2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

自己紹介のようなメモ

  • 気になる、もしくは愛すべき作品にはついついツッコミを入れてしまう、ドラマの感想中心のちょっとおっちょこちょいなブログです。

TBとコメントについて

  • TBとコメントは認証制にしています。頂いたTBには記事と関係がある限り、必ずお返しするようにしていますが、サーバーのご機嫌次第で時々お返しできない時があります。

過去の感想記事について

  • ドラマ感想及びまとめは下記の「クール別:鑑賞したテレビドラマ・映画・DVD一覧」に、 DVD、映画、舞台の感想は「DVD、映画、舞台のINDEX」にアカサタナ順に、 読書は「読書:著者&編者別のINDEX(アカサタナ順)」に収納しています。

クール別:鑑賞したテレビドラマ・映画・DVD一覧

DVD、映画、舞台のINDEX

カテゴリー

今月の読書

無料ブログはココログ

« ドリアン・グレイの肖像:舞台 | トップページ | 派遣のオスカル~少女漫画に愛をこめて #02、#03 »

2009年9月18日 (金)

任侠ヘルパー 最終回

翼彦一(草彅剛)、四方木りこ(黒木メイサ)、鷹山三樹矢(薮宏太)、黒沢五郎(五十嵐隼士)、二本橋賢吾(宇梶剛士)は、「タイヨウ」が閉鎖に追い込まれたことを鷹山源助(松平健)に報告する。(公式サイトより)

公式サイト

.

どのような終わり方をするのか、期待と不安の中で始まった最終回。

はっきりせずに終わった部分や都合のいい展開も多かったけれども、「任侠ヘルパー」というタイトルにそった落とし前をつけ、かつ、現在の介護制度のあり方に多少甘くはあっても、真っ向から疑問を呈した、内容の濃い終わり方だったと思いました。
.

以下、内容が濃すぎて整理がつかなかったため、思いついたまま書きます。
.

はっきりしなかった部分は鷹山組の思惑です。カシラを選ぶのに何故ヘルパー研修を選んだのか?
「何のための研修だよ?」「それは自分で考えろ」
この繰り返しばかりで、ついに鷹山自らは語りませんでした。見落としてる?
少なくとも悪巧みで送り込んだわけではないことはわかりましたが。
ぼんやりですみません。どなたかわかった人、教えてくださいませ(汗)。
.

後は設定など多少ぶっ飛んだ部分はあっても、テンポが良く、キャストの皆さんの熱演もあって気になりませんでした。

何より介護問題という難しいテーマに、それなりの落とし前をつけたことは評価できると思います。
.

閉鎖が決まっているタイヨウに突如押しかけた大勢の介護難民の老人たち。
彼らを置いて逃げた責任者。
受け入れ先に奔走する職員たち。

難民たちが暮らしていた「無届施設」を訪れ、その悲惨な有様に愕然とする翼。
そこへ振込み詐欺の電話が。
かつて自分が何の疑問も持たずにしていたシノギです。
自分の生きてきた世界から完全に心が離れた瞬間のように感じました。

強制的に入所者を移動させようとする藤堂。
翼は藤堂に問います。「介護ってなんなんだ」。藤堂は「わからない」と答える。
「答えもわかんないのに制度作ってんのかよ。」
「わからない。けれども、老人を食い物にするあんたらみたいな奴らから守るためには必要なんだ。」(セリフは正確ではありません)

.

法律というか、制度というのはそういうものなのでしょう。
しかしラストで、運用するのは人間なのだ、という一つの結論も提示していました。

性善論に基づく結末ではありますが、ファンタジーに逃げない現実的な結論です。介護される本人とヘルパーの両面からの視点を描きつつ、民間機関から発せられた問題提起を最後、行政へ突きつける展開にしたことは評価できると思います。

介護問題の解決がいまだ手探り状態であることも真っ向から描かれていたし、相当困難な問題であるからこそ、こういった希望を持てる流れは、救いがあって良かったと思います。

.

だんだんと追い詰められていくタイヨウや翼たちを描きつつ、息抜きとしてヘルパーと翼たちが和解していく様子を描いているのも見やすかったです。

美空とりこが居酒屋で飲み交わすシーン。
美空がまず「ひどいこといってごめんなさい」とあやまる。「怖くなきゃいけねんだよ。」とりこ。
「ポンシュはきついな」「呑まなきゃいいじゃないですか。」「呑めなきゃいけねえんだよ。」「いろいろ大変ですね。」(爆)
「でも、本当はグレープフルーツサワーが好きなんだ」って、りこ、可愛い(大爆)。

涼太が新しい環境に馴染めず、タイヨウに舞い戻ってきて、翼の前で必死に涙を堪える部分は反則(泣)。
.

