から財布を引っ手繰ってそのまま賽銭箱に投げ入れる必死なおしの。
その様子を見ておこいへのプレゼントのあの簪を投げ入れる若旦那。

亡き夫、長吉に祈るお染。こうなったはあんたのせいであるんだから。

勝負は互角に進んでいます。
ついに最後の二札まできました。次の句で決まります。

落ち着かない由良を警戒する門田の一党。
由良が懐に手を入れた瞬間、最後の歌が読み上げられ、一党が動きます。
思わず、歌を聞かずに由良に声をかけるおこい。

「由良様」

おはなが札を取りました。

「狼藉ものめにござりまする!」
声を上げる百敷屋。門田に近寄る由良。
門田は、由良が懐に匕首を忍ばせているとして、斬りつけ、取り押さえます。

ご法度の刀を抜いた門田は、由良が斬りつけてきたのだと、将軍に訴えます。
問答無用でひっとらえそうになる由良。
しかし将軍の待ったがかかります。

雅な場だったのが幸いしたのか、将軍は由良に直々のお声がかりを。

「その方は伯耆守を斬る気でおったのか。その懐に匕首を忍ばせておるのか。」

懐に手をやる由良。取り出したのはあの札。

「私は、門田伯耆守様にお届けもをする所存でございました。」

言葉を失う門田。

「亡き父があの日、あなた様へ送ろうとしていたものでございます。斬られた際に川にばら撒かれ、これ一枚しか私の手元に残りませんでした。」

何か深い事情があるようであるな、と将軍。門田に仔細を問いただすようです。
崩れ落ちる百敷屋、連行される門田。

将軍お声がかりの手当てを辞退し、怪我はないので試合の続きを願い出る由良。
将軍はまた、雅な世界に戻れて嬉しそう。

「して、勝負はいかに。」

おはなが取った札は
「ゆくへも知らぬ 恋の道かな」

改めて読み上げられた札は  

「夕されば 門田の稲葉 おとづれて あしのまろやに 秋風ぞ吹く」

「お手つきをいたしました」
とおはな。決まりに従い、札をおこいに渡しますが、おこいは自分が由良の名を叫んで「由良の門」の歌と惑わしてしまった、悪いのは私ですと、拒みます。
しかしおはなはきっぱりと言います。
「いいえ、惑わされた自分が弱いのです。弱いものが負ける、それが勝負というものです。」

結果はおはなこと花嵐が49枚、おこいが50枚。

「よってこの勝負、深川漬物屋、こいの勝ち」

複雑な表情のおこい、嬉しそうなおはな。

試合に満足した将軍はおこいに望みをききます。
言いよどむおこい、その時、由良が倒れます。門田に斬られた傷のためです。

「お助けください、この方を、由良様をお助けください。なんでも叶えてくれるのでしょう。もしできなかったら、将軍様といえども許しませんから!」

「はよう、手当てを。」

抱え込まれて去る由良を呼び続けるおこい。
そんなおこいを見守るおはな。

無事に長屋に帰ってきたおこいを出迎えて倒れかけるお染。待っていてくれた長屋の人々。
勝負に勝ったと聞いて大喜び。

喜びの中、信助はお染に、これで良かったんだと、語ります。

長吉のおかげでおしのやおこいに会えたのだから。長吉に礼を言わなきゃ。

「そうだね、ほんとうにそうだね。」とお染。

定家からもお祝いのお言葉が。

それからしばしの時をかけ、将軍お声がかりで10年前の事件の真相が明らかとなり、深堂家は汚名を晴らし、再興されることに。あのかるたの箱が重要な証拠となったのです。

由良に堂々と仇討ちで討たれたいという門田に、由良は承諾ではなく、歌を送ります。

「君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな」(藤原義孝)

閉門蟄居となっている門田はこの歌を詠んで、若者ものにも骨がなくなったものだ、と嘆きます。
自分がいなくなればこの国は力を失い、異国に犯されてしまう、と。

一方、家財没収、江戸所払いとなった百敷屋。
人も去り、荒れ果てしまった大店にひとり残る父に若旦那が一句。

「百敷や 古き軒端のしのぶにも なほあまりある 昔なりけり」(順徳院)

百人一首、百番目、つまり最後の札です。

「そのまんまではないか」

そして息子に勘当を言い渡します。

「え~~~っ」(思わず、爆)
「お前には類は及ばぬ。」

由良はおこいに会わずにお国に戻ってしまいました。

もらう約束だった下の句も証拠として没収されてしまった。
やはり由良のいる上の句とこいのいる下の句は結ばれぬ運命だったのか、としょげるおこい。

お染は、うんと目立ってあちこちのお金持ちに見初められる娘になれと。そして

「そしていってやんな。私には心に決めたお人がいるんだって。そのお方に会うときに恥ずかしくないように一人でもしっかり生きていくんだって。」

おはなから、迷った末、大奥にて学問を指南する道を選んだという文が届きます。
ここで姫君たちに指南することが、志半ばで散っていった方々を再び生かしてくれると。
そして、おこいに、腕比べをし遂げた後の志はなんですか、と問いかけます。

