11人もいる! 第9話 最終回
老朽化してガタがきている真田家。漏電、あぶない!
結婚はできないけれども、ずっと才悟と一緒、とメグミ。
ということで、設楽不動産の日村さんなど、細かいネタは置いといて(笑)、ざっくり粗筋と感想を書きます。
春。
すべり止めが落ちたんだから、絶対無理、と先生に言われた国立に滑り止めで受かっちゃった一男。
チャラ男になって、合コン三昧で・・・大学生デビュー。遊ぶお金はどこから捻出したのでしょう。
大きいおなかを抱えて文句ひとつ言わずに健気に家事をこなすソアラ。こういう時、大家族って気がまぎれるかも。
さて、一男以外にも、真田家それぞれが新しい生活に。
三子は高校生、五月は中学生に、ヒロユキは就職先がみつかり、家を出て行くことに。
そして実は60回ローンでデジタル一眼レフを手に入れて、カメラを先生に返しました。
夏。
遊びまくっていた一男。合コンで一緒になった、早稲田を中退して三浪してまで、福祉学科の充実している一男のいる大学に入学した、という女子に、こんなに遊び呆けいて、将来のことを考えているのか、と問い詰められます。今は三人に一人が就職浪人の時代なんだよ、と。
そういうあんただって合コンにきてるじゃん、と、一男のために一応突っ込んでおきました。
ぐっさりきた一男。今度は五月病になってしまいます。登校拒否で太宰、芥川。(苦笑)
しかし、ソアラの姿を見て、これではいかん、と・・・学校ではなくて、ガソリンスタンドのバイトに復帰。さらにゲイバーにも。
ゲイバー復帰はメグミが知っていたようで、才悟を通じてソアラの耳に入りました。
久しぶりの家族会議。
一男がパニクってます。なんだかんだと例によってめんどくさいことを言ってましたが(笑)、結局、まわりはもう次のことに向って動いているのに、自分には夢もない、何もやることがない。大学生という生まれて初めて手に入れた自由な時間をもてあましているようです。今まで家族のために一生懸命働いていたつもりが「俺のほうが依存していたのかもしれない」
「いらっとする」
ここで、ソアラ、切れる!
そら、そうでしょう。もうすぐ子供が生まれるっていうのに。何が自由だ。お金のために働いて何が悪い。大学だって、一男が大学に行くことが条件で結婚したのに、今更ぐだぐだ何言ってんだ~、と恵直伝・ちゃぶ台ひっくり返しをした途端、産気づいてしまいました。
ソアラのお父さん、サムもかけつけ、大騒ぎ。
ここでこっそりきていた兎ちゃんが大活躍です。
「実は助産婦の資格をもっている、ついでにフォークリフトも。」
ややこしい人だな(爆)。でもおかげで無事元気な男の子が誕生しました。
自分のやるべきことを、やっと抱きしめた一男。
名前は、はじめ。才悟の次にはじめ。確かにいい名前です。メグミが考えたそうです。
秋。
ひと段落した真田家で、一男とソアラの結婚式がとりおこなわれました。
はじめを実、恵にあずけて、新婚旅行に旅立つ二人・・・チャリンコで。うん、よく似合ってます。行き先はみなとみらい。
一方、残った真田家は東京タワーへ・・・そのころ。そう、冒頭からバチバチ伏線が張ってあったブレーカーがついに限界に。
二層式洗濯機が止まってしまったので、メグミがブレーカーを元に戻した後、火花が軍手に引火して、真田家はついに炎上してしまいました。
駆けつけた真田家。
メグミは?