でもなんと言っても、今回やられたのは五郎のもろ肌抜きでした。

翼にあやまりを入れて、極道から足を洗う覚悟でヘルパーの制服を身に纏う。
好きな美空には絶対見せたくなかったであろう背中一面の刺青を晒しての覚悟。

ヤクザものはこうでなくっちゃね、というシーンでした。

先週、翼も公衆を前にもろ肌脱いでいましたが、こちらのシチュエーションの方が好みです。

ここから緊迫感が一気に増しました。

老人ホームに立てこもる、という普通ならありえない設定も、殺陣の見事さ、俳優さんたちのリアルな演技で、悲しくも手に汗を握るシーンになっていました。
.

「目の前の老人を救っていたら介護行政は破綻する。」という藤堂に翼は啖呵を切ります。

「何の解決にもならないのはわかっている。
でも、目の前にいる弱い奴らをほっとけねぇ。ましてや少しでも関わった奴をほっとくわけにはいかねぇ。
それが俺達のスジの通し方だ。」

任侠ヘルパー」であることのスジを通したセリフで、物凄く納得しました。
.

警察にボコボコにやられながら囚われていく翼たちとオーナー。
警察の「暴力」の映像化がぎりぎり許されるのも翼たちがやくざだから。
しかし、そのやくざたちは悪行をしたわけではない。うまい設定です。

やられている和泉に「和泉~」と何度も呼びかける翼の声。
悲しい抵抗でした。
その悲しさの背後には1話から描いてきた介護問題の重さがあります。

.

抵抗むなしく囚われていく翼たちの前に四方木組が。
「全くうちのお嬢ちゃんはしょうがないなぁ」と若頭(微笑)。
「まだ、終わっちゃいねえぞ、てめえら。」り、りこさん(^^;;

この乱入には無理があるんじゃない?という意見もあるでしょうが、りこを見守る若頭がいなせで、りこが格好良かったので、許す(爆)。

巻き込まれた老人達は「盛り上がったね~。」と大喜び(^^)。

.

.

二本橋さんが風邪をひいていなければ(笑)。
ラスト、娘の彼氏への作り笑いがGJでした。

六車も「高齢者専用住宅」など、インテリやくざっぽい佇まいと曲者っぽい雰囲気をしっかり表現しており、話に膨らみをもたらしていました。
介護事業に乗り出したようですが、それが何となく胡散臭げに見えるのも人徳か(笑)。

三樹矢は元のバカ息子に逆戻り(爆)。
和泉の懐刀ぶりがシャープで格好良かったです。

ヘルパー修行を始めた五郎。そのチンピラ風情が愛しいです。
美空と微笑ましいカップルに。良かった~。
美空なら大丈夫です。びしばし鍛えてやってください。

カシラに指名されたりこ。
極道に戻ったことへの賛否はあるでしょうが、いいんです、りこなら。ドラマだし。←完全にエコヒイキしてます。
もう、ひたすら格好良かったです。
翼へのキスはセクシーで、格好良すぎて、クラクラしましたよ。
「おいじゃねえよ。カシラだろ。」
黒木さんの大ファンになりました(^^)

.

そして翼。
羽鳥の寝室で苦悩を吐き出し、子供のように声を殺して泣くシーンは圧巻でした。
うまいです、クサナギさん。

羽鳥は前半は介護問題における必要悪を具現したような設定でしたが、アルツハイマーが進行してからは天使のような存在に変わっていったように思いました。
翼の閉ざされた心を開くことのできる唯一の存在へ。

現実のアルツハイマー患者のあり方を追求はしませんでしたが、涼太を含めて、孤独な翼の心の拠り所になったということで、ドラマとしては満足したいと思います。
そして羽鳥にとっても翼はずっとそっと見守ってくれる身近な人なのだと。

.
.

テーマがテーマだけに入れ込みやすいエピソードの時とそうでない時の差はありましたが、通してみると、期待を上回る、非常に良くできたドラマだったと思います。

ゲストを含めてキャストの皆さんも素晴らしく、多少無理があるかな、という展開の時にも説得力をもたらしていました。

.

ラスト、オーナーが封鎖の看板を外したところで、ジ・エンド。
また、みんなが戻ってくるのでしょうか。そしてまた苦悩するのでしょうか。

含みを持たせたエンディングでした。
.

スタッフ、キャストの皆さん、お疲れ様でした。楽しくて考えさせられるドラマでした。
.

.

.

