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2009年9月30日 (水)

2009年9月の読書

※読書順、敬称略です。緑色のタイトルが新読、茶色のタイトルが再読です。

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○読書<新読> 

デイヴィッド・コパフィールド 著:チャールズ・ディケンズ 訳:中野 好夫(新潮文庫版・全4巻)
甘露梅―お針子おとせ吉原春秋  著:宇江佐 真里(光文社時代小説文庫)
オリエント急行の時代 ヨーロッパの夢の軌跡 著:平井 正(中公新書)

○読書<再読> 

田中貢太郎 日本怪談辞典 編:東 雅夫 (品切れ)
文豪怪談傑作選特別編 文藝怪談実話 編:東 雅夫(ちくま文庫)
ロンドン―ほんの百年前の物語 著:小池 滋(中公新書:品切れ) 
ロンドン歴史物語 著:川成 洋(丸善ライブラリー:品切れ)
階級にとりつかれた人々 英国ミドル・クラスの生活と意見 著:新井 潤美(中公新書) 

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「デイヴィッド・コパフィールド」

DVDを見て購入。

おおよそ180年ほど前の小説ですので、この時代の頃の小説の「作法」にのっとった表現で書かれてある部分がわかりにくくはありましたが(古典ですから。)、とにかくストーリー自体が面白いので、あっという間に読めてしまいました。

なお、岩波文庫版と迷ったのですが、あちらは新訳で全5巻。こちらは訳者が中野好夫さんということと、えー、財政的な見地から(汗)、全4巻の新潮版を選択しました。

昔ながらの格調高い言葉使いが奥ゆかしくて懐かしかったです。

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「甘露梅―お針子おとせ吉原春秋 」

※感想は後日書く予定です。

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「オリエント急行の時代 ヨーロッパの夢の軌跡」

※感想は後日書く予定です。

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「田中貢太郎 日本怪談辞典」

絶版(2009年9月現在)、中古でも出回っていないのには驚きましたが、アンソロジーは他にいくつか出ているようで、ちょっと安心しました。
江戸時代から昭和初期までの「本当にあった怖い話」と、田中貢太郎氏のオリジナルが収録されています。

田中氏の「怖い話」は、単純な因縁話で終わらせない手法をとっているので、何となくシュールで割り切れない、ぬめっとした後味の悪い話が多いのですが、しめっぽくないとういか、男っぽい文で書かれているので、すらすら読めてしまいます。で、後でじんわり恐い、と(笑)。
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「文藝怪談実話」

東雅夫さんの編集なので、面白くないわけがありません。怪奇ファン必読の書かも。

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「ロンドン―ほんの百年前の物語」

「おできの大親玉」と比喩された19世紀のロンドンをディケンズの視線を借りながら描いた平易な文章でドキュメント風に書かれた評論です。ロンドンを「逃れの町」と評した著者の、この町とこの町に住む人々に対する愛情が伝わってきます。

ディケンズだけでなく、「トム・ジョーンズ」などの著者として近代英国文学史を語るときには欠かせないヘンリー・フィールディングがスコットランドヤードの基礎を築いた人だったとか、当時の治安状況や貧しい人々の生活が監獄生活を含めて、明快な文章で書かれており、とても面白く感じました。特にスコットランドヤードの歴史は興味深かったです。

悲惨で過酷な労働から逃れるようにアルコールやアヘンに溺れる貧しい人は、またとてつもなく残酷でドライである。例えば、「熊いじめ」に熱中する人々や「公開処刑」にいい席を求めて群がる人々など・・・・残酷なのは上流階級も同じだったらしいのですけど。

また、ディケンズの文体を

(これは翻訳ではなかなか表現しがたいが)高雅と卑俗、文語調と口語調、重たくて長くて論理的なラテン語系の単語と簡潔で暗喩の喚起力の強いアングロ・サクソン系の単語、というような異質のごった煮となっている。まさにコヴェント・ガーデン界隈と、ひいてはロンドン全体とそっくり同じ特質が、そこにあるのだ。

と表現されています。英語がすらすらと読めたらな~。一応ぼちぼち勉強はしているのですが、全く進みません(^^;;

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「ロンドン歴史物語」

18~19世紀については元の資料が同じらしく、上記「ロンドン~」と重なる部分はありますが、ウィリアム・ホガーズの銅板画についてより詳しい説明がされていて、これも興味深い作品。

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「階級にとりつかれた人々 英国ミドル・クラスの生活と意見」

「ロンドン―ほんの百年前の物語」「ロンドン歴史物語」はロンドンを貧民層中心に描いていますが、本作品はそのちょっと上の人達・・・ミドル・クラス、それも「ロウアー・ミドル・クラス」の微妙なコンプレックスと英国の階級意識を、著名な英国文学を例にとりながら分かりやすく綴られた非常に面白い評論です。

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あと、スティーブ ジョーンズ著の「恐怖の都・ロンドン」「鍵穴から覗いたロンドン」などが、自分なりの「19世紀のロンドン」を想像するのに、大いなる助けとなりました。こちら二冊は元々観光ガイド用に書かれたものらしく、ちょっと下世話な部分、特に後者はヘンリー・メイヒューのロンドン探訪記を基にしているのでかなりお下品ですが、それはそれで身近で面白いです。

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