火や煙に包まれたお仏壇の奥のメグミの写真が切なかったです。
冬。
真田家は、真田車になっていました。
車は、焼けた家の後始末をして手元に残ったお金で購入。
家族は車中に寝泊りしながらの放浪生活をおくっています。一男とソアラ、はじめは週末だけ合流するらしいです。
家の中のもので残ったのは、「日だまり」の看板と、1枚の家族写真と、ちゃぶ台だけ。
メグミは、火事以来姿を見せなくなりました。
ある日一家を迎えたのはヒロユキと、元の社長で今は老人ホームの院長をしている、ヒロユキの元上司。やっぱり再登場してくれました。
で、真田家は何をやるかと思えば。
「真田合唱団」。トラップファミリーみたいです。←「サウンド・オブ・ミュージック」のモデルとなった一家。
唄は「家族なんです」。
今までドラマの中で綴られていた、あの唄です。こういう風に使う算段だったんですね。やられた~。
合唱団として北の方をまわる一家。
五月は、念願かなって初恋の(って勝手に決めちゃってますが)男の子がいる仙台の学校に一時編入しますが、少年にはすでに新しい彼女ができていました。
失恋に泣く五月の姿を挟ながらの、唄を聞く人々の顔、顔、顔。
サム、一男、兎ちゃん、双子、恵たちが、それぞれの気持ちを込めた部分を歌っています。
生きていても死んでいても 最悪見えなくてもいい 好きだから一緒に暮らすんです それが家族なんです
夜明け前の海岸にて。
ソアラとはじめを置いて、一家に合流した一男は実にいつまでこういう生活を続けるのか、と訊ねます。
しばらくこの生活を続けていく。いつか落ち着くつもりだが、今は金がない、と明るく応える実。
家も店も何もかもなくなって、それでもこうして笑ってられる。
みんな、お前らのおかげだよ。
この旅の写真集を出して、かあさんに店を持たせるつもりだと。
一男もカミングアウト。早くも第二子ができたそうです。やはり、お父さん似。
日の出をバックに記念撮影を撮る一家。
才悟が何かに気づく・・・
家がなくてもおもしろい あったらあったで超おもしろい それが・・・家族なんです
春。
有言実行、写真集を出した実。
出版された「真田合唱隊放浪紀」を見て、やっぱりうちは貧乏じゃない、と微笑む一男。
さらによーく写真を見ると・・・「11人もいる!」
メグミが写ってました。初めですね、亡くなってから写真に写ったのは。
ドラマ当初の「11人」に戻りました。
で、オチは。
「真田合唱隊」としてダイナミックファミリーに続く大家族モノのシリーズに出演することになった真田家。
海岸にて駄菓子と残り物のカレーで作ったカレー雑炊を作る一家がデレビに写った途端。
テレビのチャンネルをもったダイナミック・パパが「貧乏くせっ」とバチッ。
このオチは、どうだろう?テレビ出演はともかく、ダイナミック・パパのひとことは・・・好みですね。宮藤さんの照れなのかも?
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粗筋だけなのに、この量。
前回あたりから展開が徐々にスピードアップ、で、今回は1年を詰め込んできました。
最終回をこういう展開にすること自体に、宮藤さんのメッセージが込められていたことはわかりました。
正直言って、ドラマ当初のイメージを持ち続けていると、綺麗に纏まったかどうかは微妙なのですが。
日常を丁寧に描いた上で、突然すべてが失われてしまった状態を描く・・・ここまでの話は全てラストに向けた助走のようにも思えました。
家族とともに過ごした日常の思い出は消えない。そして、また新たに作られる。
それは環境が変わっても途切れることなく続いていく。
明るさを失わない実たち、真田一家。
・・・宮藤さんなりの大震災に見舞われた方々へのメッセージかと。
まだ大学生の一男がどうやって子供たちを食べさせているのか、など、細かい突っ込みは、兎ちゃんが助産婦の資格を持っていた、という設定の前には、すっ飛んじゃいました(爆)。
ただ、「11人もいる!」の11人目、というドラマのキーであったはずのメグミの存在が宙に浮いてしまった感じはしました。
ですので、メグミとセットだった才悟も、ラストは少し影が薄かったかも。
まあ、メグミの話は前回で終わってはいたのですけれども・・・これもラストに向けての計算なのでしょう。
メグミは「生きていても死んでいても 最悪見えなくてもいい 好きだから一緒に暮らすんです」という、残された人々の思いを具現化したものなのかもしれません。見えなくでも、ずっと一緒・・・。
一男一家は未来の象徴なのかな。
明るく歌う家族の中でただ一人、仙台のBFにふられて涙を流し続ける五月が印象的でした。
追悼の暗示なのかなぁ・・・などなど、見終わった後で、色々と考えてしまいました。
中盤、四郎のエピあたりからどんどん面白くなってきたと思います。
お遊びと本筋の緻密な連動などは、さすがでした。
誰か一人の存在が飛びぬけているのではなく、真田家、メグミとセミレギュラー陣がユニットとしていい感じで機能していたと思います。
個人的に印象に残ったのは、星野さんのとぼけた暖かい雰囲気、破壊力抜群のきたろうさん、コワモテだけど心優しかったRED RICEさん、そして光浦さんの個性がうまく引き出されていたこと。
神木さんは、これでまたキャリアを積んだねって感じ(^^)v
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まとめとして。
最終回はドラマの流れ的には賛否両論あるかもしれませんが・・・
今回の大震災と向き合ったテレビ・ドラマは、NHKのセミ・ドキュメント以外は、まだ作られていないはず。作るには、早すぎますものね・・・
今、この未曾有の出来事を織り込みつつ、メッセージをいっぱい込めたコメディを作られた志と勇気を感じました。
楽しくて、悲しいコメディでした。
スタッフ、キャストの皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。
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