「人それぞれが、幸せになるために歩いていく道を、自分で決めるのです。それがどんな道でも。これからおこいちゃんが歩いていく道を、祝福していますよ。」

そしてお正月。8ヶ月ほどたったのかな?
また、以前のようにやりあうお染と信助。

若旦那、もとい順之助は信助の店で修行中。
「お嬢様と呼びなさい」 (爆)
とは言いつつも嬉しそうなおしの。おしのちゃんて、ほんとうにSだなぁ(^^;;

おこいは寺子屋 嵐雪塾で先生を?いや、まだ子守レベルのようです。
子供達にせかれて凧を揚げにいくおこい。

いつもの川原の空にはあの下の句の書かれた凧が揚がっていました。

「約束した下の句だ」
江戸に戻ってきた由良。家督は弟に継がせたとのこと。

「会いたかったぞ、おこい」

思わず抱きつくおこい。
人目を気にする由良。

「よろず華やかに目立たば 望み叶う、でございます。」

おあとがよろしいようで。

.

あまりに流れがいいので、思わず全部書いてしまいました。

将軍の見せ方といい、時代劇の王道を踏まえつつ、市井の町娘の一途な恋心を描ききったドラマ。

お見事でした。

テーマの百人一首をキーワードとしてとてもうまく使ってて、ドラマに複雑なあやを生み出していたのにも、感服です。

各キャラも秀逸。

次第に凛々しく成長していく女性たちに比べて、由良がなんとも頼りなく見えたのですが、それも計算のうちだったのか、と。
最後の選択で仇討ちを拒んだ彼もまた成長していたのですね。門田に言わせれば軟弱者なのでしょうが。

ラスト、振り向いた由良の背後には少女漫画定番の花が見えましたよ。(照)

お師匠と勝負するおこいの表情の真剣さに思わずはっとなりました。
由良の名を叫び続ける姿も、切なくて甘酸っぱく、思わず涙。

後、ヒロインを演じられた成海さん、お染の余さんはいうまでもなく、松坂慶子さんに今更ながら感じ入りました。
この年代の女優さんの中で、これほど品のよい華やかさと、おおらかな母性、そして知性まで、ほどよく醸し出せる人はあまりいないのではないかな、と。

ああ、面白かった。
終わってしまって寂しいです。

.

.

#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9

« ミス・マープルシーズン3 「無実はさいなむ」 | トップページ | 龍馬伝 #13「さらば土佐よ」 »

#ドラマ:2010年第1クール」カテゴリの記事

コメント

本当にいいドラマでしたよね。
>あまりに流れがいいので、思わず全部書いてしまいました。
わかります。考えぬかれてる感じですもんね。
最終回はとくにハラハラドキドキ、最初から最後まで忙しかったですが、決まった!って感じでしたよね(笑
>テーマの百人一首をキーワードとしてとてもうまく使ってて
藤本さんは、こういう何かキーワードをからめて創るドラマが
ホントうまいですよね。
職人芸って感じで、何度でも見たくなります。
>この年代の女優さんの中で、これほど品のよい華やかさと、おおらかな母性、そして知性まで
素敵でしたよね~!
厳しさと優しさがあって・・・こいが目標にしたいって思いたくなるのが納得の師匠でした。
どの登場人物たちも大好きでした。もう来週から、見られないなんて寂しすぎます・・・

きこりさん、こんばんわ。

いつもコメント、ありがとうございます。

>最終回はとくにハラハラドキドキ、最初から最後まで忙しかったですが、決まった!って感じでしたよね(笑
ええ、本当にドキドキ。決まりましたね~!

終わってしまったのは寂しいけれど、最終回をきちんと決めてくれるドラマが意外と少なかった(汗)今クールの中で一番決まったのではないかな、と思います。

最初はどうなるのかなぁ、と思っていたのですか、どんどん盛り上がってきて、連続ドラマの醍醐味を感じさせてくれました。
江戸情話好きな自分には、大満足な作品です(^^)

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 咲くやこの花 最終回『今は春辺と』:

» NHK土曜時代劇 咲くやこの花 第十回(最終回) 今は春辺と [レベル999のマニアな講義]
『今は春辺と』内容母・そめ(余貴美子)や親友・しの(寺田有希)たちは、ただ祈るしかない状態。ついに。上様。。。徳川家斉(寺泉憲)を前にして、御前試合が開かれる。“江戸一”の称号を得たこい(成海璃子)の対戦相手は、“大奥学問指南役・花嵐”こと、、、はな先...... [続きを読む]

» 「咲くや この花」 第十回 (最終回) 今は春辺と [トリ猫家族]
 さて、ついに江戸城での御前試合が始まりました。 おこいと花嵐(はな先生)の志を賭けた真剣勝負・・・どちらも負けることはできません。 こい(成海璃子)の後ろで控える由良(平岡祐太)も緊張MAXで見守っております。  そして、由良の存在に気付いた門田伯耆守(寺...... [続きを読む]

» 咲くやこの花 第10回(最終回) [ドラマハンティングP2G]
最終回『今は春辺と』 こいの相手は、以前 全く歯が立たなかった相手・はな(松坂慶子)。こいにも、はなにも負けられない理由がある。いよいよ、勝負が始まる。 一方、門田は由良が自分を狙って、こいの後見人として御前試合に来ていることに気がつき、警備の者に由良の動..... [続きを読む]

« ミス・マープルシーズン3 「無実はさいなむ」 | トップページ | 龍馬伝 #13「さらば土佐よ」 »

作品一覧