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2009年10月 9日 (金)

デビッド・コパーフィールド

1999年イギリス

チャールズ・ディケンズ原作の自叙伝的小説を、イギリス国営放送(BBC)がドラマ化した作品。「ハリーポッターと賢者の石」のダニエル・ラドクリフのデビュー作。(amazon公式より)

チャールズ・ディケンズの原作を1935年に映画化した孤児ダビドを見てから原作を読み
検索をかけたところ、こんな作品もあるのだ、と知って中古で購入しました。

ストーリーは知っているので、新鮮な驚きはなく、ほとんど確認作業のような(笑)。
しかし、さすがBBC。
19世紀のイギリスの描写に抜かりはありません。
セットや風景、ファッションなど、風俗描写はお見事でした。
以下、原作、1935年版との比較を含めて、思いついたことをネタばれなしで、とりとめもなくだらだらと。
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やはり本筋にはあまり関係のない登場人物や設定をばっさり切っています。
気のいい学友、トマス・トラドルズが出てこないのはちょっと残念でしたが、大作を184分で収めるのだから、仕方がないですね。

前後編に分かれており、前編はほとんど主人公の年少期を、後編は青年期を描いています。

主人公の年少時代を演じる幼いダニエル・ラドクリフは文句なしです。ハリーポッターに起用されたのも納得です。
ダニエル君が達者で可愛すぎるので、青年時代を演じる男優さんが気の毒なほど影が薄かったです。
原作でも自伝的要素が強いため、ディケンズの分身とも言える大人になった主人公は影が薄い、と言われているので、ある意味忠実なのかもしれない。
1935年版でも子役のほうが印象的でしたし。

でも、くりくりおめめのダニエル君が成長した姿には、どうしても見えなかったのは、残念でした。

青年期では主人公より、学友だった上流階級出身のスティアフォースの方が印象的でした。
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マギー・スミス演じる大叔母ベッツィは原作から抜け出てきたようです。貫禄ですね。

ミコーバー氏は1935年版では往年の名俳優W・C・フィールズが演じていましたが、本作でもイギリス出身の名優ボブ・ホスキンスが演じています。
W・C・フィールズの方が生きてきた時代が原作と近いため、佇まいとか雰囲気、という点では有利かもしれない、と思いました。

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キャスティングは乳母のペゴティを含め、概ね原作に忠実だったように感じました。
(1935年のペゴティは年寄りすぎたと思います。)

主人公をめぐる二人の女性のキャスティングは好みでしょうね。

主人公の薄幸な母を演じているのが「ジャッカルの日」で大ファンになったイギリスの名優、エドワード・フォックスの娘、エミリア・フォックスだったのは嬉しかったです。

ミコーバー夫人を演じているイメルダ・スタウントンは英国映画には欠かせない名脇役。
名前は知らない人でも顔を見たら、「あー、あの人か」と思うはず。
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登場する初老の男性がペゴティ(兄)とクリークル以外、ほとんど太っていて丸顔なので、最初は見分けがつかないかもしれない(汗)。原作に忠実です。
あの時代はこういう体型の男性が多かった、ということなのでしょうか。

なお、典型的な「良くない寄宿学校の校長」クリークルを怪演しているのはガンダルフ、じゃない、イアン・マッケランです。

ユライア・ヒープは新潮文庫のカバーに描かれている絵にそっくり。いや、逆なのかな?
くねくねした動きは1935年も同じ。どちらも気持ち悪さがよく出ていました。
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1935年版は、主人公がロンドンからドーバーに逃避行するシーンが大変ドラマティックに描かれていましたが、この作品ではわりとあっさり描かれていました。

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原作では主人公が無理矢理働かされる職場はワイン工場だったのですが、靴墨工場に変更してありました。
この設定はディケンズの幼い頃に父の借金のために嫌々靴墨工場で働いた経験を元に描かれたらしいので、元に戻った、というところでしょうか。

ちなみにこの時代は年端のいかない子供たちがお酒を飲むことに寛容だったようで、原作では、ローティーンの主人公が工場帰りに一杯ひっかけるシーンがよく出てきます。

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130分の1935年版、184分の本作。
1935年版はメロドラマとして巧みにアレンジされています。
しかし原作に忠実なのは本作の方ですので、原作ファンならこちらの方が満足できるでしょう。
映像作品として見たなら・・・作品を作るスタンスが全然違うので、好み、というところでしょうか。本作はテレビ作品ですし。

自分はどちらも面白かったです。

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