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2009年6月13日 (土)

有名になる方法教えます

1954年製作 ※日本未公開

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出演: ジュディ・ホリデイ, ピーター・ローフォード, ジャック・レモン
監督: ジョージ・キューカー
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ニューヨークにやってきた女性がとある方法で一躍有名に。果たしてその方法とは…。(amazonより)

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これではあまりに短いので、パッケージに書かれてある程度に粗筋を書きます。ネタバレはしてないつもり。
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「有名になること」を夢見て田舎からニューヨークに出てきて2年が過ぎたちょっと天然な若い娘、ジュディ・ホリディ演ずるグラディス・グローバー(Gladys Glover)。
必死で1000ドル貯金はしたものの、肝心の夢はいっこうに叶いそうにありません。もうあきらめようか、どうしようか。彼女なりに悩みます。

そんな時、ハイドパークでハンドカメラを回していたドキュメンタリー映画のカメラマン、ジャック・レモンと知り合います。
彼もまた田舎から出てきて10年。
その場の成り行きで、何となくジュディを励まします。「前にすすめ!」

彼に励まされて別れた後、ジュディはハイドパーク近くにあるビルの上に、スポンサーを募集している大きな看板があるのに気がつきます・・・

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原題は「It Should Happen to You」。ジャンルはラブ・コメディー、モノクロ作品です。

大分以前にジャック・レモンの出演したアクターズ・スタジオ・インタビュー(Inside the Actors Studio)、もしくはAFI(アメリカ映画協会)の生涯功労賞受賞式で彼の映画デビュー作品として紹介されていたのを見ました。

ピックアップされていたのはピアノを弾きながらジュディ・ホリデイとデュエットをしているシーンです。

その際、ジャック・レモン自身はもちろん、観客も主演女優のジュディ・ホリデイを非常にリスペクトしていたのが印象的でした。

以来、何となく気になっていたのですが、「日本未公開」だったのであきらめていました。それが2005年にDVD発売されていたとは。しかもレンタルできるなんて。早速鑑賞。

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ジャック・レモンは1925年生まれなので製作時は20代後半です。
でも芸風はそのままですし、達者だし、ファニーフェイスなので新人にはとても見えない(笑)。
でもやっぱり若いかな。

ジュティ・ホリディは名前だけは知っていたのですが、ほとんど初見です。
今回、改めて調べてみたら、出演映画は5本のみ。うち日本で公開されたのは2本だけ。ブロードウェイで活躍されていたそうです。1965年に43歳で亡くなっておられたんですね。
少しマリリン・モンローと被る役柄ではありますが、もっと軽く、安定感があります。

M・Mは不安定で不確実な部分が魅力に思えますが、この印象にあまりにも有名な彼女の生涯から受ける先入観が入っていない、とは言い切れません。

監督は名匠、ジョージ・キューカー。
本作品は小品ですが、編集の切れの良さは抜群です。
おそらくもっと長かったであろうストーリーの無駄な部分をどんどん削って、90分弱のお話にまとめています。
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アイデアが良いです。製作者はこのアイデアを思いついた時、「もらった!」と思ったに違いありません。
後半はラブコメの王道を押さえています。上品です。それで安心するか、物足りないと感じるかは人それぞれだと思います。

しかしストーリーを貫く少しシニカルな視点はぶれません。加えてこの軽やかさは一体なんなんだろう。エンターティメントとしての自負と自覚を感じる作品です。

ジュディの「有名になること」の「有名」の実態がわからないところが面白いです。
俳優になりたい、とか歌手になりたい、という具体性が一切なく、単に有名になりたいだけ。

テレビでの天然な「オバカ発言」が一般視聴者に大うけする様、またその反応を見て「素人」である彼女のキャラクターが売れる、と判断する業界人など、今見てもまったく古いと感じません。

今ならグラドル、といったところでしょうか。こういう売り方は普遍的。だから話が古くならないのでしょう。後はそれを悲劇にするか、喜劇にするか。

売れないカメラマン、ジャック・レモンがいつも手にしているのは8mカメラ。部屋の中も機材で一杯という、当時の最先端をいくオタクなキャラ設定です。

この設定で生まれるエピソードはその後ビデオやDVDなどが普及するにつれ、少なくとも百回以上は使われているでしょうが、とにかく演じているのがジャック・レモンですから(^^)。

1950年代当時の公開バラエティー収録の様子も興味深く、ニューヨークの風景にもモノクロならではの美しさを感じました。

日本人にはちょっとくどい部分もあるかもしれませんが、洗練されたテンポの良さが大変心地いい作品でした。

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