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2010年3月 5日 (金)

2010年2月の読書

※読書順、敬称略です。

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○<新読> 

きつねのはなし 著:森見登美彦(新潮文庫)
前巷説百物語 著:京極夏彦(角川文庫)
玄冶店の女 著:宇江佐真里(幻冬舎文庫)
銀の雨―堪忍旦那為後勘八郎 著:宇江佐真里(幻冬舎文庫)

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「きつねのはなし」

森見登美彦氏の作品は初めてです。
書店にて、ブックカバーの内容紹介を読み、舞台になっている場所が非常に馴染みのある場所だったので、衝動買いしました。空間軸をずらすなど、多少デフォルメはされてはいますが、書かれている場所が全て目に浮かんだのは、期待通り。

幻想短編小説集です。連作になっているのかどうかは、微妙。思わせぶりがうまく着地していないというか、少しツメが甘いとは思いましたが、そのツメの甘さを含めて、戦前の幻想小説ぽい雰囲気は好みです。
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「前巷説百物語」

文庫本化を待っての購入。
この本を買ったがために、2010年1月の読書の読書で書いた「慶次郎縁側日記シリーズ」を読み進めることができなくなってしまいました。

何故なら、「巷説百物語」、「続巷説百物語」、「後巷説百物語」を読み直したくなったからです。一冊が、また、長い(汗)。すっかり時間をとられています。←再読は現在進行中です。

再読するにあたっては、時間軸順に読み進めています。
「巷説百物語」と「続巷説百物語」の各章はほとんど交互に進行しているのですね。

小股潜りの又市の出てくる小説は「嗤う伊右衛門 」と「覘き小平次」も読みました・・・と書くと、凄いファンのようですが、実はあまり好きじゃないのです。(汗)
ちょっとシニカルで残酷なシーンが多すぎるためです。極彩色でなおかつ劇画チックとでもいうのでしょうか。でも、読んでしまう。お話とトリックが面白いのはもちろんですが、一番大きな理由は恐いもの見たさ、なのかもしれません。この「恐いもの」が化け物でも幽霊でもなく、人間である、というところがなお、恐い。

「前巷説百物語」はその他の又市作品とは少し趣が違います。「嗤う伊右衛門 」と「覘き小平次」は主役ではありませんが。

まず、自分のことを「やつがれ」ではなく「俺」と言う、頑固なまでに人を傷つけたくない、と思う若くて青くさい又市が新鮮でした。
お話も人情物も含まれており、落ち着いた印象を受けました。巷説百物語シリーズぽい残酷な話もあるのですが、直接的な描写は他作品よりは控え目。そのかわり、なのか(汗)、ペダンチック、とでもいうのでしょうか、登場人物の口を借りて京極さん自身の「怪」に対する解釈が滔々と述べられています。

自分は京極さんの怪奇に対する姿勢が好きなので、こういう作品もまた、一興かと。
なお解説は宇江佐真里氏。「情に流されないのが京極流」、その通りだなぁ、と思いました。

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「玄冶店の女」「銀の雨―堪忍旦那為後勘八郎」

 

「玄冶店の女」

日本橋の玄冶店と呼ばれる路地で小間物屋を営むお玉は、元花魁。身請けされた旦那と縁が切れた矢先、芸妓屋の顔見知りの娘が通う手習い所の師範・青木陽蔵に出会う。その清廉な人柄に、お玉は強く惹かれるが、それは世間が許さぬ分を越えた恋だった…。運命に翻弄されながらも健気に生きる女たちの切なくて心温まる八つの物語。傑作人情譚。 (「BOOK」データベースより)

「銀の雨―堪忍旦那為後勘八郎」

北町奉行所の同心、為後勘八郎は見廻りの道すがら、見なれぬ路地に通う近くの少女、おみちを目にする。おみちは客引きの中年男、富蔵のもとを訪ねているらしい。おみちを案じた勘八郎が探索すると、二人には意外な真相があって…。男と女、家族の情を描いた「その角を曲がって」ほか、市井の人々を温かくみつめた超一級の味、人情捕物帳。(「BOOK」データベースより)

巷説百物語シリーズが読み応えがありすぎて多少胸焼けがした時に(大汗)、つい、買ってしまいました。面白かったのは言うまでもありません。
中でも「銀の雨―堪忍旦那為後勘八郎」中の「魚棄てる女」が印象に残りました。

氏は男のお子さんをお持ちのせいか、少年を描いたお話がリリカルな気がします。
逆に、女の子を描く時は現実的でシビアかも。それがいいのですけれど。

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