#1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9 #10

« ドリアン・グレイの肖像:舞台 | トップページ | 派遣のオスカル~少女漫画に愛をこめて #02、#03 »

#ドラマ:2009年第3クール」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 任侠ヘルパー 最終回:

» 任侠ヘルパー 第11話(最終回)最後の手段 [レベル999のマニアな講義]
『最終回15分拡大SP…最後の手段』内容彦一(草なぎ剛)らの正体がバレ、騒ぎが大きくなっていく“タイヨウ”周辺住民の苦情により、ついに閉鎖されることになってしまう。そのことを彦一、りこ(黒木メイサ)三樹矢(藪宏太)黒沢(五十嵐隼士)二本橋(宇梶剛士)そ...... [続きを読む]

» 【任侠ヘルパー】最終話感想と視聴率 [ショコラの日記帳]
最終回の視聴率は、前回の13.0%より上がって、15.6%でした♪前回がこのドラマにしては低かったので、戻して良かったです♪ドラマ内容、りこが幹部になって良かったです♪でも、選ばれたのは、彦一でした。りこは事前に、彦一が選ばれるだろうと思っていて、幹部の...... [続きを読む]

» 草なぎ剛の「任侠ヘルパー」最終話★介護難民とヤクザと厚生労働省 [子ソダチP's 光速L(気分は冥王星)SQ]
「任侠ヘルパー」最終話  最後、園崎所長(大杉漣)が閉鎖された「タイヨウ」の封を開けようとしてお終い・・・。  なにか意味ありげな終わり方・・・。 【 年寄り食い物にして 】  最低料金、最低サービスの介護施設を経営していた鎌田。  施設が破たんして、高齢者を「タイヨウ」に連れてきて、そのまま”ドロン”  介護難民!!(なんか色々考えさせられる)  で、翼彦一(草?剛)らが鎌田を探して施設を訪れると、弁護士と名乗る男から電話。  彦一が話すうちに、相手は苛つき始め「施... [続きを読む]

» 任侠ヘルパー 最終回 [ぷち丸くんの日常日記]
彦一(草彅剛)、りこ(黒木メイサ)、五郎(五十嵐隼士)、三樹矢(藪宏太)、 二本橋(宇梶剛士)たちは、介護施設「タイヨウ」が閉鎖に追い込まれたこと を鷹山(松平健)に報告する。 その頃、タイヨウでは晴菜(仲里依紗)や園崎(大杉漣)たちが、利用者たち の受け入れ... [続きを読む]

» 任侠ヘルパー☆最終回 [せるふぉん☆こだわりの日記]
閉鎖する事になった「タイヨウ」晶と涼太もタイヨウを出て行く事になった。 二人が出 [続きを読む]

» 任侠ヘルパー 最終回 (加藤清史郎さん) [yanajunのイラスト・まんが道]
◆加藤清史郎さん(のつもり) 加藤清史郎さんは、フジテレビ系列で毎週木曜よる10時から放送されていた連続ドラマ『任侠ヘルパー』に羽鳥涼太 役で出演しました。一昨日は第11話(最終回)が放送されました。●あらすじと感想... [続きを読む]

» 任侠ヘルパー #11 最終回 [酔生夢死]
最終回拡大スペシャル前回彦一たちの正体がバレ、後始末のため、施設に戻る一行そこへ経営破たんし、行き場を失った施設の一行がタイヨウに転がり込んでくる責任者は姿をくらまし、タイヨウはその利用者の面倒まで見なければならなくなる元の施設を見に行った彦一&晴菜は...... [続きを読む]

» 《任侠ヘルパー》★最終話 [まぁ、お茶でも]
鷹山にタイヨウが閉鎖になると、一同が報告した。 幹部hは、最初からあきらめてるヤツは選らばねぇと言った。 タイヨウでは晶が、涼太と最期の住まいを決めて出て行くところだった。 最後に、頑張れよと、彦一にしては珍しい言葉が口をついてでた。 晴菜が、彦一たちに変な人が来ていますと知らせた。 ... [続きを読む]

» 任侠ヘルパー [読書・映画・ドラマetc覚書(アメブロ版)]
 最初は何となく草なぎくんが悪い役で出るみたいな感じを聞いていて、ちょっとした興味から見出した。つまらなかったらやめようと思ったら、結構はまって最後まで見てしまった。  やくざの幹部を決めるために、なぜか老人ホームでヘルパーとして働くことになった、やくざの面... [続きを読む]

« ドリアン・グレイの肖像:舞台 | トップページ | 派遣のオスカル~少女漫画に愛をこめて #02、#03 »

作品一覧