龍馬伝 #09「命の値段」
安政4年(1857)、21才(数え)
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江戸に戻った龍馬。
一足先に江戸に出てきて、鏡新明智流の桃井道場で塾頭になっていた武市は、土佐を出る時に宣言したとおり、各藩の攘夷派と積極的に交流していました。
座談に慣れていないというか、酒が飲めないためもあるのでしょうが、せっかちに本題を進めようとする武市。
水戸、薩摩、長州・・・、いずれも土佐よりはるかに攘夷の思想が広まっているようです。特に長州の桂小五郎は殿に攘夷を進言した、とのこと。わー、嫌味なくらい(笑)、エリートだ。
皆で攘夷を広めようって、本当に流行もの、という感じで、思わず苦笑してしまいました。しかも天子様のお墨付き。
でもこの流行の思想が各地に広まって様々な化学反応をおこしながら、ついには徳川幕府を倒す原動力になるのですね。
"ファッション・リーダー"の彼らを見て、武市は劣等感を感じたようです。普段差別されていると過敏になるでしょう。
自分は城にも上がれないのに。いつか上士にわしのことを認めさせてやる。
龍馬の前で悔がる武市はだだっこみたいで、ちょっとほっとしましたが。
そんな武市をあやすように慰めるも、仲間になれ、と言われると逃げる龍馬。
議論が苦手だということもあるだろうし、語るべき思想がまだ自分の中から湧いてこないのでしょう。
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江戸に連れて行ったのは収二郎と以蔵だけだったはずなのに、土佐藩邸の下士達をすっかり掌握している武市。
殿に認めてもらうために、上士達からはつっこまれないように、彼達に厳しい規律を課します。
そんな中、妻のいとこでもある下士、山本が落とし主がわかっているにも関わらず、落し物を金に換えようとした事件が起きます。
上士の手前、切腹を言い渡す武市。
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帰ってきた龍馬に飛びつくようにして事件を伝える以蔵が子犬のようでした。
武市のいわば子飼いでありながら、思想が違う、いや、武市の子分にならないため、藩邸内では仲間はずれにされている龍馬を、以蔵は慕っている様子。
このまま龍馬についていったらよかったのに・・・どちらにしても長生きはできなかったかもしれませんが。
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切腹を思い留まらそうと武市を説得する龍馬。しかし武市はしめしがつかない、と突っぱねます。
1人、山本の心配をする以蔵。
落とし主の訴えを下げさせた龍馬は再び武市を説得しますが。
武市本人は心が揺らいだようですが、収二郎などの取り巻き連中が強弁に切腹を主張。こう連中が一番恐いです。かなり先鋭化しています。
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結局、龍馬は山本をそっと逃がします。
上士から山本の不始末を問われた武市は土佐に帰りる事に。山本を逃がしたのは龍馬だと感ずいている様子です。
龍馬のことは友人だと思っている。お前といると、のびやかな気持ちになる。しかし。
「もう、わしの邪魔はすな。」
大事の前には、山本の命は目先のこと、と言い切る武市に、龍馬はそれは鬼だと。そして武市は鬼にはなりきれないと言いますが。
「鬼になってこそ大きい事が成し遂げられる。」
自分に言い聞かすように、宣言します。
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今回は武市という複雑な人物を興味深く拝見しました。
大森さん演じる武市は、強い上昇志向を理不尽な身分差別で押さえつけられている鬱屈した心情とコンプレックスを抱える一方で、白札の家柄の生まれという、中途半端なエリート意識を持った脆い人物のように感じました。
ところどころ、ふと、気の弱そうな表情をするのが、うまいです。
弥太郎も同じく強烈な自負心と被害者意識を持っているのですが、もっと原始的な感じがします。
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重太郎にお膳立てしてもらって、龍馬に告白しようとする佐那さん。積極的です。
「私はお酒は・・・・飲みます。」(爆)
何となく恐いBGMが流れるのは何故。(笑)
結局逃げ出した龍馬。加尾のことは本気だったんですね。(汗)。
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弥太郎は牢獄の中で10両のものを200両で売ろうとして捕まった商人の言葉に触発された様子です。
「ものの価値は人それぞれ。商いか・・・」
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龍馬を切なげに見つめる佐那。
しかし龍馬はそれどころではないようです。
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