NHK土曜時代劇。原作は未読です。
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“将軍様のお江戸”や“天子様の京”と並び、「天下の台所」として栄えた商人の町、大坂。
文政年間(1829年頃)のこの町で、ヘタレ侍の蘭学生・緒方章(後の幕末の名医・緒方洪庵)と、謎の男装の麗人・左近が、運命の出会いを果たした!
武芸が苦手で人づきあいも下手な章だが、持ち前の正義心と実直さから左近と共に事件に巻き込まれ、次第に彼女にひかれていく。住む世界の違う二人だけに、決して結ばれることのない恋と知りつつ・・・・。
一筋縄ではいかない浪花の商人や同心。新しい時代の学問に夢をかける若者たちと、厳しくも温かい師匠夫婦。そして中国の秦の始皇帝の末裔ともいわれ、難波宮以来一千年の長きにわたって町を守り続けた、闇の守護神「在天別流(ざいてんべつりゅう)」の男たち。
若き二人の周りに多彩な人物を配し、サスペンスと活劇の味付けをスタイリッシュに施した、爽やかで少し切ない青春物語。
浪花の華が、今開く!(NHK公式より)
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1話、2話と見逃して、3話目をリアルタイム視聴したところ、背景になっている時代や文化に興味を感じたので録画設定をしました。
そのまましばらく観るのを忘れていて(^^;)、8話目放映直前にまとめて鑑賞。1話30分なのでまとめて観るのが苦にならず、お話も面白かったので以降最終回まで拝見しました。
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若き日の緒形洪庵を演じた俳優、窪田さんについては全く存じ上げませんでした。
公式など、このシリーズに関する情報を見ないまま視聴したので、その童顔のため、主人公はおよそ14、15才の年齢設定だと思い込んでしまいました。
ですので、今度の「NHK土曜時代劇」は「子供向け時代劇」・・・というか、とにかく少年が主役なんだと勝手に解釈。
30分内に四コマ漫画よろしく起承転結がきれいに割り振られているのも分かりやすくて、子供向けにはピッタリだと。←視聴対象年代という意味です。
ところが4回以降視聴するうちに、これは見応えたっぷりの大人の時代劇だと。
各エピソードに主人公が少しずつ着実に成長していく様と、その他の登場人物たちの心のひだ、そしてまっすぐなメッセージがたくみに織り交ぜてあって、何より、主人公の「成長物語」としてしっかりブレなく描かれていました。
ともあれ、最初は自分の中では「少年主役の時代劇」だったので、緒形章の左近に対する気持ちも、隣のお姉さんもしくは女の先生など、年上の女性に対する叶わぬ思慕のようなもの、そして左近が章を助けるのも弟分だから、などと全くあっさてな解釈のまま視聴しておりましたが、回を重ねる内に、窪田さんの表情が男らしくなっていったので、終盤にはお互いが惹かれあっているのだ、という状況をやっと飲み込むことができた次第です。←遅い、鈍い。
しかし、もし事前に「決して結ばれることのない恋と知りつつ・・・・。」なんていう設定を知っていたら、多分、少なくとも最初はツッコミまくっていたと思います(苦笑)。
どう見ても釣り合わなかったです、あの二人。
後半は章の成長とともに違和感はなくなりましたが。
何も知らなかった分、楽しめました。
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「江戸には将軍様がおられる。京には天皇様が。大阪には町人がおる。」みたいなセリフが興味深かったです。
江戸の街を舞台にした時代劇がほとんどなので(地方もあるけど、地方、という気がしないので)、大阪が舞台なのも新鮮だったというか。
「大坂で最も地位の高い城代や町の行政に直接関わる町奉行は、いわゆる転勤族で、大坂の人口30~40万人に対して、武士の数はわずか1500人以下とデータもあります。」(NHK公式)
という話は司馬さんの本でも読んだことがあります。武士がなんぼのもんじゃい、というところですな。
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栗山さん、殺陣は少し頼りなかったですが、佇まいがキリッとして美しかったです。
それから、池内さんが実にかっこよかったです。
池内さんが出てくると、「待ってました!」と声をかけたくなりました。
時代劇ならではの楽しみです。
とにかく思っていた以上に水準の高いシリーズでした。
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在天別流はどうなったのでしょう。
「おもろうて、やがて悲しき・・・」
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